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浴室を補修して見ましょう!

2019-06-27 08:19:47 | 住まい全般

浴室の補修術!!

 家の中で一番トラブルが起こりやすいのが浴室です。水を使うところだけにちょっとしたトラブルでも放っておくと下地や土台、敷居などの腐敗がどんどん進んでいってします。また、ゆるくなったゴム栓をそのままにしておくと、浴槽の水が減って、からだきの原因にもなりますので、できるだけ早く補修することが望ましいです。

浴槽と壁の間のシール(コーキング)の補修ですが、埋め込みタイプの浴槽で、壁との隙間にシール(コーキング)がしてある場合、はがれてくることがあります。放っておくとそこから水が侵入し、下地や土台を腐らせる原因になるますので、早めに補修することが大切です。またシール(コーキング)部分にカビが発生して取れなくなったときも、シール(コーキング)を取って補修するときれいになります。

 古いシールは、引っ張ってはがせるところははがしていきます。しっかりとついているところは、浴槽側と壁側にカッターナイフで切れ目を入れてはがしていきます。残ったシールは割り箸などで、こそぎ落としてしまいます。

 シールを取ったあと、汚れをよく洗い、乾かします。急ぐときはドライヤーの熱を利用すると以外に早く作業が進みます。

 シールを打つ部分の両側にマスキングテープでシールがつかないように養生します。マスキングし終えればシールを打っていきます。シリコン系充てん剤(防カビ剤入り)のノズルの先を、シールを打つ部分の幅に合わせて切り落とします。ノズルの先をシール部分に当てながら、絞り器を回して絞り出して埋めていきます。水をつけた付属のヘラか指で、押さえるようにならします。ならし終わったら、直ぐにマスキングテープをはがして完成です。打ち終わったらしばらくは触らないで下さい。

テープ状のシール材には、ウレタンゴムのシールと成型ポリエチレンテープがあります。どちらのテープを使うときも、古いシールをはがして汚れを取り、乾かしてから貼っていきます。

 ウレタンゴムのシールの場合、台形のウレタンゴムがテープ状になっていて、はくり紙をはがして貼るだけで、ピッタリ貼れるシール材です。このシールの特徴は、伸び縮みしますが、伸ばさないで貼るのがコツです。また、角(コーナー部分)は角度を45°に切って貼り、もう一方も45°に切ってピッタリ合うように貼ります。貼り終えましたら、指やスプーンの背などでしっかりと押さえます。

 次に、成型ポリエチレンテープの場合ですが、このタイプは、2つ折りにして貼ります。テープが少し固めなので、カーブのある浴槽には貼りにくいのですが、その分直線部分にはお勧めです。

 貼り方としては、テープの折り目90°に曲げて先端の裏紙をはがし、位置を決めてから、裏紙をはがしながら貼っていきます。角(コーナー部分)は下半分を45°に切って貼り、もう一方も45°に切ってピッタリ合わせて貼ります。貼り終えましたら、指やヘラでしっかりと押さえていきます。

 その他の部分のシールの補修ですが、例えば、タイルと壁のコーナー部分や壁と床のすき間など、押すとゴムのように弾力のあるシリコン系充てん剤が使われている場合は、浴槽と壁の間のシールと同様に補修することができます。また、ユニットバスの継ぎ目や収納棚の周囲にも押すとゴムのように弾力性のあるシリコン系充てん剤が使われていますので、これも同様に補修することができますので、汚れていたり、切れていたら補修するようにして下さい。

まず、腐っている部分をノミや彫刻刀などで、できるだけきれいに削り取っていきます。次に、木部用エポキシパテを必要量切り取り、よく練り合わせます。2つの容器に入っている場合は、同量を取り出し、練り合わせます。

 削り取った部分に、よく練ったエポキシパテを押しつけながら埋めていき、形を整えていきます。また、引き戸レールがあるときは、釘を曲げて埋め込んでおくと、釘が浮き上がってきません。

 木部用エポキシパテで埋めたあと、敷居や木枠など木部全体を水性つやあり塗料(水性ニスや水性ウレタン塗料等)を塗っておくと防水効果があると同時に、見た目もきれいに仕上がります。

 もらいサビを取る方法ですが、タイルやポリバス、ホーロー、ステンレス、陶器などに、ヘアピンや缶などを置いたままにしておくと、サビがついてしまうことがあります。たいていの場合はクリームクレンザーでこすると落ちるのですが、こすっても落ちない場合は、40度ぐらいのお湯をかけ、洗濯用の還元系漂白剤をふりかけて、しばらくおいてからこすると取ることができます。

 浴槽のゴム栓の交換方法ですが、ゴム栓が老朽化すると、排水口にすきまができ、水漏れの原因になり、水の無駄使いになるだけでなく、から炊きの原因にもなりますので、早急の補修が必要です。古いゴム栓を外して持っていき、サイズの合ったゴム栓を探して交換するようにして下さい。 取り外しや取り付けの際、チェーンの両端についている丸カンというリングは非常に硬いので、ペンチなどを使うよにして下さい。

