しっぽなのうつうつ

<宇宙(そら)>に魅せられて・・・
お写真、勉強中♪

サケの卵、15日目

2014-01-06 20:49:41 | サケの稚魚を育てる日記


正月三日から始まったサケの卵のふ化。見えているところだけ数えると、卵は現在、5~6個ほど残っています。咋日は久しぶりの晴天。普段の私なら、カメラを持って出かけているところですが、サケの子供たちの事が気になって、それどころではありません。

卵や仔魚を観察していると、とても面白いのです。
水槽越しにカメラのレンズを向けて、ファインダーではなく、液晶のライブビューを見て、拡大表示してピントを合わせると、卵の中の血管も見る事が出来ます。写真に撮ると、小さくなってしまいますが、その場で見ていると、動き出した中身も見えて、ドキドキします。


では、今までのおさらい

採卵日:2013年10月26日
発眼卵、受取日:2013年12月22日(この時点で、小さな眼が確認出来ていたようです。)
個数:50個

約60L水槽にて、水温7度~9度前後に保持(凍らせたペットボトルで調整)

水交換日:2013年12月25日バケツ一杯分(約8L)
     2013年12月31日バケツ二杯分(約16L)

第一仔魚確認:2014年1月3日18:00(16:30、胎動、眼明瞭となる。)
順調にふ化が続き、卵の殻がカス状になり水質を汚染、発泡あり。

2014年1月4日、水交換一回、バケツ二杯分(約16L)
2014年1月5日、水交換一回、バケツ二杯分(約16L)
2014年1月6日、朝水交換、バケツ二杯分(約16L)。夜、再度交換、バケツ二杯分(約16L)。

卵の殻がカスになって、結構、水が汚れます。卵を割って出てくるために、仔魚は自分で酵素を出して殻を溶かすのだそうで、その酵素が水に溶けると泡になり、水の表面に泡が浮くと空気を遮り、酸素不足になってお魚は死んでしまうそうです。だから、ふ化の時は、頻繁に水を交換するよう言われていました。
ふ化が始まったら一日2~3回交換しろと言われていたのですが、水が意外とキレイだったので油断して、二日間、一日一回しか交換せずにいたら、水が濁って来ました。今朝、慌てて交換して、夜にも交換しました。

あらら、文章ばかりでつまらないですね。以上は、管理人の記録用です。


それでは、昨日の様子を、お写真でお送りします。
卵ちゃんを預かってから15日目の様子です。(採卵日から、72日目です。)

 上から見た様子。
石の下にも、卵や仔魚がたくさん隠れています。

 次は、僕かな?

 卵の傍で、先に生まれた仔魚が、寄り添っているみたい。

 隠れているつもりでしょうか?

 こんな感じに、白っぽくても・・・

 だんだん、透通って来て、目玉が大きく、体の輪郭もはっきりして来ます。

 「早く産まれてこないかなぁ・・・」

 「僕が守ってあげるよ!」

 もうすぐかな?

 傍にいてあげる!

 あ、出て来た!

 激突されて、殻が取れた!

 アタシももうすぐよ・・・。殻が取れない・・・誰か取って!

もうすぐふ化しそうな卵の傍を、先に生まれた仔魚がウロウロします。時々、つついたりして、ふ化を促しているみたい。
「早く、出ておいで!」って感じなの!

その様子が、もう可愛いったらないのよ!

水槽の底に、死んだように横たわっていたかと思うと、いきなり飛び跳ねるように泳ぎだして、すごい勢いで走り回ったり、石の下に潜り込んで、しっぽだけゆらゆらゆらしていたり、飽きることなく見ている事が出来ます。


水温管理が難しいけれど、出来れば一度、体験して頂きたいわ!
仔魚はとっても可愛いのよ!

こんなことをしていますが、昼間の晴れが夕方になっても続いていたので、つい、夜の星空を期待して、少しだけお出かけしました。
冷え込んでいる事は分かっていたのですが、この時期、夜の晴れ間は貴重なのです。

思いっきり着膨れして、小さな湯たんぽを持って、ホッカイロも持って、星空求めて走りだしました。



美瑛町北西の丘から見た大雪山。
このまま・・・、晴れたまま、暗くなって!

願い空しく、大雪山も十勝岳連峰も、この後、雲に隠れてしまったのでありました!


あ~あ・・・、残念!






 



コメント (1)
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