花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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近場の花散策 ツルギキョウ オオヤマジソ

2017-10-04 | 花散策

(2021年9月29日 記事修正)

午後の空き時間に近場の野山をうろついてみました

今年は草地のタヌキマメが少ない 去年は群生していたんですが・・・


この姿を見ると、本当にタヌキの名が似合ってますね!



オオヤマジソが生える岩場へ


オオヤマジソのいかつい顔

環境省準絶滅危惧種


ヤマジソと比べ、苞が丸くて大きく、茎が毛深い







ホソバノヤマハハコは、まだ咲いてます


最初カワラハハコかと思ったのですが、草丈が15~20cm程しかないし、茎は分岐も少ない


長崎県北部では、ここの他に自生地はないでしょう


キセワタも咲いてました

環境省絶滅危惧Ⅱ類


ナンバンギセルはどこにでも姿を見せますね

草地や川原、お墓や湿地 いろんなところで生きています


慌ただしく別の山へ

これはトラノオジソかな?


ありふれたレモンエゴマかと思ったのですが、鋸歯が葉の基部までついているのでトラノオジソ?

でも花穂の様子はそれらしくないのですが・・・


ツルギキョウはもう果実ができ始めてました


環境省絶滅危惧Ⅱ類


イシガケチョウが忙しく舞ってます

動物の死体や糞、腐った果実を食すとは変わった嗜好なんですね

温暖化の影響なのか、今では珍しいものではなくなりました


トラノオスズカケの花はもうそろそろ終わりですね


主に、四国や九州など暖かい地方に自生


福岡や鹿児島では絶滅危惧種に指定されているようです





別の日の午後は地元のダンギク見物

大変小さな岩場なんですが、ダンギクが多く見られます

ちょうど見ごろを迎えてました


先日島の無名山でダンギクの大群落を見てしまったので、それと比べてしまうと・・・






















ついでにカゲロウランの様子を見てみます


昨年夏の天候不順で大打撃を受けたカゲロウラン

斜面の上の方の株は全滅し、今では下の方に10株程度

しかも幼苗が多く、花茎を立てる事ができないようです


アカバナの自生地にも立ち寄ってみます

アカバナはこのような湿った環境で生育します


可愛らしいお花(●^o^●)








アカバナの生えるような湿った環境では、コシロネも見られます




帰りに渓流に立ち寄ると、川岸にツリフネソウが沢山咲いてましたが、クズに駆逐されそうです


盛大に繁殖するクズにネナシカズラが寄生してました

生え始めは根がありますが、他の植物に寄生すると根が無くなってしまうそうです

よく似たアメリカネナシカズラは帰化植物で、花柱が2本で花糸は長く花冠から飛び出ます


クズとネナシカズラの壮絶なバトル


以上、先週の地元の様子でした(=゚ω゚)ノ