4月に見つけた野草の花
ヤマシャクヤク(山芍薬)
Paeonia japonica (Makino) Miyabe et Takeda
ボタン科 ボタン属
花 期 : 4~5月
生育地 : 山地の落葉樹林帯
分 布 : 北海道~九州
RL指定 : 環境省準絶滅危惧種
撮影 4月 長崎県
私が把握している自生地は、多良山系のみ
今では広く知られるようになり、多くの方が訪れる事になった結果、自生地へ下る斜面は踏み固められ、多くの野草が姿を消した
ヤマシャクヤク自体は、年々増えているように思えるが、花が美しい姿を保つ期間は短いようで、なかなかきれいに咲いている姿をお目にかかれなかった
私はあえて、滝を登る難儀なルートで自生地を訪れ、苦労の末の可憐な花との出会いに心ときめいていたが、大分に移住した今、なんと簡単に見れる事か
とにかく自生数が多く、唖然とするばかり
などと言ってはみたが、大分県でも絶滅危惧ⅠB類だと知り驚いた!
私はたまたまヤマシャクヤクの多い場所ばかり藪こぎしていたようだ
美しい花を咲かせるヤマシャクヤクは人気があり、園芸採取が個体減少の大きな要因となっている事が推測される
作成 2021年4月14日