有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

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何時もの湿原にトモエソウを見に

2020年07月17日 | 山野草
トモエソウ(巴草)が咲き出したとの情報で、何時もの湿原に行ってみました。
湿原入り口に咲いていたムラサキニガナ(紫苦菜)、花後の綿毛が多くなっています。

直ぐにトモエソウを見に行くも、僅かしか咲いていませんでした。
しかも既に一つの花は萎れ始めています、長雨の影響が有るのかも?

オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草で、北海道~九州に分布。
湿原に見に行きましたが、生育地は湿地ではなく周辺の山裾になります。
まだ蕾が多いので、再訪しようか思案中。

折角来たので他の花が咲いてないか見てみます。
サワヒヨドリ(沢鵯)が咲き始めていました。

キク科ヒヨドリバナ属の多年草で、全国の湿った山野や湿地に分布。
花の色は白~淡紅紫色ですが、こちらでは何故か白が多いです。

湿原の木道脇に咲いていたノカンゾウ(野萱草)、一日花なのでその日限りの花。

ググイと寄って雄蕊の花粉を撮ってみました。

晴れた日の午前中しか咲かないトウカイコモウセンゴケ(東海小毛氈苔)も咲いてます。
この日はそれほど晴れてなく、時折雲が切れる程度だったのに。

長雨で、束の間の晴れ間に慌てて咲いたのかも。(^^)

湿原の木道に居たジガバチ(似我蜂)、別名サトジガバチ(里似我蜂)。
全国で普通に見られる、ジガバチの代表種だとか。
因みに名前の由来は、飛翔筋の振動音が「ジガジガ」と聞こえるためだそうで。
残念ながらこの時、その音は聞こえませんでした。

腹部第一節が極端に細く、究極のくびれとなっています。(^^;)
お腹のくびれも凄いですが、体と不釣り合いな顎も強烈そうです。
何もしなければ人を刺す事は無いようですが、仮にも蜂なので針は持ってます。
とまっているのは、木道横のロープを張るための木材に似せた合成樹脂の杭です。

ノリウツギ(糊空木)も咲き出していました。
アジサイ科アジサイ属の落葉低木で、北海道~九州に分布。
名前の由来は、樹皮に含まれる粘液を和紙製造の糊に用いた事から。

サワシロギク(沢白菊)が咲いてました。

これもサワシロギク?それにしては花弁が揃い過ぎてるような。
サワシロギクは、花弁が歯抜けのようになるのが普通なのですが・・・。
もしかしたらサワシロギクではないかも。(^^;)

タンザワウマノスズクサ(丹沢馬の鈴草)の実。
春に花が沢山見られ、弾ける前の実も見てますが、弾けた実を初めて見ました。
弾けて少し時間が経った実なのが残念、弾けたばかりの実は奇麗だそうです。
この実が弾けたばかりのところを見るために、毎日通う人もいる程。

次回は湿原周辺のその他を。
※おまけ
16日の夕方18時過ぎに虹が出てたので、家の窓から撮ってみました。

少し暗く撮れてしまったのが残念。
夕方の虹は弧が大きくなるので、住宅街からでは全体は撮れませんね。

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