近くの生協でいろいろな魚のお刺身セットを買って、ちらし寿司にしてご飯を食べたが、お刺身の薄さ、小ささに仰天です。これって日本のお刺身かと泣きたい思いです。
ところがもっと驚くことは、お刺身セットを入れている発泡スチロール容器の上側が、派手な色で模様印刷され、お皿代わりになるようになっていたことです。この装飾容器で日本の食文化を改善した、食の付加価値を上げたといえるでしょうか。こんなものでペラペラで小さいお刺身の栄養、付加価値が上がったと言えるでしょうか。
お刺身の重要なポイントは食べたときの蝕感です。ペラペラで小さくてはお刺身の味はでません。十分な厚さ、大きさにすると高すぎてお刺身セットが売れないからでしょうが、栄養無視、味無視ですね。
日本は貧困化し、栄養失調の人が増え、病気に苦しむ人が増えるでしょう。医療社会福祉関係の予算が増え、財政の不安が増すでしょう。これは生活基盤の崩壊です。
生きることは食べることです。この基盤崩壊でどうして日本は元気がでるでしょうか。防衛力・アメリカとの同盟強化などにおカネを回しても、自衛隊員は空腹で戦争を続ける力はないでしょう。国民は戦争する自衛隊員に食料を供給し続けることができないでしょう。
食料だけではありません。武器弾薬も供給し続けることができません。
大平洋戦争の二の舞ですね。自衛隊員は戦場で畑を開墾し、食料自給自足をやらないと、戦死する前に餓死してしまいます。太平洋戦争では餓死者が多かったそうですね。弾薬がないので、弾(たま)なし銃に銃剣をつけ、突撃・玉砕が多かったそうですね。軍人はかわいそうでした。勝つ戦争ではなく、死ぬ戦争でした。
大昔から、日本人は戦争を続ける持久力はありませんでした。今もなく、今後もないと思います。不戦が最善の生き方と思います。憲法第9条は、世界に通用する法の中の法です。無謀軽率はいけません。
ロシアのウクライナ戦争はロシアに正義がありません。しかし、ウクライナの防衛は防衛ではありませんでした。戦争です。戦没者が増え続け、生活・生産基盤破壊が進むだけの悲惨な戦争です。
防衛とは正当防衛という意味です。ロシア側だけに戦没者が出ただけで済んだ場合に使う言葉です。ウクライナの戦没者が数十万人では防衛ではありません。戦争です。
負けて勝つ戦略戦術を使うべきでした。ウクライナはNATOに依存して泥沼戦争にはまってしまいました。