大阪万博の屋根がかび始めているという…
大阪万博って日本の木材使って林業に貢献するとか言ってませんでした?
でも結果、コストと量の問題でフィンランド産の木材を使用とか…
木は育った環境で使われると、樹齢年数の耐久性があるそうですが…木は火や水に弱い。乾燥にも。
木はデリケートなのです。
風雨に晒せば当然朽ちる。
だから漆喰や漆の技術が発達したのです
古いお寺や神社の木造建築が百年以上保つのは、手入れされ、風雨から木材を守る建築様式で、木材もその地域で育った樹齢の高い木を使用しているから。
天然木、無垢材に人気が集まるけれど、使用するにはそれなりに手入れと保護が必要
ましてや10年20年で伐採された木に、数十年の耐久性を求めるなど詮無いこと
不可能を可能にするために、薬品を使うようになる
食品も建材も同じ
腐食を防ぐための防腐剤、形を整えるための接着剤、綺麗に見せるために発色剤を使用するようになる。それらは全て均一の規格を保つため
自然のものは工業製品みたいにはいかないのに
日本人は勤勉さゆえにそれを求める
古民家の梁は木のうねりをそのまま利用している
だから強い
製材され、均一に加工された木はどうしても弱くなる。それを保護するために薬品処理が必要になる
食材を綺麗に見せ、長期間保存できるように添加物を使用するのと同じだ…
食物も環境も
不自然なものは人間にも害を及ぼす
環境の違う場所に持ってこられ、風雨にさらされてカビた木を不憫に思う
大阪維新の会が後押しする大阪万博…
ある意味今の時代を象徴しているように思う
闇が深い…