鬼笑で行こう。

おいしいものの話や、まじめでいい加減な不定期評論など…

「お運び」をきわめる。

2007年11月08日 | 鬼笑な日々
知人のRさんは、30席ほどある和ダイニングのフロアをひとりできりもりしている。
小柄な体で笑顔をたやさずよく動き、森のなかを敏捷に走り回るリスのよう。客あしらいがじょうずで、機転もきく。

「わたし、お運びをきわめたいんです。どうやったらお客さんに料理とお店を楽しんでもらえるか、毎日いっしょうけんめい勉強しているんです。」

このお店、店長さんの腕はなかなかのものでかなりできるほうなのだけれど、料理やインテリアなど、「この店でなければ」という訴求力に欠けるところがあるのも事実。
僕がたまに足を運ぶのは、彼女の笑顔と声と動きが実にきもちよく、それがつくる店の空気が好きだから。

きわめたい、という思いをきいて、これは応援しなければと…。