鬼笑で行こう。

おいしいものの話や、まじめでいい加減な不定期評論など…

過労死、残された人。

2008年06月06日 | 鬼笑が語る

いわゆる「突然死」だったそうだ。過労死だったといっていいと思う。

ふだんと同じように夜遅く帰宅し、遅い食事をとり、「もう寝るわ」とふとんに。
翌朝、小4の息子が「おとうさん、起きて、起きて」と大泣きしていて、すでに亡くなっていた。

今月は、毎晩、深夜になっての帰宅。
「上司にお願いして、たまには早く帰らせてもらったら?」 そのひと言をなぜ言わなかったのだろうかと、彼女はいま自責の念にさいなまれている。

彼女のひと言があったとしても、上司に言える職場だったか?
上司に言ったとして、部下の言葉を受け止める上司だったか?
上司が受け止めたとして、「きょうは早く帰っていいよ」といえる職場だったか?
上からのノルマは? 人員配置は? 「?」の連鎖の先は?

社会にたいしてなすべきことは見えつつある。
彼女にたいしては?