ニワゼキショウ(庭石菖)の花 2007-05-19 | 動物 大堀川中流域(高田緑地周辺)の草ッ原にたくさん自生していた。芝生を駆逐して増えているようだ。川の上流域には、全然生えていない。撮影2007年5月18日午後2時頃 アヤメ科ニワゼキショウ属学名「Sisyrinchium atlanticum」 ↓ ニワゼキショウ(庭石菖)の花と実画像クリックで拡大します メモ ・北アメリカ原産、日本には明治時代中期に渡来し、葉がサトイモ科のセキショウに似て、庭に生えるので、この名がついた。・花色は淡紫色、白色。・花のつき方 茎の先の笣の間から柄を出し、3~5個が順につく。内外3枚ずつの花被片は同形同大。花の大きさは1.5cm。・葉の形は剣状、基部は鞘状で茎を抱く。・葉のつき方は、茎の下部に2列に互生。ただ、葉は茎の下部に集まるのでほとんど根生状に見える。・茎の高さは10~30cm。 山渓「野の花」より
タニウツギ(谷空木)「ルビードール」満開 2007-05-18 | 動物 大堀川の遊歩道脇に植樹されたタニウツギ(谷空木)ルビードールが鮮やかなローズレッドの花をたくさん咲かせた。撮影2007年5月16日午後5時半頃 スイカズラ科タニウツギ属学名「Weigela'Ruby Doll'」 ↓ 大堀川「うなぎの水切場」近くのタニウツギ「ルビ-ドール」花冠は5裂し、白い花柱が顔をのぞかせる。葉は細かい鋸歯があり、葉柄に赤みがある。画像クリックで拡大します ↓ タニウツギ(谷空木)ルビ-ドールの花のいろいろな表情画像クリックで拡大します タニウツギ(谷空木)について ・名前の由来は、谷間などの斜面で多く見られるから。・耐寒性落葉低木。・山野の日当たりの良い場所に生え、花の美しさから庭木や公園にも利用される。・ピンク色の花を枝いっぱいに咲かせる様子は壮観。・花色は外側が内側よりも濃いので、それが微妙なアクセントになっている。・果実は10月に熟すと2裂して、種子を風に飛ばす。 日本文芸社「樹木図鑑」より タニウツギ「ルビードール」の説明はこちら
ヒメヒオウギ(姫緋扇)の花 2007-05-17 | 動物 今年もSさんの庭に可愛いヒメヒオウギ(姫緋扇)が咲いた。花の大きさは2cm位、6弁花で花びらの下3枚に赤い班がある。撮影2007年5月14日午後5時半頃 アヤメ科アノマテカ属学名「Anomatheca laxa」画像クリックで拡大します ↓ 可愛いヒメヒオウギの花 ↓ 赤系と白系それぞれのヒメヒオウギ ↓ 仲良くっついて 一昨年のヒメヒオウギ(姫緋扇)の花
シライトソウ(白糸草)の花 2007-05-16 | 動物 近所のSさんが大事に育てたシライトソウ(白糸草)の花が開花した。花びらは糸の名のように線形で、上4本が長く6~12mm、下2本は短い。花びらの基部にオシベ6本がつく(山渓の山ノ花より)撮影2007年5月14日午後5時半頃ユリ科シライトソウ属学名「Chionographis japonica」画像クリックで拡大します ↓ シライトソウの花姿(鉢植え)根生葉はロゼット状長さ3~8cm ↓花は花茎に穂状につく茎の葉は互生 ↓シライトソウの真ん中部分を拡大(左)、さらに拡大(右)上に4枚の花びらと花びらの基部に6つのオシベの確認 メモ ・生育地は山林の林、沢沿い。・分布は本州(秋田県伊南)~九州。・花期は5~6月。・花のつき方 花茎の穂状につく。・花びら 外花被片3、内花被片3。 上4本が長く下2本は短い。花びらの基部にオシベ6本がつく。・花の大きさ 6~12mm。・葉の形 長だ円形、根生葉はロゼット状で長さ3~8cm、 幅1.5~3cmの長だ円形~倒披針形。 茎の葉は線形で互生する。 山渓「山の花」より
