始めてから分かる起業の体験記

新会社法で、簡単になったとはいえ、やはり起業は面倒なことが多い。体験して始めて分かったことなどの話をします。

WBS 10月2日放送のメモ (CEATEC JAPAN、部品メーカーの活用方法)-2

2008-10-03 22:48:28 | WBS

     部品の魅力を伝える工夫

村田製作所のロボットが話題になったことから、部品メーカーにとってのシーテックのような展示会の意味も変わり始めている。

電子機器をつなぐ“コネクター”でトップメーカー、アメリカの「タイコ エレクトロニクス」は、シーテック会場で15mのレールを敷きその上を走る“リニアモーターカー”の展示を決めた。

外資系で知名度がない同社にとって、人材確保はかなり深刻で、今回の展示も学生に注目してもらうための大仕掛けな展示となった。

外資系とはいっても顧客として日本企業が相手である以上、日本の理科系人材はどうしても必要。採用活動は重要度を増しているという。

リニアモーターカーには、コネクターを始め同社の製品が20以上使われているが、やはり部品を作るのとは勝手が違うようだ。
展示会に間に合わせるための調整は、オープン当日の朝まで続けられた。

シーテックでの注目度は上々で、狙いは当たったようだ。会場には来年度入社予定の内定者も招待され、未来の技術者として可能性に期待を寄せる。

やる気のある人が継続的に入ってくる会社にするため、面白いことをやっているという情報を与えるのが重要と人材担当者はいう。

華やかな展示会の裏側で活発になってきた企業の人材戦略、その狙いが学生たちに届くようアイデア競争は続く。




職人技が冴える本革首輪   起業情報サイト

WBS 10月2日放送のメモ (CEATEC JAPAN、部品メーカーの活用方法)-1

2008-10-03 11:48:57 | WBS

     ムラタセイコチャンで人材確保



激しい開発競争にあるデジタル機器メーカーだが、その要となる人材の確保に各企業は苦戦している。

9月30日から始まったデジタルメーカーの総合展示会“CEATEC JAPAN 2008”の会場で、ロボットのサッカーなど派手な展示で注目を集めるのは部品メーカー「太陽誘電」、リクルートを見据えた演出という。

超売り手市場といわれる新卒の採用状況、特に理系学生の確保は企業にとって厳しくなっている。
部品メーカーは、その地味なイメージから、知名度や人気のある大手の製品メーカーに人材を取られがちで優秀な人材確保は難しい。

「村田製作所」は、その持つ技術とチャレンジングな風土を学生に伝え、電子部品メーカーを知ってもらう努力を続けている。

3年前のシーテックに登場した自転車型ロボット“ムラタセイサク君”は、新卒向け企業説明会にも使われ、今や会社のイメージを変えることに一役買っている。

今回シーテックの会場で話題を集めているのが、さらに進化したロボット“ムラタセイコチャン”、同社が作るセンサーなどの技術を集め、一輪車で見事にバランスを取る。

同社が作るジャイロセンサーを使って傾きを感知し、左右は胸にある円盤を回し、前後はタイヤをこぐことによってバランスをとる。

開発には若手の女性社員も加わりデザイン面を担当、ブログで製作過程を公開し同世代の学生の興味を惹く狙い。

同社には、実際に“ムラタセイサク君”に関心を持って面接にくる学生もあり、人事採用面で効果を上げているという。