マッキーというと、「どうしようもない~」と、この曲だよなー@kirekoです。
>SPY
http://jp.youtube.com/watch?v=qclqyobUUyU
最近タイトルのネタの一部になってるマッキーの曲。
知ってる人は知ってると思うけど、知らない人はこれでも見て納得してくれ。
切ない歌詞なんだけど、曲がいいよね。彼らしくて。
>拍手レス
0:31 日々ガツガツ読んでます。とても勉強になります。心からの拍手を。……凶だったのでもう一回送ります。
0:32 す、末吉だったのでもう一回送ります。
0:33 ……小凶というものがあるのを初めて知りました。このあたりで自重します。 今後も応援しております。 では。
おそらく同じ人だと思うけど、拍手ありがとうござる。
このブログを読んで勉強になるかどうかはわからないけど、もし貴方様が書いた作品がこき下ろされても、生ぬるーい気軽な気持ちで受け止めてほしい。
あと謝っておかなきゃいけないんだけど、拍手内の運勢表記については適当です。
小凶とか本当は無いです。10個まで設定できるんで、やってみたまでのこと…
ふふ、しかし可愛い奴よ。
良い運勢が出るまで拍手をしたことをコメントで白状しちゃうっていう、そういう率直な態度が、この俺様のツボを突いてくるわい。
くくく…それに、拍手したものにしかわからない特典もあるしな。
>今日の感想と批評
( ゜д゜ )ふうらい屋さんとこの記事読んでて、当ブログとも
( ゜д゜ )相互リンク張ってもらってる藤夜さんが短編を書いてたことを知る。
( ゜д゜ )告知で長く感想中止といってたので、藤夜さんとこのブログに
( ゜д゜ )足を運んでなかったのは失礼ながら事実だが、
( ゜д゜ )見てみたらなんか感想も再開してた。
( ゜д゜ )くっ…しかも投稿した短編を滅多切りにしてくれとか書いてある
( ゜д゜ )…………
( ゜ー゜ )ふっ、これは読むしかあるまい。もちろん『徹底的』にな。
■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9
*感想テンプレ
■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)
*感想テンプレ終わり
============はい開始==============
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夏の幻 ジャンル 文学 作:さくら いろは
:あらすじ
とある大学生の、ある夏の朝。物語性はありません。
:感想
いつもとは少し違う時間に乗車した電車に揺られながら主人公は…、瞬間の不思議を描く作品。物語性が無いとあらすじで言っているが、十分物語性はあると思う。伝えようというメッセージ性を含むことが、総じて全て物語の基盤ではないように、こういう話も物語としてはあっていいと思う作品だった。個人的にはオチが少し安易というか、書き手の感情としては「捻りたいな」と思う気もしたが、物語としてのオチは十分付いてると思う。ただ一つ文句があるのは、導入の部分。車内の風景を現す地の文や、その後に続く物がとても回りくどい。まあこれは読み手の能力だと思うのだが、車内の主人公の立ち居地の説明が、あと一文あれば、すぐに想像できたはずなのに、本文中4行目まで主人公が電車に居る事が想像できなかった。それに続く夏バテを印象付けたい文も、気持ちはわかるが、二重の問いかけをしつつ、否定するという手法というのは、読み手として回りくどい表現だなと思った。原文中で言うところの、
自分が鬱だと言えてる時点で、あんたたちは鬱じゃないんでしょう。とか思ってる私が鬱なのか?いや、違う。ただの夏バテだ。の部分。気になるところはそのぐらいかな。あと余談になるのだが、幻を見た話の途中で「あ、これ虫の知らせ的な死亡フラグじゃね?」とか不謹慎なことを考えてしまった。
■
漂流少年 ジャンル ファンタジー 作:春乃苑香
:あらすじ
不思議な博物館に辿り着いた少年は、全てを失っていた。名前も、お金も、記憶も、希望も。不思議な博物館で生きていくうちに、彼は”ある事実”に気づく。『博物館に眠る金魚』とリンクしており、時系列はちょっと後になる作品。
:感想
