☆ 首都圏第3空港の必要性
ロンドンでは2つの主要空港の半径50km以内に3つの小規模空港がある。
その小規模空港を格安航空会社が利用、アイルランドの「ライアンエアー」では大手の5分の1の料金を実現した。
茨城空港には、マレーシアの格安航空会社「エアアジア」が興味を示している。
7月に視察のため来日したCEOは記者会見で、東京までの移動に成田より時間がかかるとしても、
手続きの簡素化で時間は取り戻せると同空港への期待を語った。
海外でのこうした期待や成功例から、茨城空港は格安航空会社の参入に期待を寄せ、10月1日から開催中の“国際航空宇宙展 2008”(~10月5日まで、パシフィコ横浜)においても積極的な招致アピールを行っている。
ただ、現在20社と交渉をしているが、乗り入れを決めた会社は一つもない。
各社が決めかねているのには、建設中の羽田空港第4滑走路の存在がある。完成すれば2010年秋には国際線が就航する予定で、その時期と茨城空港の開港が重なるからだ。