急いでお茶を飲み、インサドンから歩いて景徳宮へ。
チャングムツアーのガイドさんから道を聞いていたのですが、「すぐですよ」の言葉に反して、歩けど歩けど見えてこない!
途中「本当にあっているのか・・・?」と不安になりながら、道路標識の「景徳宮」の漢字を頼りにひたすら早歩き。
(ハングルは読めないので漢字が頼り)
なぜそんなに早歩きなのか・・・?っていいますと
景徳宮は世界遺産のため、木曜日以外は自由観覧はできないのです。
韓国語、英語、中国語、日本語のガイドさんがついて1日に見学できる時間が限られています。
しかも、今は冬季。
日が短いため、夏季のラスト16時半からの日本語ガイドツアーがなくなって、私たちが見る14時半がラストなのです!
私たちは明日早朝に帰国なので、この回を見なければ、見逃してしまう~~。
(1日5~6回予約不要。時間はガイドブック参照願います)
14時半ほぼぴったりに景徳宮正門到着!
チケット売り場を探すものの・・・わからない!!
と、さっきのチャングムツアーで一緒だった日本人の方がご親切にも「あちらですよ~」と教えてくれました!
異国で同胞の親切は本当にありがたいです。
(チケット売り場は正門の左脇の短い階段を上がったところにあります。正門からは見えないので、小さなたて看板を探してください。3000w。木曜の自由観覧は15000w)
無事チケットを購入。再び正門に行くとちょうど皆さんが入るところでした。
だいたい60~70人くらいの日本人の皆様です。
公式な儀式が行われた場所。道の真ん中は王様が通り、脇には大臣が位順に居並んだそう。ちなみに朝鮮王朝の貴族は武官と文官に分かれており、それぞれ両脇に並んだそうです。二つのグループから成るので貴族のことを両班(リャンバン)って言うんだって
仁政門 「仁政=国を正しく治める」というような意味があるんだって。細工こまかっ!
色彩豊かな宮殿の中に地味な家が・・・。この家を建てた王様が心静かに文化に親しむことを目的にわざと地味につくらせた楽善斎。日本から嫁いだ李方子妃殿下が晩年を過ごしたので1989年まで使われていたところ。
もっとも最近まで使われていた場所で今は李玖(方子の次男。朝鮮王朝直系)が祀られている
「チャングムの誓い」で医女チャングムと王様が歩いていた池のほとり。四角い池に丸い小島が浮かんでいるのは世界観を表しているそう。
この日は池は一面凍っていましたが、それがなんとも幻想的
他にも王様と皇后様のお住まいになられていたところは、皇后様のお部屋の家具がなんともモダン。
螺鈿のベッドやソファがありました。
対象的になにもないのが王様の部屋。
王様の部屋は何かあったときに家具があると邪魔なのでほとんど何もおかないことになっていたそうです。
そういえばチャングムでも、宮殿の中は皇后様と皇太后様以外は地味でしたね。
ベッドなどかなり近代的な家具がそろっているのは、この宮殿が100年くらい前まで使われていたから。
日本によって滅ぼされるまでこの王宮を使っていたんです。
だいたい1時間20分から30分のコース。
王宮は石段や階段も多く、歩いた距離はそんなにないと思うのですが思った以上に疲れました。
本当はもうひとつの王宮、景福宮にもいけたらいこう!と言っていたのですが、そんな元気もなく暗黙のうちに休憩タイムへ・・・。
次にソウルに行ったら景福宮と国立博物館もぜひ見学してみたいな。