折角ロシアに厭戦気分が広がっているのにロシア国内の軍事基地を攻撃して、ロシア人の防衛本能を刺激することは愚かなことだと思います。
国連総会はロシアのウクライナ戦争は不法と議決しました。正義はウクライナにあり、ロシアにはありません。いかにプーチンロシア大統領が、ミンスク合意に反したのはウクライナと主張しても、だからと言って、軍事演習だと言いながらある日突然大規模なウクライナ侵略を始めた行為は犯罪です。
そもそもミンスク合意をしながら、裏で戦争による私的職業軍人軍やウクライナの武装親ロシア派を支援して親ロシア派の支配地のロシア化を推進していたロシアの合意違反も問題です。ウクライナ戦争を始めたときロシアは何とウクライナのロシア化を目的にしていました。ウクライナのミンスク合意違反を批判するような資格はロシアにありません。
ミンスク合意は当事者双方から合意直後からひそかに軽視されていました。破綻したことは必然性があったと思います。
戦争終結を早めるには、プーチン大統領一派の孤立化を促進することです。かつてロシア(旧ソ連)がアフガニスタンを侵略したとき、アフガニスタンが忍耐強い反ロシア活動で、最後にはロシア軍を撤退させた事例を学ぶべきです。国連、さらには世界から支援なき状態でアフガニスタンはロシア侵略を阻止しました。(注)アフガンスタンは何とその後のアメリカの侵略にも反アメリカ活動で対抗し、実に20年ぐらの対抗でこのほどアメリカ軍を撤退させることに成功しました。やはり国連、あるいは世界の支援なしです。アフガニスタンの政治の悪さは問題ですが、外国の侵略に対する忍耐強い対抗はすごいと思います。
ところでウクライナは国連、さらには世界から支援されています。アフガニスタンよりはるかに有利です。ウクライナ内での忍耐強い反ロシア活動で、ロシア軍を撤退させることが重要と思います。短期決戦でロシアに参ったと言わせることは、ロシアの滅亡のみならず、ウクライナの滅亡、さらには世界の滅亡の恐れがあることを理解すべきと思います。
ロシアの人々の厭戦気分が高まることがだじということをウクライナも国連も世界も理解すべきです。