花追い放浪記

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コウヤボウキ

2021-10-25 | コウの花図鑑

今年もコウヤボウキの可愛い花を撮影しに行った

と言っても、わざわざ自生地を訪れたというより、通りかかった場所にたまたま自生していたという事なのだ

大分県には、非常に多くのコウヤボウキが自生しており、行く先々で出逢いがある

不思議に思っているのは、長崎県では一度も見たことがない珍しい植物だと思っていたのだが、当県のレッドリストに記載がない

どうやら、長崎県には分布していないようなのだ

 

コウヤボウキは,上層木の展葉以前の林床が明るいうちに展葉する越年枝と、上層木展葉後の暗くなって展葉する当年枝の2つのタイプの枝を持つ

光合成誘導反応は、強光を受ける越年枝の葉より、陽斑や散乱光を利用する当年枝の葉の方が強い

また、それは上層木の葉の展葉状況により変化するようで、強光障害を避けつつ、利用できる光量に応じて適切な光合成が行えるよう工夫していると考えられる

 

コウヤボウキの特徴等は、アーカイブを参照してください

 

学名:Pertya scandens (Thunb.) Sch.Bip.

和名:コウヤボウキ(高野箒)

キク科 コウヤボウキ属

撮影 2022年11月 大分県

初版 2021年10月25日

記事アップロード 2022年11月19日

画像アップロード 2022年11月12日

 

以下 アーカイブ

記事アップロード 2021年10月25日

画像アップロード 2021年10月25日

 

10月に見つけた野草の花(大分県)

コウヤボウキ(高野箒)

 Pertya scandens (Thunb.) Sch.Bip.

 

キク科 コウヤボウキ属

花 期 : 9~11月

生育地 : 林内、林縁

分 布 : 本州(関東)~九州

RL指定 : 環境省カテゴリ:なし 大分県:なし

 

大分県に転居してすぐにコウヤボウキの花を見つけ、喜んだものだ

なにせ長崎県やその近辺では一度も見たことがない植物だったのだから

長崎県で見かけるのはナガバノコウヤボウキばかりなのだった

 

それからというもの、出歩く度にコウヤボウキを見かけるようになり、あまり関心を寄せる事がなくなった

大分県には非常に多くのコウヤボウキが自生しているのだ

 

よく解説されている日当りの良い林縁はもちろんの事、岩場や暗い林内、道端、海岸付近でも見かける

一応低木なのだが、見た目はなよなよしていて草本のようだ

 

コウヤボウキは高さ50~100cm程の落葉低木

枝は細く、本年枝には卵形の葉が互生し、枝先に頭状花を1つ付ける

頭状花は十数個の筒状花のみからなり、5裂する細長い花弁の先は丸まる

二年枝には、細長い葉が数個束生し、三年枝は枯れる

高野山では、竹の代わりにコウヤボウキの枝をつかって箒を作ったそうだ

 

花は本年枝に付き、総苞片は7列程度

本年枝の葉には棘状の鋸歯がある

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