あらすじから察するに続きとか後日談とかいう類らしい。なら短編じゃなくて、連載であげろよとか思っちゃうが、それはまた別の話。と、いうわけで感想に入っていこう。ちょっと幻想的に描きすぎじゃないか?内容が不思議(理解不能という意味で)極まりないというか、もう少し世界観を肉付けする写実的な描写が欲しいし、もっと読者に訴えかける物も必要なんじゃないかと思う。この短編だけ読んで理解できねえよってのも、作者からしたらおかしい話なのかもしれないが、はっきり言って、これ一本だけ読んだ読者としては、意味不明もいいところだった。自らの世界を文章で他人に説明する時は、回りくどく感覚世界の描写を書くよりも、設定の根っこの一文を見せたほうが早い。たとえ続き物の短編だとしても、本編を読まなくても、読者がわかる文章を書くのが重要なのではないか。
どうでもいい余談の話なのだが、本文中のアブラクサスという名前を見て、神話スキーであるkirekoの脳がピンときた。まあ一般読者に判りやすく言うならば、一種の死神みたいなもんで、信託に導かれし者たちを天国へ向かわせるのが主な仕事。上半身が人間で、下半身が蛇っていう造詣。なんかギリシャ神話に出てくるゴーゴン三姉妹の逆バージョンみたいな神様だよね。
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咆吼 ジャンル 歴史 作:猪鹿野 浩
:あらすじ
老いた体にはまだ自信があるが、時代の流れは速い。だが、一族は世に出てから今日まで、いや・・・ずっと先まで、いい意味でも悪い意味でも世に大きな影響を与え続けるのだ。我等の栄光物語は永久に。
:感想
ネタバレになるが、いわゆる火縄銃の擬人化ってやつだ。少し歴史に興味のある人なら、魔王(織田信長)や鉄砲伝来のエピソードを知ってると、中盤あたりでピンとくる人も居るのではないだろうか。まあ、それに気付くっていうのが今作品一番の旨味かな。だって他の部分は旨味がねえっていうか、作者の書き方が乾きすぎなんだもん。話を通して言いたい事、やりたい事ってのはわかるんだけどさ、やっぱり文章に惹きつけるそれ以上のものがあって、初めて人間って読んで面白いと感じると個人的に思うんだよね。読み終わるまでには書き方に飽きちゃうっていうか、なんていうのかな。種のバレた手品と同じ感じがするんだよね。「眼の付け所」それだけじゃ駄目なんだよねえ、小説って。
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迷子 ジャンル その他 作:秋都
:あらすじ
幼い頃から迷子になりやすい君。いつだって俺が手を引いていた。でも、本当の迷子は…
:感想
血の繋がってない義理の妹に萌えたわけですね、わかります。
ただ可愛いと感じるだけじゃ、変な話になるんだけど、小説としてどうかと思うんだよね。もうちょっと心情なりなんなり掘り下げて物を考えてみるってのも必要なんじゃないかな。人形見て可愛いって言ってるんじゃないんだからさ、もう少し表現に書き手のこだわりが欲しいところなわけよ。あと、字数的に改行しなきゃいけないのはわかるけどさ、やっぱり読者は敏感だから、そういう字面で内容を判断されちゃうのは、書き手として悔しいところだよね。しょうがないことなんだけど、それが普通の話。だから改行面に関しては、kirekoも感心しないなと思う。
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夕立 ジャンル その他 作:おおやん
:あらすじ
急に降り出した雨を凌ぐため雨宿りをしていると、そこに憧れの先輩がやってきた。
:感想
ボーイズラブ入っているらしいので、苦手な人は即バックしてくれ。『全身ビショビショに濡れたので雨宿りしてたら、なんか知ってる先輩がいるじゃん、ああ、男が男に見惚れるなんておかしいけど、でも、これって何かの始まりかしら、うふふふーん』うん、そうだな。よくある話と展開だ。
で、なんで男同士じゃなきゃいけねえんだこの話。てか、主人公か先輩が女でも全然成立する話じゃねえか、これ?くっそー、結局なんだかんだいって爽やかすぎるんだよね。肌にあわねえっていうのか、同性として気持ちがわかんねえっていうのかな、主人公の思考が女々しくて反吐が出る。むしろいっそ「男の首にもたげたら清涼な汗の匂いがした」ぐらいのパワーがあって欲しいわけよ、こっちとしては。ボーイズラブってのが、どういうモンなのか俺にはよくわからねえけど、男同士だからこそ出来る話の流れってのがあると思うんだよね。つまりは作者さん、そういうことなんだよ。
■
パワフルにいこう ジャンル 詩 作:灯宮義流
:あらすじ
身も心も、もっともっとパワフルに生きたい。だから誰かに憧れる。
:感想
