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有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

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雨の休耕田とその周辺

2021年08月22日 | 山野草
雨の休耕田とその周辺で花探しが続きます。
畔の脇に咲いていたコケオトギリ(苔弟切)。

オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草で、全国の休耕田などの湿った場所に分布。 

雨で濡れ、花の輪郭や細部がはっきり写りません。
 

逆に雫を意識して横から撮ってみました。 

ヒメヤブラン(姫藪蘭)が一輪。
この花は、湿った所より陽当たりの良い場所を好むはずなのに。

雨粒を溜めたチゴザサ(稚児笹)、イネ科の植物は雫が着き易いです。 

休耕田は勿論、全国の湿地や湿った場所で群生してるのが良く見られます。 

斜面の下にミズギボウシ(水擬宝珠)が点々と咲いてました。 

キジカクシ科ギボウシ属の多年草で、中部以西~九州の湿った場所に分布。
環境省のRDBは指定外ですが、隣の三重県では準絶滅危惧種に指定されています。
他にも四国南部と九州南部では絶滅危惧Ⅰに類指定されてました。

花数が少なく、花はあまり開かず、オオバ、コバ、ミズの3大?ギボウシの中で一番弱々しく見えます。
花は一日花で下から順に咲き上がって行きます。

見栄えのする雫が無いか探しましたが、良いのが有りませんでした。(^^;)

休耕田内に咲いてたコナギ(小菜葱)。 

ミズアオイ科ミズアオイ属の1年草で、本州~沖縄に分布。
水田の厄介者と言われる程でしたが、こちらではなかなか見られなくなってます。

何故か決まった田でしか見られず、隣の田では全く見られない事が多いです。
この休耕田の隣の休耕田には有りません。

草の上に大きな蛾が翅を休めてました。(オスグロトモエ・雄黒巴)
蛾がこんな明るい開けた所に居るのは珍しいような?

林縁に咲いてた白い花、何でしょうね?
多分柑橘系の花だと思いますが、似た花が多くて分かりません。(^^;)

次回は少し場所を移した田圃周辺の花を。
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