キムイルソン元将軍はソ連の共産主義を学んだ人です。戦争による朝鮮半島統一を始めた人です。核兵器武装を必要とした人です。彼の信念に基づいてキムジョンイル前朝鮮将軍もキムジョンウン将軍も政治外交を展開してきました。
これまでキムジョンウン将軍がやってきたことはキムイルソン元将軍の方針の踏襲でした。
現状の朝鮮の状態を見ると、軍事力は朝鮮が勝っていると思います。韓国はアメリカの軍事支援なくしては防衛はできないでしょう。
しかし、民生を比較すると、朝鮮の貧困は世界で最悪のレベルにあります。国連は人道上朝鮮に食料支援を行っています。国民が不幸に苦しむ政治なんて最悪です。キムジョンウン将軍の政治は最悪です。
キムジョンウン将軍は、地方の民生の悪さ、地方の軍人の生活の悪さ、彼らの絶望的な生活を知っていると言われています。民生担当の公務員を叱咤激励しているが、生活が改善しないことを知っているようです。公務員が罰を恐れて生活は悪くないと上に報告することが増えていることも知っているようです。
問題は、国の予算を、軍事力強化から産業強化に回さないと朝鮮に未来はないとキムジョンウン将軍が考えを変えたかどうかということです。
つまり彼はキムイルソン元将軍の方針に絶望し、方針変更で朝鮮改善改革の希望を見出したのかということです。
韓国を敵とみなす、朝鮮半島統一を考えないという意味が、朝鮮を独立の国と考え、ひたすら朝鮮の改善改革に全力を注ぐという決意かどうかということです。
甘い予測は禁物ですが、朝鮮が民生重視に転じることは望ましいことです。韓国は朝鮮が民生重視に転じても、韓国が攻撃して朝鮮を滅ぼし、朝鮮半島を統一することはないと思います。朝鮮が自助努力で民政を改善することを歓迎すると思います。現在の朝鮮を韓国が吸収すると、韓国の負担は非常に重くなり、韓国の乱れの原因になるからです。
なお、朝鮮が中国的経済改善を実現しても、軍政が続き、政治的に自由民主主義国と対立するという政治的不安定が残ります。これは世界の難問です。
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