オキナグサ(翁草)の目覚めから開花して花柱が出来るまで 2007-05-15 | 動物 今年も西光院のオキナグサが元気に育った。花後の花柱から白い長毛が伸びた姿を老人の白髪に見立てて命名されたそうだが、花びらに見える萼片も毛におおわれているようだ。キンポウゲ科オキナグサ属学名「Pulsatilla cernua」別名「シラガグサ、ツクミグサ」画像クリックで拡大します ↓ 目覚め(4月5日) ↓花芽が出た(4月21日) ↓萼が開いた(4月25日) ↓ 赤系のオキナグサの隣に紫系のオキナグサも開花した(4月28日) ↓ 紫系のオキナグサの方が成長の変化が早いのは何故? ↓ 4月28日 ↓萼片が落ちた(5月8日) ↓ 5月10日 ↓ 赤系のオキナグサの5月8日の様子 ↓全体の様子(5月8日) ↓花の接写(5月8日) ↓結実の準備(5月8日) ↓全体の様子(5月10日) ↓結実の準備(5月12日) ↓ 拡大すると(5月12日) メモ ・花は鐘形で5~10cm、長い白毛に覆われる。・花弁がなく、花びら状のガクが6枚ある。・珍しい草姿で独特の風情が楽しめる。 日本文芸社「季節の花図鑑」より 昨年のオキナグサの様子(4月29日)
アメリカフウロの花 2007-05-14 | 動物 近所の排水路のふち、歩道のすみ等々、我が家の近くでよく見られる。昭和初期に京都で発見された北アメリカ原産の帰化植物だそうだ。撮影2007年5月11日午前9時頃 フウロソウ科フウロソウ属学名「Geraniun carolinianum」画像クリックで拡大します ↓ アメリカフウロの花と実 ↓ タンポポの綿毛と比較 ↓ 団体さんを少し拡大 ↓ 直径1cm位のアメリカフウロの花オシベは10本ある(数えられる?) メモ ・ゲンノショウコに比べて全体にやや小さく、茎の毛が多い。・花びらはゲンノショウコよりやや細く、先がわずかにへこんでいる。・葉の裂片はさらに羽状に浅く咲け、裏面に細かい毛がある。・茎は地面をはうか、斜めに立ち上がる。高さは10~50cm。・花のつき方は、葉のわきの柄に数個つく。・花びら5枚、花の大きさ1~1.3cm。・葉の形、掌状に5~7裂、対生、柄は長い。 山渓「野の花」より
カルミアの木にたくさんの花 2007-05-13 | 動物 西光院の山門横の新緑の中でひときわ目立つ花がカルミアの木。アメリカでは広く親しまれ、コネチカット州とペンシルバニア州では州の花に選ばれているそうだ。(ネット検索による)撮影2007年5月10日午前8時頃 ツツジ科カルミア属学名「Kalmia latifolia」別名「アメリカシャクナゲ、ハナガサシャクナゲ」画像クリックで拡大します ↓ カルミアの木にたくさんの花 ↓ 金平糖のような蕾とお椀のような花がたくさんのカルミア メモ ・常緑低木。・性質は強健。乾燥を嫌うため、冬は風が当たらない場所で栽培し、多めの水をあたえる。 日本文芸社「樹木図鑑・季節の花図鑑」より
ナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)の花 2007-05-12 | 動物 広池学園の「ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)」が満開だった。学名の「chion=雪」と「anthos=花」は、樹冠全体に咲く花の白さを、雪にたとえたものだそうだ。