上司がまさにそれだった@kirekoです。
>今日の感想と批評
( ゜д゜ )業者の迷惑コメ、迷惑トラバが減るだろうと思って
( ゜д゜ )コメ欄解放したらこのざまかよ!!!
( ゜д゜ )せびんの突っ込みがなかったら、普通に凹んでるところだぜ…
( ゜д゜ )くっそ!読者ROM軍団たち!
( ゜д゜ )名無しでもいいから、もっとコメントしてくれ頼む!
こうして、コメントクレクレ厨の伝説が始まった。
■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9
*感想テンプレ
■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)
*感想テンプレ終わり
============はい開始==============
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Cotton Candy 1 ジャンル 恋愛 作:蜜月めぐむ
:あらすじ
中性的な僕に積極的にアプローチしてくる彼女。それには彼女の悪夢のような過去が関係していた。僕には彼女の心を癒すことができるだろうか…。せつないラブストーリーの序章。
:感想
短編だけど続きがあるような雰囲気。ソフトなエロ漫画の世界だなぁ。よく聞くところ、芸術の行き着くところが、退廃と背徳という人がいるが、小説の中でも際どい純文学の世界だってアブノーマルな性行為や、背徳的な世界があるんだから、別にジャンル的には卑怯じゃないと思う。付き合ってる女が寝床で言う、ただの不幸自慢話と言われたら、そんな気もするが、少なくとも展開構成的には悪くないと思う。世に出ているケータイ小説とかが怒られてる理由の一つに、底の浅い描写が連続するという点があるが、あれをちょっと濃密に書いたら、こんな感じになるんじゃなかろうか。あとは別段感想を述べるところはないが、ただ一つ、女の名前が愛称なのか、本名なのか気になった。
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4月4日の肝試し ジャンル ホラー 作:ken-_1
:あらすじ
聡は、同級生の千佳に恋心を抱く平凡な中学生だった。ある日、千佳が提案する。『4月4日に学校で肝試しをしよう』ちょっとしたスリルを味わうための、楽しい肝試しのはずだった。その日、千佳は消えた。
:感想
また、鬼門のホラーだ。夏にやる肝試しってのは聞いたことがあるが、4月にやる肝試しってのは発想的に面白い。ただ、前半のホラー映画のくだりは、完全に助走不足というか、必要なプロセスだが無駄の多さが目立ってしまった。キャラクターの素面な感じも、写実的といえば聞こえがいいが、表面にも中身にも、余り魅力的な部分が描写されてないのが、とても残念だ。後半の色恋関連の話に関しても、必要以上に文章が集中しすぎているところも気になる。もしかして元々恋愛系の人なのだろうか?と勘ぐってしまう。しかし、その割に背景描写が少ないのは、何故なのか。書くのを苦手としているのか、それとも書くことが無駄だという見解なのだろうか。うーん、純正のホラーにしては雑念が入りすぎているし、展開演出に優れたエンターテイメントな恐怖物というには、随分まどろっこしい感じもする。もう少し素早い展開と、導入部分で読者を引き込むような逸話が必要なのでは無いだろうか?事件性も絡めて。
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痛風 ジャンル 文学 作:dejavue
:あらすじ
いっぷう変わった男と猪突猛進型の男の奇妙な友情をとおし、ふと見た自分の顔で在りし日のことを回想する物語。
:感想
背景で眼がやられそうになった。頼むから「背景色に気をつけてください」ぐらいの事を言って欲しいな。ある二人の探訪期と、その後の様子を淡々と語っている作品。歴史好きというキャラクター描写が最初にしか出てないところと、急に段落わけされてる部分とされてない部分が構成的に気になるが、全体を通して旅行物にしては辛気臭くて、友情にしては殺風景すぎる気がする。渋過ぎて食べれない柿みたいな味の小説だ。言うべき感想は余り無いが、面白いと思ったのは、やたら時代的な言葉の言い回しがあること。トルコとか、田中角栄の列島改造論とか、今ではなかなか聞けなくなった言葉(前者においては、たぶんkirekoの世代ではわかる奴殆どいないと思う)が随所に出てくるところ。話の内で気にならないメタ発言は嫌いじゃないね。
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夜宴 ジャンル ホラー 作:森上 木一
:あらすじ