詩については良く知らないけど、どこぞの恋愛詩と比べたら主張があって、上手いんじゃないかな。詩といより文章の面白さに近いものがあるけど、いつも書くまわりくどい文章より、直接的に読者に伝えられ、自分も感じるものがあったので、ある意味成功した詩なのではないだろうか。変に茶化さず、もう少し表現にインテリジェンスを感じさせるものがあれば、なかなか説得力のある話だと思う。荒削りといえば荒削りなのだが、小学生みたいな感覚で書かれた文には才能を感じた。
==========今日のはここまで=============
さっ、お待ちかねの滅多切りショーの始まりですよ
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翔(と)べない翼 逃げない小鳥 ジャンル 恋愛 作:藤夜 要
:あらすじ
小鳥は綴る。『ヒカル』というハンドルネームで、日々の不満をデフォルメして綴る。そんな彼女の心の声に、響く言葉は『ヒデミ』の言葉。――blogを通じで出逢った二人の刹那の恋物語。
:感想
感想を言う前に一言言っておきたいのだが、これは題材的にも、書き方的にもおそらく好みの別れる話だと思う。綺麗なものばかり見て、不道徳な話を良しとしない人や、会話や描写について色々突っかかる部分が見えてしまった人には、少し文章から身を離して読んだほうがいいかもしれない。と、いうわけで感想に入っていこう。まず読み終わって思ったのは、90年代によくあった恋愛ドラマを見るような感覚だった。丁寧な構成や、起伏のある展開については、ほぼ文句のない仕上がりだと思う。ただ、丁寧な書き方の割に、ちらほら誤字や、書き手の読み間違えが見えるのが気になった。ここで指摘はしないが、作者自身がもう一度読み返してみると、きっと気付くと思う。あとは、もう少し主人公及び、サブキャラクターの人格的な表現について、書き手の独創的な切り込み方、独自の脚色があっても良いのではないかと思った。最期まで読んで「どこかで見たキャラ」というのが抜けきれなかったのは、確かな事実だ。とは言うものの、他人から見たら幸せ過ぎると思うほどの環境を持ち、健気な旦那と子ども達を抱えながら、自分の事を「籠の鳥」だと言ってみたり、自我欲求の強い主人公の描き方は、女性的というよりも、人間的な奥面が見えて面白かった。旦那にも原因があるとはいえ、子どもや主人公の母親が不憫だと読者が感じてしまうほど、キャラクターとしては立っていたと思う。ただ、構成的な飴と鞭の使い方、ようするに主人公が味わう『幸せ』と『不幸せ』の書き方、そのバランスに関して言えば些か不満だ。幸せの瞬間が、余りにもミニュチュア過ぎるというか、まだまだ理解が出来る小手先の範疇で、その背徳さ、不道徳性を感じさせるには描写が足りない。足りないからこそ、終盤の因果応報の時も、なんだか間が抜けてしまった気もする。これは話作りの観念の違いになってしまうのだが、本文中のクライマックスの一種である『主人公の不幸せ』を際立たせるには、その『幸せ』の描写をもっと犯罪的に、悪辣なほどクドく描写し、主人公を欲求に素直な『悪の存在』として見立てたほうが、話のふくらみもあって良かったのではないだろうか?事の大きさ小ささはなんであれ、まだまだ綺麗過ぎる一面を残す主人公には、もう少し、悪びれない不貞の女としてのスパイスが必要だと個人的に感じた。まあこれは、水戸黄門的な快活な勧善懲悪を表すような作品ではないので、もしかしたら余計な口出しかもしれない。前文と同じようなことを言うが、基本は大衆が理解共感しやすい、感覚が先行する一人称物で書かれており、いわゆる読んで損するタイプの小説ではないし、書き方も不快さが出るような感じではないので、一読する価値は十分にあると思う。もしも作品の中で致命的な問題があるとすれば、それは作品を読む読者の心の余裕があるかどうかという点と、あとは展開の好き嫌い、オチの好き嫌いだと思う。個人的には嫌いなジャンルなのだが、割とすんなり読めたと思う。主人公よりも周囲のキャラクター達のほうに、感情移入してしまったのは否めないが。
===========終了==============
>ツンデレだと言えば許される世界か!
( ゜д゜ )べ、べつに書き手のみんなのことを思って
( ゜д゜ )酷いこといってるわけじゃないんだからね!
( ゜д゜ )……
( ゜д゜ )ここまでメジャーになると、逆にわかりやすいのはムカつくな。
( ゜д゜ )わかりにくい、その一文に読者の妄想の隙間があると
( ゜д゜ )俺は思うんだけどなぁ。
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