塗装がハゲてカビだらけの浴室では、ゆっくり入浴しようという気持ちが薄らぎます。浴室の壁や天井は湿度が高く、直接水がかかることも多い場所ですので、カビの発生や塗料のハゲ落ちは避けることはできません。塗装面積も少なく、手軽にできる「浴室の塗装」を自分の手で塗り替えましょう。

 塗装をする前の下地の調整ですが、塗装の第一歩は下地の調整からです。これをしっかりやるかやらないかで、塗装の仕上がりと耐久性に差がでます。

 まず、カビがある場合は、必ずカビ取り剤で、殺菌漂白し、カビを取って置いて下さい。カビ取り剤を塗ったら、しばらくそのままにしておき、カビが消えたら、水洗いするか水拭きし、乾かします。次に、壁にヒビ割れや穴が開いている場合は、壁用パテを用いてヘラなどで埋めていきます。パテが完全に乾いたらサンドペーパー(180番程度)で平らに仕上げておきます。また、平らな壁は壁全体にサンドペーパー(180番程度)をさっとかけ、塗料のノリをよくしておきます。古い塗膜がはがれかかっているときは、ペーパーやスクレーパーなどで出来るだけ取り除いて下さい。(古い塗膜がはがれていたり、水をつけると吸い込むような壁の場合は、下塗り用シーラーを全体に塗ることにより塗装のノリがよくなります。)

 壁が汚れている場合ですが、浴室の壁は見た目よりも汚れていることが多くあります。壁の汚れを水洗いするか、水拭きをして、汚れを落として下さい。汚れを落とした後は、よく乾かして下さい。以上が塗装前の下地処理の方法です。これが終わればいよいよ塗装にかかっていきます。

 塗替えをする場合は、窓枠やタイル面など、塗料がついては困るところをマスキングテープや新聞紙、ビニールなどでカバーしておきます。カバーし終わったら、塗料をよく攪拌して下さい。塗料は顔料が沈殿していますので、塗り始める前に、割り箸や棒で、缶の底からよく混ぜるようにします。攪拌したらまず、窓枠や換気扇のまわりや、タイルとの境などの隅んも部分やコーナーをスジカイバケで先に塗ります。次に、広い面はコテバケかローラーバケで塗っていきます。コテバケは上から下へ、あるいは左から右へ、一方方向に塗っていきます。そして、高い壁や天井は、コテバケ、ローラーバケに継柄をつけて塗ると、足場なしで楽に塗ることができます。

 ここでハケの種類についてですが、スジカイバケとは、カーナーや隅の部分、換気扇まわりなど、コテバケやローラーバケで塗れないところを、このハケで先に塗っておきます。塗るときはハケの2分の1くらいに塗料を含ませ、缶の縁で余分な塗料をしごいてから塗ります。

 次に、コテバケですが、凸凹がない平らな壁には最適なハケです。ハケ目もなくきれいに塗ることができ、スピードも早く、継柄をつければ高いところも楽に塗ることができます。塗るときは、手前に引くように一方方向に動かして塗って下さい。

 ローラーバケですが、凸凹のある壁もコロコロころがすだけで、簡単に塗ることができます。また平らな壁にも使えます。また、コテバケと同様に継柄を取り付けることができ、高いところも楽に塗ることができます。

塗る時のちょっとしたコツと注意点ですが、スジカイバケなど、ハケを使って塗るときは、缶を持って行うとやり易いです。また、コテバケやローラーバケを使うときは、受け皿を使います。コテバケは塗料を含ませたら受け皿の高い部分で余分な塗料をしごいてから塗ります。また、ローラーバケの場合は、ローラーに塗料を含ませたら、受け皿の高い部分で何度もローラーを転がして、塗料が平均についているようにしてから塗って下さい。

 塗料の選び方としては、塗料は「浴室用」と表示のあるものを選びます。

 古い塗膜が剥がれていたり、水をつけると水を吸い込むような壁、あるいは凸凹があってサンドペーパーがかけられない、汚れも落としにくい壁の場合は、塗装の前に下塗り用シーラーを塗っておくとはがれなどの失敗がありません。また、シーラーは壁を固め、塗料を密着しやすくするためのもので、壁の状態が悪くなくても塗っておくと安心です。シーラーを塗る場合は、マスキングしてから塗り、シーラーが完全に乾いてから塗料を塗って下さい。

 簡単なことですが、次の点には注意が必要です。まず、天井や壁の高いところの下地処理や塗装をするときは、必ず帽子をかぶり、防塵メガネを着用するようにして下さい。また、塗りたくない所へ塗料がついたときは、すぐに水洗いすれば簡単に落とすことができます。

 また、作業を中断するときには、使用したハケは水につけておいて下さい。これをしないとハケが固まってしまいますので、注意して下さい。

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