突然夜中のパソコン画面に打ち出された謎の散文詩。そして最後の夜に宴が始まる…
:感想
はたまた鬼門のホラー。ホラー小説を読んで怖いと思うより、ホラー作品を読むのが怖くなってきた。というわけで感想に入っていこう。いわゆる謂れの無い謎の怪文書が、自分にしか触れられないスペースの中で、知らないうちに書かれているというもの。実際こういう体験をしたことがある、という人は読者の中にも居るのではないだろうか?ちなみにkirekoはある。徹夜気味の超寝不足状態で、何か書こうと思いながら寝てしまい、起きたら覚えの無い文章が書かれていた時があったから、共感できる部分も無いわけじゃない。そういうのがわかる人は、面白いかもしれない。ただ、打ち出された怪文書、詩の部分に説得力がない。例えば意識の無い散文だとしても、少しばかり深層心理の動機に苦しむというか、統合失調症に陥っているわけでもない主人公が書くには、理解できない節がある。最期も何かやっつけ作業のように終わっているから、読んだ人からすると頭にクエッションマークを浮かべてしまうのではないだろうか。うーん、〆も綺麗に終わってるわけじゃないしなぁ。スリリングな描写がちらほら見えただけに、惜しいかな。
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俺だけの甲子園 ジャンル その他 作:ぱんどらの箱
:あらすじ
九回裏ツーアウト。いつだって、ガチンコの真剣勝負があるもんだ。ライバルに全身全霊で俺は投球する。しかし、それにしても暑いな。
:感想
気のせいか?どっかで読んだことがあるような…。まさかな。というわけで感想に入っていこう。とにかくオチを書きたかったために、序盤の勢いが増すのもわかる気がする。オチを見てから読み返すと、一種のコメディーだ。前半のモノローグのシーンを、主人公の居る現実と被らせ想像すると、面白いのではないだろうか。投球の1シーンとしては、もう少し精密な描写が求められる気もするが、そこはオチまでの伏線ということで、ご愛嬌。
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フラッシュバック ジャンル 作:蝶野姫菜
:あらすじ
不可解なフラッシュバックに悩まされる大学生、錦戸悠佑は、ある旅行雑誌の写真を見たことがきっかけとなり、睡眠中にも奇妙な体験をするようになる。謎の解明のため、お盆休みを利用して雑誌に出ていた山村を訪れるが------、そこで、村の三人の女性を巻き込んだ想像を絶する真実が解き明かされる。だが、すべての謎の完全な解明は、最後の最後まで待たなければならない。
:感想
またまたまた鬼門のホラー。短編で文字数が3万文字を越えるものを見ると、感想人としては、ある意味しり込みしてしまうが、純粋な読み手としては期待することも多くて、読むことに闘志が沸いてくる。それが期待を裏切らない駄作でなければ、もっと良いこと。というわけで感想に入っていこう。読み筋、いわゆる読者を飽きさせない展開と、作者の描く描写に面白みがあるか無いかで言えば、面白いほうだ。ネタバレになってしまうから控えるが、デジャヴという現象が、どちらかというと現実的なものなのに対して、後半のオカルティックな話の展開は、読み手として面白かった。特に後半のシャワーを浴びる描写のすぐ近くに少女の生首があるという絵は、ホラー要素として評価できる部分だ。これが全て現実だったのか、それとも虚構の世界が見せた一つの未来(過去)だったのか、読み進めていく内に謎を想像させる表現の仕方は上手いと思う。ただ、文章構成的な部分でいうと少し荒っぽいというか、やり方が粗野だ。まず台詞主体の描写において、意図的に闇雲な改行と、必要なのかどうかわからない節がある。台詞が二段、三段と続くのは結構だが、特に意味のない会話は無駄だと思った。あと途中の「否」とか「厭な予感」などに見える、独特の表記は、書き手がわざとやっているのかはわからないが、文章の本筋にマッチングしないような気がした。絶命の声、独特の喋り方など、台詞内の雰囲気の出し方に関しても、描写されてない所があり、一種読み詰まるというか、違和感のようなものを感じる部分が多々あった。内容的には纏まりのある話なので、各部各部のスタミナの無い描写を付け加えるところと、もう少し構成的に要約するところはして、展開をスマートにすることも必要なのでは無いだろうか?
============終わり==============
>感想やってて思うこと
( ゜д゜ )一生懸命書いてる人の裏で、
( ゜д゜ )こういうケチ臭いことを言うのはどうなんだろうか。
( ゜д゜ )別に今に始まったことじゃないが、自分は説明ベタだと思う。
( ゜д゜ )人に物を伝える感想人としては、
( ゜д゜ )もしかしたら不適格なのかもしれない。