旅の途中

人生は長い旅のようなもの。毎日のつれづれに趣味のあれこれなど書いてみようと思います。

韓国で初めて映画を観ました

2017-08-16 00:59:22 | 延世大学語学堂夏学期・3級
韓国で初めて映画を観てきました。
私が初めてのことをするときはやっぱり。。。

ソウル大雨(^^;

やっぱりね。。。

でも週末から日本に帰国してしまうし、その間に終わってしまうかもしれないから、予定を変更せず行きました。
観てきたのはこちら

택시운전사

1980年5月20日に韓国の光州という地方都市で実際に起こった民主化運動鎮圧の様子を撮影するため、ドイツのジャーナリストが単身光州に向かおうとするのですが、行くための手段がない。
そこで依頼したのが何もしらないタクシー運転手ミスターキム(ソンガンホ)
報酬10万ウォンのために光州に入ったミスターキムはとんでもない光景を目にし、そこで知り合った人々の命がけの助けを借りて、真実を世界中に知らせるために奮闘する。
というのが、かなり大まかなストーリーです。

もちろん韓国映画なので字幕なし。
字幕あったところでたぶんスピードについていけない(笑)
ただ、この事件について事前にある程度私は知っていたので、内容はほぼ理解できました。
セリフの理解度は60%くらいかな?
光州のシーンになるとサトゥリ(方言)が入ってくるので少しわからない部分もありました。

なんかねー。とにかくやるせない映画でした。
酷いシーンがたくさんあることは知っていたのに、とにかくなんとか助けられないのかという思いになりました。
大体、非戦闘員である一般民衆をこれでもかと痛めつける軍隊が信じられない。
同じ国の人じゃないですか。
白旗をあげて、投降しているのにガンガン銃を撃って、まさに一人残らず殺すみたいな。。。
日本では1960年代の安保闘争のデモで死傷者が出ましたが、ここまでひどいことはしてないよなあ。。。
これが韓国なのかなあ。。。と見ている間、ずっと、ずっと考えていました。
そして、この事件、私が生れた後、幼い頃に起きているんですよね。
だから、なんとなく昔のこととして済ますことができない気持ちでいっぱいになりました。
(タクシーの様子や黒電話なんかは懐かしかったなあ)

ちなみに当時の鎮圧を命じたと言われている大統領チョンドファンはこれは全部嘘だと言っているそうです。。。
(そうは言っても、そのドイツ人記者が世界に様子を配信しちゃったけどね(^^;)

こういう歴史、忘れちゃいかんなと改めて思った映画でした。


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