「カメラを持った時、何を撮るのか。それは被写体ではなく、自分のどんな心を写し撮るかと言う事だと思います。」
「その光景をどうすればほかの人に伝えられるのかと考えます。そうするとおのずから撮り方は決まってきます。」
また、無断でちーさんの言葉を転写してしまった。
これは、しっぽながカメラをいじり始めた頃、ちっとも上手に撮れない写真をちーさんに送った時に、返信されたメールの言葉です。
これに対してしっぽなは、次のように返しました。
「私は、人に見てもらいたいとか、伝えたいとか思っていないから、自分本位になってしまう。」
「自分の感動を人に伝えたいと思わないのです。それでは、写真はどうして撮るのか?切り取りです。自分の記憶の切り取りです。」
強がりでしたね。
人にどう思われるかなんて、関係無い。
だから、上手に撮れなくたって、構わない・・・、なんて。
今は、みんなに伝えたい。
自分が見ているこの素晴らしい景色を上手に伝えたい。
北の大地の大自然。素晴らしいってことは、みさなん、ご存知です。
しっぽなが拙い写真をお見せしなくても、たくさんの感動的な写真があちらこちらに溢れています。
それでも。
しっぽなが生活しているすぐ隣に、まるで夢のような、遠い憧れのような、そんな景色が広がり、何気ない瞬間にそれを見る事が出来る。
旅行のパンフレットやガイドブックの写真ではない、生身の人間が実際の生活の中で撮った写真。
それを見て、何かを感じ取って頂けたら。
行ってみたい、見てみたい、と思って頂けたら。
それは、心に憧れや希望が生まれるということ。
そう、しっぽなが<宇宙(そら)に続く丘>に憧れ、夢見るように。
たとえ、夢叶わず、行く事が出来なかったとしても、その抱いた憧れは、心の宝になります。
しっぽなが<宇宙(そら)>のブログと出合ったのは、自分の足元を見るためだったのかもしれない。
ちーさんが言っていました。
「すり鉢の底がユートピアなら、それでいいと思う。」
そうです、ここは、素晴らしいすり鉢!
まるでプラチナ製!
ざらざらとした感触に嫌気がさしていたけれど、ふと、屑を除けて磨いてみたら、輝いていた。
でも、これは、あまりに眩しくて、その輝きを上手に伝えるのは難しい。
だから、頑張ります。
まだまだ、人の心を動かすなんて出来ないけれど、心を込める事は出来る。
ちゃんと足元を見てから、空を見上げて、伝えたいものは何か?考えながら、レンズを向けます。
それでも、やっぱり、こんな写真しか撮れない。
ここのところ、お天気が悪くて、ほんの束の間、現れた青空。
なんとか捉えたくて、白い部分が多くなった大雪山と一緒のところ・・・。
アングルを間違った。また、お昼休みだったので、少し焦っていた。
青空を撮りたかったのだから、もう少し左に振らなくては!
大雪山に気を取られて、中途半端な感じになってしまった!
画像がざらついているように感じる。何か、設定を変えるべきなのか?
少し加工をしたけれど、それも、やり方がまずかったのか?
本当なら、もう少しきちんとしたものをお見せしたいのですが、
これも、今のしっぽなの力量だから、まあ、ご勘弁。