☆ パナソニックの名で海外へシフト
販売店でも、ナショナルからパナソニックへの切り替えが進んでいる。
店内のナショナルブランドの冷蔵庫や洗濯機は、新たにパナソニック商品に一気に入れ替えられた。
看板も代わり、店内装飾もパナソニックのイメージカラーであるブルーに統一された。
販売店では、客への認知度にやや不安を覚えるものの、統一による相乗効果を期待しているようだ。
ところで、パナソニックの売上は国内が半分を占め、ライバルのソニーと比べて海外比率はかなり低い。
そこで、同社は、2年後を目標に海外売上を60%まで引き上げる計画を立てている。
そのような背景からか、今回の社名変更に関して、安定した国内の強さから、弱かった海外向けの成長路線へシフト変更するためのショック療法と分析するアナリストもいる。
10月1日、パナソニックでは全社朝礼が行われ、大坪社長とともに“7精神”が唱和された。その7精神には、今後の海外展開を意識し英語の翻訳も加えられている。
都内の家電量販店では、社名統一に合わせてパナソニック商品を集めたフェアが始まった。
視察に訪れた牛丸副社長は、パナソニックに統一したことで、もっといい商品が出てくるのではという期待感が店側にあり、10月は好調な発進になると自信を語った。
日本の代表的な老舗企業の新たな出発に、いやがうえにも注目があつまっている。
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