まったり~

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紫陽花さんぽ

2017年06月24日 | お出かけ
あと1週間で6月も終わりですね。
あっという間の2017年の半年が終わってしまいますね。
なんと、時の経つのが早いことか!!!

さて、先日の良く晴れた日に横浜八景島のあじさい祭りに出かけてきました。

ちょうど見ごろだったようで、色とりどりのきれいな紫陽花がたくさん咲いていました。
いくつか紹介しますね。



ここが、紫陽花坂の入口。
スタンプラリーも開催されていました。







ガクアジサイも素敵ですよね。



このような赤系の小花をまとめた紫陽花もあるのですね~。




階段にはこんなハート型をかたどったオブジェ風の紫陽花も。

(ここで記念撮影をしている人がたくさんいました)



八景島シーパラダイスらしい、イルカと紫陽花。
ちょうどいイルカちゃんの間でトイプードルちゃん2匹が撮影中だったのですよ。(SNSに挙げるのかな~と思ってみていました)
微笑ましかったです。




中には鐘とペリー艦隊碇泊地の碑があります。




海と周遊船。



そして紫陽花ではありませんが、入り口のメリーゴーランドにとても豪華で素晴らしい花を見つけたので、パチリ



紫陽花も素敵でしたが、こちらもとても気に入った花たち。

最近、花を見るのが大好きになりました。

心が和みますよね。


本の紹介

2017年06月19日 | 本の記録
先日久しぶりに本の紹介をしましたが・・・

今回また、読んだ本の紹介です。

5月末より映画が公開されたので、気になっていて手にとり購入した作品です。

〈『ちょっと今から仕事やめてくる』 北川恵海 著 メディアワークス文庫 発行〉



映画にもなっているし、若者向けの今どきの軽い話かな?と思っていたのですが・・・。

いえいえ、全く違いました。重いテーマーをとても現実味あふれるタッチで描いている作品です。

前回紹介した様なほっこりするストーリーではなく、かといって感動した!!というのとは違う・・・共感しました!!というのが一番合っているでしょうか?

でも、読んでいて涙、涙だったのですよ。



就活を終えて、何とか内定をもらった企業で働いている主人公ですが、ブラック企業で勤務時間が多く、しかも上司からパワハラを受けています。

肉体的にも精神的にも追い詰められていく主人公。

駅のホームでボーッとして電車に飛び込みそうになるところをヤマモトと名乗る青年に助けられます。(この青年が映画では福士蒼汰くんですね)

自分では顔も名前も覚えていないのに小学校低学年のころ同級生だったとヤマモトは言います。

しかも関西弁で(笑)

良くわからないもののそのヤマモトという青年に私生活から仕事の面まで助けられる仲となります。
度々会うようになり、友達として付き合いが始まります。

しかし、あることからその青年は同級生ではないことがわかります。

しかも3年前に亡くなっていたことまで判明します。

では幽霊なのか??そこまで書いてしまうと、映画を観ようとしている人の楽しみがなくなってしまうので、ヤマモトくんの正体はここまでとします。

主人公は根っから人を疑わないようないわゆる真面目で「良い人」

ある日先輩にはめられて、自分がミスをしたことにされ大変な目に遭いますが、それでも「自分のせいで、先輩がそんな人になってしまったのだ」と思いこみます。

そんな人だから余計に精神的に追い込まれていき、会社のビルの屋上でこのまま死のう・・・と考えます。

その場面でも救ってくれるのはヤマモトです。

「自分の気持ちばかり考えているけれど、一度だって残された者の気持ち考えたことがあるか?」
「何で助けてあげられなかったって、一生後悔しながら生きていく人間の気持ち考えたことがあるか?」

と、言われます。

そこで、踏みとどまる主人公。

死ぬくらいなら会社を辞めるという選択を取ろう。
自分の人生を変えられるのは自分しかいないということに気付かされます。

そこで、会社に「辞めます」と言いに行くのですが・・・上司に向かって放つ言葉が聞いていて(読んでいて)爽快でした。

そして、共感できた一言が

「世界や社会や会社やこの部署などを変えることなんて出来ません。でもそんな僕にも一つだけ変えられるものがあります。『それが自分の人生なんです』」という言葉。

確かに自分の人生は自分しか変えることが出来ません。

会社を辞めることは負け犬なんかじゃない。人生の勝ち負けは他人が決めるものでもない。

本当にそう思いました。

主人公が久しぶりに実家に電話を掛けるのですが、主人公の母親がとても出来た人で、主人公が「会社辞めるかも・・」と言ううのですがあっけらかんと「いいんじゃない。会社は世界にたった一つなわけじゃないし」「人生なんてね、生きてさえいれば案外なんとかなるものよ。」と諭します。

追い詰められた人に「頑張れ」というような言葉をかけてはいけない。
逃げ道を作ってあげなければいけない。その良い例ですよね。

主人公はこのような素晴らしい家族にも救われるのです。


そのやり取りを読んでいて、母親の気持ちにとても共感してしまい涙。涙でした。
私もこんな母親になりたい。

こんなに良い作品なので、映画も見たいのですが、こんなオバサンが一人でこの映画見て号泣していたら恥ずかしいので・・・なんとなく躊躇しています(笑)

原作の小説を読んでこれだけ良い作品だったと思えるので、映画もとても良いものだと思います。

興味のある方は是非・・・





美術館散策

2017年06月15日 | お出かけ
梅雨に入りましたが、あまりまとまった雨が降らないですね。

ところで、先日の休日に2か月ぶりに愛犬をトリミングに連れて行くことが出来ました。
大体仕上がるまでに3時間弱かかります。

では、その間に普段犬を連れて行けないところに行ってみよう!!

