クルマは何年かに1度フルモデルチェンジを行うが、その方向性は大抵、2種類に分けることができる。 前モデルの長所を引き継ぎつつ、弱点をなくすキープコンセプトか、コンセプトを一新するやり方。どちらが正しいというのはないが、前のモデルに人気があったクルマに、キープコンセプト型が多いようである。 平成14年にフルモデルチェンジした現行型エルグランドは、まさにキープコンセプト型の代表選手。スタイリングこそ新しさを感じさせるものへと変化したが、それでもひと目でエルグランドとわかる。これは、日産がエルグランドに求められているキャラクターを、しっかりとつかんでいたからだろう。 それは、平成16年に受けたマイナーチェンジでもまったく揺るがない。エルグランドの歴史は、つねに正常進化の歴史だ。自らの進むべき道を一歩たりとも外れないその姿勢には、王者の風格がただよっている。 エルグランド、走れば風のように速い。自慢の3.5Lエンジンは、アクセルを踏むとスポーティな音を奏でながら、2トンのボディを軽々とひっぱる。驚くのは、その加速に無理矢理なところがなく、速度だけが高まるフィーリング。コーナーではそのまま普通にまがり、ブレーキを踏めば普通に止まる。自分が巨大なクルマを運転している感覚が、ほとんどと言っていいほどない。
シートは全席ファーストクラス。8人乗り仕様でも、2列目の中央席をスライドさせれば、サードシートとのウォークスルーが実現。また、9スピーカー+ウーハーのBOSEサウンドシステムを採用。臨場感のある音と映像が楽しめる。
物理の法則からすれば、重心の高いミニバンは、振り子のようにクルマが大きくゆすられて当然なのに、エルグランドの走りは魔法がかけられているように普通なのだ。それどころか、運転するのが楽しいと感じるレベルの高さにある。
さらに、住宅街に入っても、クルマの四隅が自分の感覚としてわかるし、さまざまなカメラが死角を補助してくれる。これなら、初めてミニバンを買った人でも、納車されたその日から自分のクルマらしく走らせられるだろう。何よりもそこがすごいと思う。
エルグランドは、ほかのミニバンからステップアップする人はもちろん、これまでミニバンに乗ったことがない人にこそ、オススメしたい。
なぜエルグランドがミニバンの王者と呼ばれているのかを、きっと体感してもらえるはずだ。
スタッフの島崎が、効果を試しながら新しいものも日々研究しており、昨日は私のEクラスを施工。(実験台)
結果はたぶん失敗?より良い仕上がりを求めて頑張る事でしょう・・・
ちなみにこのbBは今現在、皆様にご提供している撥水加工をしたものです。