本の記録です。
<「日本語でどづぞ」 柳沢有紀夫 著 中経の文庫 刊>
「どづぞ」って、へんな題名の本だなぁ・・・と思い手にとってパラパラとめくるとなにやらとても面白そうなので購入。
あっという間に読んでしまいました。
海外で売られているお菓子や食品の面白い日本語表記や海外の店の看板の面白い表記、レストランやカフェの面白いメニューなどなどをまとめたものです。
特に印象に残ったのは
中国のホテルの緊急避難非常口の案内文句。
英語で「You are here」と書いてある下にわざわざ日本語表記が・・・。
「ぁたたけここにいろ」(←おそらく、「あなただけ、ここにいろ!」)
直訳もいいところなので、思わず笑っちゃいます。
「現在地」でしょうが・・・と突っ込みたくなりますがそれ以前に緊急事態が発生して非難したいのに『あなただけ、ここにいろ!!」とは、何ともヒドイ
他にメニュー編では・・・・
フランス・パリのカフェのメニュー
「私たちのちりめん状にの手製」
これ、何だと思いますか??
「どうやら、クレープのことらしいのです。」
「ちりめん状」って・・・布の生地の種類になってしまっている・・・
本当は『手作りクレープ』と言いたかったようです。
Googlなどの英文翻訳機能を使って海外のWebページを日本語訳すると、とんでもない日本語になってしまいますがそれと同じなのですね。
そういう私。笑ってばかりもいられないのです。
3年前、長男がカナダに語学研修に出かけた際、ホストファミリーあてに事前にメールを送らなければならなかったのです。
学生時代から何年ぶりかの英文作成。
最初は、辞書を片手に奮闘したのですが・・・。
実際に息子がお世話になっている間も、ホストファミリーは息子たちの様子をメールで送ってくれます。メールの内容は理解できるのですが、その返事を英文で書くのは一苦労。
段々、大変になり翻訳機能を頼って、メールを作成して送信していました。
おそらく、かなりヘンな内容の英文だったことと思います。
大笑いされていたかもしれません
それを考えると・・・海外のお店や会社の人々は、日本語訳に悪戦苦闘した結果だと思うのでお笑い種にしてしまっては、申し訳ないなと思うのですが。
でも、やはり日本人にとっては、面白い日本誤(!?)ばかり。
せっかくだから、大いに楽しませてもらいましょう(笑)
この本は、電車の中では絶対に読めません