航空万能論
2024.08.8
ウクライナ軍のクルスク侵攻、20拠点を占領してコレネヴォ郊外に到達
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-troops-advance-into-kursk-seizing-20-bases-and-reaching-korenjevo-outskirts/
HaraBlog
2024年08月07日15:16
クルスク州スジャ地区の次は? 今後のウクライナ軍の越境攻撃の可能性についての分析
https://hara.livedoor.biz/archives/52340624.html
2024年08月07日13:50
クルスク州 ウクライナ部隊が侵入している地点にガスパイプラインの施設
https://hara.livedoor.biz/archives/52340621.html
2024年08月07日13:16
クルスク州の状況 8月7日午前1時(日本時間午前7時)の状況
https://hara.livedoor.biz/archives/52340620.html
Forbes⇒ウクライナ万歳サイト
2024.08.07 16:30
⑤ウクライナのロシア人義勇兵組織が再び越境襲撃 貴重な兵力の浪費に
https://forbesjapan.com/articles/detail/72991
BBC
⑥ウクライナがロシアに越境攻撃、主要ガス施設制圧との情報も クルスク州に非常事態宣言
https://www.bbc.com/japanese/articles/cly95z0708wo
ウクライナ軍のクルクス州越境攻撃は、不明なことだらけです。
東部戦線でも南部戦線でもウクライナ軍は劣勢な戦いを強いられています。特にドネツク戦線の一部では、壊滅的ともいえる戦場すらあります。
本来、予備部隊があるのなら当然苦境にある戦場に増援部隊を送るべきです。
⑤のウクライナ万歳サイトのForbesのライターすら批判的です。
誰が考えても「他にやることあるだろ!」と思います。
しかしウクライナ軍は、「他のやるべき事」は放置してクルクス州越境攻撃を始めてしまいました。
<参考過去日記・詳しくはこれを読んでください>
ウクライナ軍のクルクス州越境攻撃の目的は❓<ウクライナ紛争2024/08/08
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/a2eb64ab097f5abd4cd4d2978e87132a
意味不明なウクライナ軍のクルクス州侵攻作戦とニューヨルクNiu-Yorkのウクライナ軍<ウクライナ紛争2024/08/07
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/a89e99cdb4cbf9f404e4eaaa75cff67d
目的の一つには、⑥のBBCの記事が分かりやすいです。
苦戦の東部戦線から視線をそらせて、クルクス州越境攻撃に注目を集めて、ウクライナ軍の攻撃的姿勢をアピールすることです。
同じ目的でやっていたのがヘルソン州ドニプロ川東岸のクリンキー作戦です。最近は規模を縮小して、やっているのか止めたのか良く分かりません。
これも「ウクライナ軍が攻撃ししている!」ことをアピールするための政治目的しかない戦場です。
ほぼ軍事的には無意味で一方的にウクライナ軍に損害が出るだけの戦場でした。
そのような政治的な目的は、かなり大きいと思います。
どこでもかしこでも負け続けでは、国内向けにも支援国向けにも都合が悪いから、勝っているように見える戦場を作り出したいのかもしれません。
そもそもロシア軍は、国内に約100万人はウクライナ紛争とは別の部隊が待機しています。
この部隊は、定期徴集兵が多く在籍しています。
ロシア政府と国民の約束で徴集兵はロシア国外の戦場には送り込めません。
ウクライナ4州はロシアの領土になったのだから、送ってもいいと思いますが、ロシア国民の反発を恐れて、今も徴集兵はウクライナの戦場には送っていません。
契約兵士と応募してきた応募兵が、ウクライナの戦場のロシア軍です。
ウクライナ軍がロシア領を越境攻撃すると、このロシア国内で待機している約100万人のロシア軍をクルクス州に派兵することが出来ます。
周辺の基地からかき集めて送っても5万人程度は、直ぐに派兵できると思います。
ウクライナ軍がこの作戦に動員した兵力は不明です。
しかし最大数万人もいるかいないか程度だと思います。
ハルキウ州のロシア側には、別に15000人程度のロシア軍がハルキウ北部戦線には参戦しないで待機状態にあります。
あちこちからロシア軍が集まってくると、ウクライナ軍はたちまち数の上で劣勢になると思います。
『ウクライナ軍のクルクス州越境攻撃は、ウクライナに何をもたらすか❓』
普通に考えるとハルキウ州北部戦線と同じことになると思います。ベルゴロド州をウクライナがロシア人の反乱分子部隊や、極右民兵組織などを動員して荒らしまわったので
ロシアは、ハルキウ州北部に緩衝地帯を作るという名目で侵攻してきました。
今も激戦が続いています。
相当ウクライナ軍は兵力を投入していますが、一向にロシア軍を追い払えないままです。
ウクライナ軍がクルクス州越境攻撃をやってしまうと、単に荒らしまわって逃げてきて御仕舞では話は済まないと思います。
結構、ロシア人民間人の犠牲者も出ています。
「危ないから、クルクス州の向かい側にも緩衝地帯を作ります」
絶対、話はこうなると思います。
こうなるとクルクス戦線が形成されて、戦線がまた一つ増えてしまいます。
今、越境攻撃に投入している部隊もクルクス戦線に張り付けなければ、ならなくなると思います。
そうするとウクライナ軍は、東部戦線がどう危機的な状況になろうと援軍を送ることは不可能になると思います。
こうして、どんどん戦場が増えて行けばどうなります❓
タダでさえ兵力不足のウクライナ軍は更に兵力不足が深刻化します。
危機的な状況に陥った戦場は見殺しにして放置するしかなくなると思います。
もう既にポクロウシクPokrovsk戦線は、それに近い状況になっています。
『ポクロウシクPokrovsk戦線でロシア軍が各方面で進撃中<ウクライナ紛争2024/08/08』
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/464e6b1f1dd8e2d796ada01ef20c813e
つまり、これに近い状況が他の戦場でも起きるでしょう。
自滅を早める自爆攻撃としか言いようがありません。
何を考えているのやら分かりません。
どうなるんだか❓
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27