軍事アナリスト、ニコライ・ベレスコフ氏「今年前半は戦線守れる、問題は後半」
2024/3/1 14:56
https://www.sankei.com/article/20240301-37MJ7WXSTZMLRBDRUU3ZWU4MCU/
ウクライナ大統領府は、相変わらず強気一点張りですが軍事アナリストは、ウクライナ的見通しを示しています。今年前半は、「積極防衛」で大丈夫だそうです。
「積極防衛」とは❓
『防御に注力し、露軍を消耗させること』
要は攻撃してくるロシア軍に打撃を与えつつ防御するという意味のようです。
もう少し分かりやすく書くと❓
攻撃は無理だから防御に専念する・と言う意味だと思います。
やはりやや負け戦の気配がありますので、言葉は大切なようです。言葉では負けない!と言うことでしょう。
色々ロシアの戦闘機を10機撃墜したとか軍艦を何隻撃沈したとか戦果を誇ってはいますが、地上の戦闘ではウクライナ領を削られています。全部、大勝利とは言いにくい部分があります。
戦闘機をどれだけ撃墜しようと軍艦を何隻撃沈しようとロシア兵を何人殺そうと、領土がなくなれば戦争は負けです。
2023年の反撃作戦の失敗の理由も述べていますが、あくまで悪いのはウクライナ以外です。ウクライナ軍の戦術の間違いには、一言も触れていません。
さすがに今年の反撃作戦には触れていません。
今年は「積極防衛」をしつつロシア軍に損害を与え、同時に来年の反撃作戦の準備をするようです。
もっとも、そうできたら上出来だ・とも言っています。
余り確信は、持てないのでしょうね❓
今年の前半は、「積極防衛」が可能だと言っています。
後半は、アメリカの援助次第だと言っています。
なければどうなるか分からない(負けるかもしれない)から「アメリカの援助が必要だ=早く援助してくれ」と言うのが、要は結論のようです。
流石にアナリストは、大統領府のように楽観的な見通しは持っていないようです。
ウクライナの場合は、大本営発表とプロパガンダばかりなので実際のところどうなっているのかが、良く分かりません。
まあ❓
それは負けている方の常で2022年9月ごろは、ロシア国防省も大本営発表のオンパレードでした。
ロシアとウクライナの違いは❓
ロシアの場合は国防相がロシア国会に呼び出されて、毎日つるし上げを食っていました。
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27