さくら日記でございます。

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★除草剤を使用せず手間暇かけた貴腐ワイン「シャトー・ダルシュ」はいかが?

2019-06-05 05:48:11 | 「お酒、お茶」

お疲れ様です。
皆さまお元気ですか?
こちら金沢、かなり暑くなってきました
北陸特有の湿気がある夏
近づいてきてます。
体調崩さぬよう注意したいと思います。
皆さまも、健康第一でお過ごし下さい。

ということですが、
今日は先日の山中温泉での同窓会のときに
友人が差し入れてくれたワイン。
「シャトー・ダルシュ (2012)」です。

なんでも、お店から良いワインが入ったとの連絡があり
さっそく購入。
じっくり楽しもうと飲まずに置いておいたのですが、
せっかくの機会だから、持ってきてくれたらしいです。

いただいてみると
わたし的に、こんな味わいは初めてでした。
どちらかというと、重めの味わいが好みですが
それとは、正反対の方向性
言葉で表すと「上品で口当たりが軽やか」
という感じでしょうか?
ですが、軽いだけではありません。
スゥーと入りますが、上品な余韻が心を満たします。

そんな、「シャトー・ダルシュ」はフランスのボルドーワイン
教会の横に広がるブドウ畑は、朝、夕には
息を飲むほど美しい景色を醸し出します。

そして、そのブドウづくりは、伝統を守り
土壌の違いに応じて除草剤は使用せず、畑を耕します。
訪れる、私たち人間だけでなく、
虫たちが喜んでいる姿も浮かびます。

造るワインは
「ワインの帝王・帝王のワイン」と呼ばれる「貴腐ワイン」
完熟したブドウに貴腐菌(ボトリティス・シネレア)
がついて出来る特殊なブドウです。
貴腐菌が付くと果汁中の水分が蒸発し糖度が凝縮されます。

そんな素晴らしいブドウを
さらにダブル・グイヨー剪定を行い、1本の樹につき4房を残し
大切に育て上げます。

醸造は伝統的な方法です。
ステンレススチール製の発行用大樽を使用し
3週間かけて、セニエ法
マセラシオンによって果汁を熟成させます。

セニエ方は短い時間醸したあとで液体部分を一部抜き取る方法で、
液体の中の果皮や果肉、趣旨の比率を高め凝縮します。
マセラシオン、フランス語で醸しです。
漬け込むことによって、
細胞の中に守られていた赤色色素が徐々に溶出させます。

そして、オーク樽(新樽35%)で12ヶ月間熟成
手間暇をじっくりかけて、最高の一品を作り上げます。

経営者のジェロームさんへのインタビュー記事では
「収穫も全て手摘みだし、貴腐になると収穫量もぐんと減るし、
儲かるワインではないですよ」
とのこと

今回はこんな最高の一品を
友人のおかげでいただくことができました。
上品なワインがお好みの方には
是非一度試していただきたい。
そんなふうに感じた次第です。

ということで、今日は「シャトー・ダルシュ (2012)」
をご紹介しました。