(ネット検索より)撮影2007年5月10日午前11時頃 モクセイ科ヒトツバタゴ属学名「Chionanthus retusus」別名「ウミテラシ、ナタオラシ」画像クリックで拡大します ↓ 真っ白になったヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)の木 ↓ ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)の花 メモ ・本州と長崎県対馬に数箇所の自生地があるだけの珍しい木で、自生地は国の天然記念物に指定されている。・名前は、単葉のトネリコ(タゴ)の意味で、変わった別名は他では見られないこの木を珍しがって呼んだことに由来する。・自生地の対馬では、花が海面にうつるので「ウミテラシ」と呼ぶ。 日本文芸社「樹木図鑑」より
ホウノキ(朴ノ木)の花 2007-05-11 | 動物 広池学園のテニスコートの近くに、ホウノキ(朴ノ木)の花が咲いていた。直径15cmはあろうかと思われる花は存在感が際立つ。撮影2007年5月10日午前11時頃 モクレン科モクレン属学名「Magnolia bypoleuca」別名「ホガシワ」画像クリックで拡大します ↓ ホウノキ(朴ノ木) ↓ 15cmはあるホウノキ(朴ノ木)の花 ↓ ホウノキ(朴ノ木)の蕾と実 メモ ・丘陵の雑木林にも生え、30cmはある大きな葉と、直径15cmもある大きな花で存在感が際立つ。・大きな葉は昔から食物を盛ったり、包んだりして利用。・味噌を乗せて焼いた朴葉味噌は有名。・樹皮は薬用に、材は器具材にと利用される。 日本文芸社「樹木辞典」より
ベニバナトチノキの花 2007-05-11 | 動物 広池学園では、ベニバナトチノキ(紅花栃ノ木)の花が満開だった。セイヨウトチノキ(マロニエ)とアカバナトチノキの種間雑種で、近年になって街路樹などに利用されることが多くなったそうだ。(日本文芸社樹木図鑑による)撮影2007年5月10日午前11時頃 トチノキ科トチノキ属学名「Aesculus carnea」画像クリックで拡大します ↓ 学園内のマロニエの並木 ↓ 木の下にいる人と比較 ↓ 紅色の花が空に向って見事 ↓ ベニバナトチノキの花 メモ ・「マロニエ」はトチノキのヨーロッパ産の近縁種である「セイヨウトチノキ」のことで、フランス語名。パリの並木道はマロニエ。 ・セイヨウトチノキは白い花が咲く。
オヘビイチゴ(雄蛇苺)の花 2007-05-11 | 動物 大堀川の草ッ原でオヘビイチゴ(雄蛇苺)が咲いていた。ヘビイチゴの花に似ているが、花の後に苺はならずに茶色い種ができる。バラ科キジムシロ属学名「Potentilla kleiniana」撮影2007年5月10日午後5時頃画像クリックで拡大します ↓ オヘビイチゴ(雄蛇苺)葉は掌状複葉で小葉5枚つくが、上部では1~3枚になる。 ↓ オヘビイチゴ(雄蛇苺)の花の後には茶色の種が出来る。 メモ ・水田のあぜ、野原などのやや湿ったところに生える多年草。・茎は地表を這い、全体に伏毛がある。・葉は掌状複葉で小葉が5枚つくが、上部のものでは1~3枚となる。・小葉は狭い長楕円形で長さ2~5cm、表面に少し毛がある。・花は径8mmで茎の上部に多数集酸状につく。・和名は雄蛇苺で、ヘビイチゴより大きいことによる。 山渓「日本の野草」より
ナナホシテントウムシ(七星天道虫) 2007-05-10 | キママ日記 大堀川の草ッ原で「カラスノエンドウ」の先にナナホシテントウ虫がいた。ナナホシテントウムシの下の方にはアブラムシがたくさんいた。たっぷりアブラムシを食べて一休みしていたのだろうか。撮影2007年5月9日午後5時頃画像クリックで拡大します ↓ カラスノエンドウの上で休みナナホシテントウ メモ ・テントウムシ(天道虫・紅娘)は、コウチュウ目・テントウムシ科(Coccinellidae)に分類される昆虫の総称。鮮やかな体色の小型の甲虫である。