ということになり、当日急に調べて横浜美術館に行ってきました。

美術館では

『ファッションとアート 麗しき東西交流』という展示をしていました。

明治時代に日本で作ったドレスなどを輸入していたそうです。



中の展示の様子は撮影禁止だったため撮れませんでした。こちらはポスターになった写真。

素敵なドレスの数々に当時は舞踏会などがさかんだったのだなぁ・・・と思いました。

最後の展示にビーズで作ったタッセルをドレスに巻き付けた作品があったのですが、ビーズの細工が細かくてそれが延々と長く伸びているのです。

作ったときはさぞかし、時間がかかっただろう。作った人はさぞかし大変だっただろう・・・なんて、変なところで感心してしまい、しばらくビーズタッセル付きのドレスに見入ってしまいました(笑)

展示の様子はお見せ出来ないので、美術館の建物の写真を少し・・・





これは、入り口付近。

ちょうどこの真ん前がマークイズみなとみらいです。
お天気の良い休日でしたので、小さな子供連れの親子がたくさん。
噴水で水遊びをしていました。



館内の2階から、1階フロアーを見渡したところです。



中の展示オブジェ。

これらは撮影OKでした。


久しぶりに横浜美術館に行きましたが、午前中だったからか中は比較的空いていて、快適に回れました。




ほっこりするストーリー

2017年06月06日 | 本の記録
そろそろ梅雨入りしそうな関東地方ですね。
涼しいのでラクですが・・・。
雨は降ってほしくないですが、夏の水不足や農作物のことを考えると梅雨も必要なのですよね。
せっかくなら楽しい気持ちで梅雨を過ごしたいです。


ところでとても久しぶりに、読んだ本の記録です(笑)

〈「弁当屋さんのおもてなし~ほかほかごはんと北海鮭かま~」喜多みどり 著 角川文庫 刊行 〉



とても心がほんわかと温かくなる物語だったので、紹介します。

食べ物で心が温かくなるお話は以前 「ランチのアッコちゃん」 や 「給食のお兄さん」などを挙げたことがありますが(その時の記事)、こちらもそれらにまけないくらいほっこりするストーリーです。

人間は食べものでできている・・・とどこかで聞いたことがありますが、食べ物って本当に人を幸せにする力を持っていますよね!?

この物語もそうでした。

急に同僚の代わりに札幌に転勤させられた主人公の女性。
心に傷を抱え、かつ連日残業の仕事の疲労や、慣れない土地での気温差に風邪をひいたりと、最悪のコンディションで偶然立ち寄ったお弁当屋さん。
そこで、お弁当を注文するのですが・・・。

注文したはずのお弁当とは違うものとメモ用紙を渡され、「お代は要りません」と言われます。
メモ用紙には内科の医院の名前と電話番号、住所が書かれています。

不審に思って、食べるか?食べないか?迷った主人公でしたが、空腹に負け、一口食べると止まらなくなって・・・。
気がつくと泣きながら、お弁当を全てたいらげてしまいます。

そのお弁当は鮭かま弁当。

後日、店員の気配りで注文したザンギ弁当ではなく、わざわざ鮭かまを使って弁当を作り替えたことを知る主人公。
ザンギ(北海道地方のから揚げのことです)では、体調が思わしくないときに油っぽくて胃に負担がかかるだろうという店員の気配りでした。
医院のメモは、体調が悪そうだが、もしかしたらこの辺に来たばかりか、出張か何かで病院のことまでわからないのではないか?という気回しでした。
そのおせっかい(?)が嬉しくて、冷え切って固まっていた心がだんだん温まってほぐれていきます。

その店員の優しさに感謝するようになります。


やがて、そのお弁当屋さんの常連となる主人公。

様々な客とそれに応えるべく、心温まるお弁当を作る店員のエピソードが展開します。
食べ物で人が幸せになっていく様は読んでいても心温まります。

後半は、そんな店員にも心晴れない事情があり、それを主人公と他の常連客で救う。というストーリーです。

悪者は一切登場しないので、安心して読み進めることが出来ます。

こんなお弁当屋さんがあったらいいのに・・・。と思います。
自分のためだけに作ってもらうお弁当が食べてみたいです(笑)


読後はとても温かい気持ちになることが出来ますよ(^_-)-☆