大峰奥駈七十五靡の名称と道程 宮城信雅
六十三 普賢ケ嶽(ふげんだけ)
小篠(をざさ)より 五十余町(よちやう)、眺望(てうぼう)よし、頂上(ちやうじやう)よりすこし手前に左に折れて、経筥石の行場がある。高祖大士(こうそだいし)が法華経(ほけきやう)を納(おさ)められた處(ところ)と云ふ。けづりたてた様(やう)な、がけ道を木や石にかぢりついて下る。絶壁(ぜつぺき)の岩石(がんせき)に経(きやう)を納められた處がある。
大峰奥駈七十五靡の名称と道程 宮城信雅
六十三 普賢ケ嶽(ふげんだけ)
小篠(をざさ)より 五十余町(よちやう)、眺望(てうぼう)よし、頂上(ちやうじやう)よりすこし手前に左に折れて、経筥石の行場がある。高祖大士(こうそだいし)が法華経(ほけきやう)を納(おさ)められた處(ところ)と云ふ。けづりたてた様(やう)な、がけ道を木や石にかぢりついて下る。絶壁(ぜつぺき)の岩石(がんせき)に経(きやう)を納められた處がある。