僕とわたしの歩く道

日々のいろんなことを。。。

幸せのハードル

2007-11-13 09:47:06 | 学校生活
このブログを読んでいると、おひさまくんは小学校生活もばっちりだし、自閉症っていってもちゃんとしてるし、話も出来て何が問題なの・・・と思う方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

今日、本の読み聞かせに1年2組に行くと、おひさまは特学担任によっかかって、私ともう1人のお母さんの本の読み聞かせを聞いていました。うるさくはないですが、他のお子さんが体操座りで聞いているなか、だら~っとしています。
終わったとたん、「トイレ」って走って出て行っていました。

廊下で会ったおひさまに
「お母さんたちのお話終わるまで教室にいて偉かったね~(ニコニコ)」
とほめて、帰ってきました。今までは途中で出て行っていましたからね。

皆と同じに出来ないことが気にならなくなったのは、小学校に入ってからです。
周りが健常児だからでしょうか。通園施設の時はとても気になっていました。
この半年、比べることがなくなることで、どんどん私は本当におひさまの成長を楽しめるようになりました。

あきらめたわけでは決してありません。
心の持ちようが変わりました。

「ホームレス中学生」のなかで麒麟の田村くんは
「幸せのハードルの低い人生を愛しています」
と書いていました。
(泣いて笑って良い本でした。ベストセラーなのがわかります。)

おひさまへの私の無用なハードルが低くなったことで、私も楽になりました。
一番楽になったのはおひさまだろうと思います。
何でも誉められますから。
だって小学校に毎日行くだけで偉いなあと思えるから。
話す言葉の一言一言が大事に思えるから。

そして、そうなってから、何だか目に見えて成長を感じるようになりました。

おひさまとの生活は毎日とても面白いです♪