kiske3の絵日記

一コマ漫画、トホホな人の習性、

映画批評、恐怖夜話、あらゆる

告知をユルく描いて書いてます。

ツァトゥグァもひれ伏す栗本薫

2009年05月27日 | ボスヒコの「ラ・テレレビジョン」」
作家、評論家の栗本薫さんが26日、膵臓がんの為、56歳で亡くなれました。



安西雄介、安西竜二、安西英良、伊吹涼、加賀四郎、那須俊明、左門字徹、
草薙三四郎、アレクサンドル・ニコライエヴィッチ・カミンスキー、橘安生、
那須珠子、阿部晴明、桂木円、柴文明、相模忍、金剛一童、伊吹風太、
葛城天道、葛城秌子、葛城繁、白鳥夏姫、北斗礼津、藤原華子、茨木瞳子、
結城伽耶子、結城大和、生島耕平、フランシス、北斗多一郎……そして
クトゥルーの邪神群。



2009年4月、NHK・BS2にて放送中のSFファンタジー「グイン・サーガ」。
小説の方はは126巻で未完の大作、傑作となりました。もうひとつの
未完の大作であリ傑作の「魔界水滸伝」はハルキ・ホラー文庫で発売されて
いる。私は「魔界水滸伝」が大好きで、当時は漫画連載のような気分で
次巻が出るのを待っていました。当時のカドカワノベルズでの表紙と挿絵は、
永井豪先生。それがきっかけで買った魔界水滸伝だったものの、話の面白さ
とキャラクターの魅力に圧倒されました。なんせ、H・P・ラヴクラフトの
クトゥルーと神州・日本を中心とする神々が戦う話ですから、で、どこで
戦うかって言うと、宇宙だったり、地球だったりする。地球なんて人間さん
がいますから、人間も必死で身を守らないといけない。仕方がなく、戦う
わけです。水滸伝と言いながら三国志みたいに三つ巴になって行きます。
そして、戦ううちに人間の中から「禍津神」と言うニュータイプが出て
きます。こんな話、面白いのに決まってます。アニメ化なら許しますが、
今流行のクソ的な邦画にされないように祈っているくらい面白いのです。
私の仕事部屋には今でもその魔界水滸伝があります。ボスヒコのバイブル
です。今、菩須彦がライブペインティングである程度、成功している理由は、
栗本薫さん、永井豪先生、石川賢先生の御陰だと思っております。石川賢
先生も栗本薫さんも逝かれましたが、彼らが持っていた何かを受け継いで
行く者達がたくさん居ることでしょう。


2008年11月4日、がんの為、亡くなられたマイケル・クライトンさんも
大好きな作家でした。彼の本の出会いで本の虫になったくらい好きです。
『アンドロメダ…』『ジュラシック・パーク』『ライジング・サン』
『ER緊急救命室』の映像化作品でおなじみですね。彼の作品はほとんど
読んでますが、その中でボスヒコベストは、なんと言っても1998年発売の
『スフィア』です。映画の方はなんだかな~って感じでしたが、小説は
面白いし、ハラハラするし、先読めないしで、ヤバいです。ずっと深海の
話ですから、夜中、ベッドの上で間接照明だけで読と臨場感抜群です。

栗本薫さんとマイケル・クライトンさんの小説にはかなり影響を受けて
いると思います。彼らの小説の中の題材ではないですよ。「次を読みたく
なる、結果が気になる」って辺りです。もちろん、彼らと並んで言って
いるのではありません。影響を受けて、ド素人ながらも効果と結果が出て
いるって事です。だってね、私が日記書き出したのって、2005年から
ですから。まあ、ほぼ毎日書いているから、継続は力なりですな。しかし、
2005年以前は日記なんて面倒臭いもんは、いっっっっかいも書いた事が
無いのです。でも、皆さんがそこそこ楽しんで頂ける内容が書けている。
彼らの本を読んでいた御陰だと思います。ほぼ睡眠学習に近いもんがあり
ますな。ボスヒコ日記がお好きな方は、絶対に栗本薫さんとマイケル・
クライトンさんの小説はボスヒコ日記の1000倍以上、楽しんで読めると
思いますので、ぜひ、読んで頂きたいです。影響を受けていると言えば、
もう1人いました。尼崎が生んだロックな作家、中島らもさんです。
残念ながら、彼もこの世にはいません。出身が同じと言うこともあり
ますが、感覚もやはり良く似ていて、「あ~わかるわかる」と共感する
ものが彼のエッセイにはありました。昔からずっと、松っちゃん浜ちゃんの
ダウンタウンが好きなのもその土地的感性が同じだと言う事かなーとも
思ったりしてます。中島らもさんの適度にユルいエッセイは私が日記を
書く姿勢に影響していると思います。ほぼ、毎日日記を書くって事は
普通の人にはしんどい事。基本的にmixi日記とクソGREE日記と「kiske3
の絵日記」は同じなんですが、たまに絵日記の方だけ絵日記オリジナルの
日記を書く時があります。仕事してんの? いつ寝てんの? って感じ
ですな。なぜ、そんなに書けるのかと言うと、キーボードを打つのが早い
ってのもあるが、気負いも気合いもなく、ユルく考えて書いているのです。
中島らもさんなんか、おんなじ話が違う本にも何回も出て来ますからね。
そんなくらいの気持ちでユルく書いています。なんだか全然まとまらない
話になりましたが、皆さんの中でも、自分の人生や考え方を変えた作家
さんの本や漫画に出会えていると思いますが、その本を読まなくても、
手に持つだけで幸せな気分になりますね。最近、活字離れや競合市場の
出現、書籍の短命化などによる売り上げの低迷などから、出版業界は
不況に陥って元気がありません。仕方が無いとはいえ、悲しい事です。
栗本薫さんは良い時代に生きたと思います。アリガトウございました。














また読もう、栗本薫。                     ボスヒコ

 ランキングなんです。ここを押してほしいのです。