ミドリムシからプラスチック 産総研とNECなど 共同開発【環境にやさしく】パソコン、スマホなどに
産経新聞より
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ミドリムシからプラスチック 産総研とNECなど 共同開発
産業技術総合研究所はNEC、宮崎大と共同で
藻類の「ミドリムシ」を主原料としたプラスチックの開発に成功した。
環境への負荷が少ない新素材とし て実用化を目指す。
画像 テレビ朝日 やじうまテレビより
ミドリムシは水中を泳ぎ回る微細な藻類で、
陸上の植物よりも高い効率で光合成を行う。
火力発電所 で排出される二酸化炭素や、食品工場の廃液に
含ま れる糖を餌に利用することで効率よく培養できるため、
石油から作るプラスチックよりも環境に優しい 製造工程が期待される。
研究チームは、プラスチックの原料になる
高分子の糖をミドリムシが体内で作ることに着目。
この糖に、ミドリムシの体やカシューナッツの殻に含まれる
油脂を加え、植物成分 が約70%を占めるプラスチックの合成に成功した。
石油から作ったプラスチックと比べて強度は劣るが、
成形加工のしやすさや耐熱性は同等以上という。
植物由来のバイオプラスチックは近年、
トウモロコシやサトウキビを原料に使う研究が 進んでいる。
しかし、陸上の植物だけでは将来の需要増に対応できない
恐れがあるほか、 食料として消費されない原料を使う技術が求められていた。
産総研の芝上(しばかみ)基成主任研究員は
「実用化すればミドリムシを増やすことで
二酸化炭素の抑制にもつながり、一石二鳥の夢のプラスチックになる」と話している。
(草下健夫)
産経新聞 2013.1.21 より引用
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130121/scn13012111080004-n1.htm
産経新聞より
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ミドリムシからプラスチック 産総研とNECなど 共同開発
産業技術総合研究所はNEC、宮崎大と共同で
藻類の「ミドリムシ」を主原料としたプラスチックの開発に成功した。
環境への負荷が少ない新素材とし て実用化を目指す。
画像 テレビ朝日 やじうまテレビより
ミドリムシは水中を泳ぎ回る微細な藻類で、
陸上の植物よりも高い効率で光合成を行う。
火力発電所 で排出される二酸化炭素や、食品工場の廃液に
含ま れる糖を餌に利用することで効率よく培養できるため、
石油から作るプラスチックよりも環境に優しい 製造工程が期待される。
研究チームは、プラスチックの原料になる
高分子の糖をミドリムシが体内で作ることに着目。
この糖に、ミドリムシの体やカシューナッツの殻に含まれる
油脂を加え、植物成分 が約70%を占めるプラスチックの合成に成功した。
石油から作ったプラスチックと比べて強度は劣るが、
成形加工のしやすさや耐熱性は同等以上という。
植物由来のバイオプラスチックは近年、
トウモロコシやサトウキビを原料に使う研究が 進んでいる。
しかし、陸上の植物だけでは将来の需要増に対応できない
恐れがあるほか、 食料として消費されない原料を使う技術が求められていた。
産総研の芝上(しばかみ)基成主任研究員は
「実用化すればミドリムシを増やすことで
二酸化炭素の抑制にもつながり、一石二鳥の夢のプラスチックになる」と話している。
(草下健夫)
産経新聞 2013.1.21 より引用
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130121/scn13012111080004-n1.htm