またまた、お仕事の月曜でございます。生きる為に真面目にお仕事をしないと。
昨夜、オフィスにドでかいハエが紛れ込んできました。一瞬にしてオフィスは大騒ぎ。
カノリンヌ達は全員、虫嫌いなんです。カノリンヌなんか自分ちのベランダすら
出ません。スタッフが全員女性と言うのはこういう時に難儀であります。私はひと暴れ
したハエに容赦なく鉄拳を叩き込み、それをつかんで彼女達を追い回す、といった
ほのぼのした夜。ま~、たわいのない話ですが、思い出しましたよ、危険な話を。
ある大酒呑みの女性の話です。いつも終電ギリギリまで呑んでは電車に揺られて帰る。
そして昨日の服のまま、朝を迎える。今夜も2件ほどハシゴして、終電に猛ダッシュ。
その日はギョーザを食べていたので、口臭消しにとガムを噛んで電車に乗り込む。
今日こそはシャワーを浴びて、パジャマに着替えて寝るぞ~!と世間ではあたり前の
事を誓うが、やっぱりそのまま寝てしまう。次の日の朝。目覚まし時計だけはセット
しているのが彼女の凄いところ。あまりにも毎日呑むので、その辺の習慣はあるそうな。
ぼやけた頭でうるさいベルを切り、寝転んだまま目だけ開ける。……。まただよ、もう。
またそのまま寝ちゃった。もうそろそろ節制しないとな~。ヤメる事はできないけど、
呑む回数を少なくする事はしなくちゃ…。あ、そんな事言ってられない。早くシャワーを
浴びて会社に行かないと…。…ん?口の中に何かが……。あ、そうか、昨日、ガムを噛んだ
まま、寝たんだった…。彼女は上体を起こすと同時にガムを噛んだ。
「ガシっ」
凄い違和感。あきらかにガムを噛んだ音ではない。血の気が一気に下がる。急いで
洗面所に走り、鏡を見た。口を開けるまでもなく、口の中に何があるのがわかった。
彼女の口の端から、真っ黒でツヤがあるゴキブリの足が1本出ていたのであった。
酔っぱらって口を開けて寝ていたところを、ガムの匂いにつられたゴキブリが口の
中に侵入したと思われる。寝ている彼女はそんな事も知らずにゴキちゃんを何度も噛み
しめたってわけ。しかし、良い事もある。この事件をきっかけにして、彼女は酒を
のまなくなったそうな。ビシッと決まったところで、コレにておしまい。また明日~。