有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

湿地の梯子(1)

2019年09月07日 | 山野草
湿地を3ヶ所梯子してみました。
一か所ずつ載せて行く予定ですので、同じ花が何度も出て来ます。
「くどい」と言われそうですがご容赦を。(^^ゞ
最初の湿地の目的はこれ、サワギキョウ(沢桔梗)です。

咲いてるか咲いてないか、微妙な時期だったので心配でしたが、咲いててくれました。

キキョウ科ミゾカクシ属の多年草で、北海道~九州の山野の湿地に分布。

茎先の総状花序に多数の唇形の花を付け、花冠の長さ約3cm。


上唇は2深裂し、下唇は3中裂、ミゾカクシを大きくしたような形。


奇麗な紫色の花ですが、全草にアルカロイドを含む毒草です。(^^;)

真上からも撮る事が出来ました。
葉には鋭い鋸歯が有り、花には細かな毛が有ります。

以下はその他に咲いてた花です。
ミズギク(水菊)

キク科オグルマ属の多年草で、産地の湿原に分布する日本固有種。

分布域が諸説有るようではっきりしません。
近畿以西、東海以西、東北以西、飛び地で北海道の一部にも分布とか。
ただ、九州まで分布はどの図鑑も同じでした。

ヒメシロネ(姫白根)


シソ科シロネ属の多年草で、北海道~九州の湿地に分布。
画像でも解るように葉は対生し、段毎に交互に直角に出ていて十文字に見えます。


唇型の花の大きさは約5mmと小さいです。

サワシロギク(沢白菊)も咲いていました。
キク科シオン属の多年草で、北海道~九州の先生湿地に咲く日本固有種。
花の直径2~3cm、咲き始めは白く、次第に淡紅色に変わって行きます。

さて問題はこの花。
サワシロギクかと思いましたが、舌状花が細長くなく丸みを帯びています。
葉を撮るのを忘れてしまったので、調べても解りませんでした。(^^ゞ

最初の湿地は以上でした、次回は二つ目の湿地の花を。
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