名前の由来は太陽に向かって飛んで行くことから、太陽神の天道からとられた。・甲虫の仲間なので、卵 - 幼虫 - 蛹 - 成虫という完全変態をおこなう。 成虫は交尾のあとに、食物の近くに数十個ほど固めて産卵を行う。ふ化した幼虫は翅がなく、腹部が後方へ伸びる。さらに体には突起やとげをもち、成虫とは似つかない体型をしている。 ・甲虫類の中には幼虫と成虫で食性がちがうものもいるが、テントウムシ類は幼虫も成虫も同じ食物をとることが多い。なお、肉食性の種類の場合、餌が尽きると他の幼虫や蛹を共食いすることもある。 ・充分に成長した幼虫は植物の葉の裏などで蛹になる。蛹は楕円形で、翅こそ短いものの成虫の形に近い。腹部の先で壁面にくっつき、落下しないようになっている。蛹から羽化したばかりの成虫の翅は黄色だが、翅が固まるにつれ、特徴的な模様が現れる。 成虫は春から秋までよく見られる。トホシテントウなどは幼虫で越冬するが、多くのテントウムシは成虫で越冬する。越冬の際は石や倒木などの物かげで、数匹-数十匹の集団を作る。 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
シャクナゲの花 2007-05-09 | 動物 西光院のシャクナゲの花が、ボタンの花と入れ変わるように満開になった。3月下旬からポツリポツリと咲き始め、4月下旬にはボタンの花にすっかり圧倒されていたが、やっと満開になり、わが世の春を謳歌したいるようだ。まだまだつぼみも沢山あり、しばらくきれいな花を満喫できそうだ。撮影2007年5月8日午前7時頃ツツジ科ツツジ属学名「Rhododendron metternichii」画像クリックで拡大します ↓ シャクナゲの花 今年3月に開花し始めのころの西光院のシャクナゲの花
コメツブツメクサ(米粒詰め草)の黄色い小さな花 2007-05-08 | 動物 大堀川の草地のあちらこちらに群れをなして咲いていた。葉は3枚の小葉からなり、小さいながらもシロツメクサと同じ様式なので、和名はシロツメクサの仲間だが非常に小さいという意味だそうだ。撮影2007年5月6日午前7時頃マメ科シャジクソウ属学名「Trifolium dubium」画像クリックで拡大します ↓ コメツブツメクサ(米粒詰草)の花 メモ ・ヨーロッパ、西アジア原産の1年草。・日本には明治後期に渡来。・主に中部地方以西に見られる。・高さ20~40cmでほとんど毛はない。・葉は3小葉からなる。・小形で黄色の蝶形花は多数が密集してつく。・花は3~4mm、短い柄があり、花の後下を向く。 山渓「日本の野草」より・コメツブウマゴヤシと良く似ているので混同されやすいが、コメツブツメクサの葉はほとんど無毛であることから区別できる。 参考にしたサイトはこちら
オオアマナ(大甘菜、オーニソガラム、ベツレヘムの星)の花 2007-05-07 | 動物 TXがらみで解体撤去された、民家の庭に数本咲いていた。殆どの植木や花は代替地に植えたのだろうが、この小さな花はここに残されたようだ。いつまでここで生きていかれるか、考えると哀れになる。撮影2007年5月5日午後5時頃ユリ科オルニトガラム属学名「Ornithogalum」画像クリックで拡大します ↓ オオアマナ(大甘菜、オーニソガラム、ベツレヘムの星) メモ ・ヨーロッパ、西アジア、アフリカに約150種の原種がある球根植物。 ・草たけ30~80cm。 ・花径2~5cm。花期3~6月。 ・生育環境は耐寒性~半耐寒性。 ・10月~11月に球根を植え付け、翌年の春開花。 ・寒さに強く庭植できる品種と、寒さに弱く室内で管理する品種がある。 日本文芸社「季節の花図鑑」より