先日、高校時代の友人とおしゃべりしていたとき、言葉についてが話題になりました。
たしか、「めばちこ」って関西の方で使う「ものもらい」のことなんだって!!と言う話から始まって・・・
片付けることを「かたす」っていうよね!?と。
私も友人も東京の下町出身。
当然のように片付けることは「かたす」と使っていましたが・・・それはおかしいと友人は娘さんに言われたそうです。
これって東京の方言なのかな?とそのとき話していました。
先日、書店に行くと「出身地(いなか)がわかる方言 篠崎晃一+毎日新聞社 著 幻冬舎文庫 刊」という本を目にし購入しました。
その本には、「かたす」とは、やはり東京の方言であると書いてありました。
そうなのか~。と納得。
その本には東京の方言はあまり書いてありませんでしたので、ネットでイロイロ調べてみました。
すると、昔、祖母が使っていた懐かしい言葉などイロイロ出てきて楽しくなりました。
私の実家は両親・同居していた祖母ともに東京出身でしたので、方言だなんて疑ってもみなかったのですが・・・。
ちょっと書き出してみます。
私が子どもの頃(幼稚園時代までだったと思いますが)は、美容院へ行く・・・とは言わず「かみいさん」に行く。と言っていましたよ。
(髪結いさん→かみいさん)
食べ物もイロイロあります。
味噌汁→→おみおつけ・おつけ
吸い物→→おつゆ
漬物→→おこうこ
醤油→→おしたじ
そして面白いのが、みかんを食べるときに薄皮をむいてひっくり返したものを→→オシシ と呼んでいました。
これも、ネットで調べた東京下町ことばの中に書いてありました。(まだ本当に幼少の頃に母が使っていた言葉。懐かしいです)
また、
いい加減・適当に答える・口からでまかせ・・・のような意味のある→→あてずっぽう
と、言う言葉も使っていましたね。
潮干狩り→→ヒオシガリ・ヒヨシガリ(これは、父が使っていましたね)
布団を敷く→→布団をひく
同じもののこと→→おんなし
・・・の度に→→・・・のたんびに
異常なさま、はなはだしく信じがたいさま→→べらぼう
威張る→→えばる
などなどです。
それから、こちらは私の実家でだけかもしれませんが食パンの耳のことを
パンの『へり』と呼んでいました。
夫は埼玉県出身ですが、『ヘリ』なんていう言葉初めて聞いた。と言います。
東京にも方言ってあるのですね。
言語って不思議です。