東京 DOWNTOWN STREET 1980's

東京ダウンタウンストリート1980's
1980年代初頭に撮影した東京の町並み、そして消え去った過去へと思いを馳せる。

東京・遠く近きを読む(80)のっぽビルに登る

2015-04-19 19:31:46 | 東京・遠く近き
「東京・遠く近き」というタイトルのエッセイは、登山関係の評論で知られる近藤信行氏の著作で、丸善から発行されている「学鐙」に1990年から1998年頃に掛けて全105回に渡り連載されていた作品である。氏は1931年深川清澄町の生まれで、早稲田大学仏文から大学院修士課程を修了され、中央公論社で活躍された。その後、文芸雑誌「海」を創刊し、山梨県立文学館館長を2013年まで務められていた。残念ながら書籍化 . . . 本文を読む
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めぐろ歴史資料館

2015-04-17 18:45:56 | 目黒区
目黒区にも、郷土資料館はある。めぐろ歴史資料館という名称で、中目黒駅から徒歩十分程度の距離。 地図などはこちらに出ている。山手通りから少し入った所。駒沢通りを過ぎて少し行った辺りだ。 開館時間:9:30~17:00 休館日:月曜日(ただし月曜日が休日の場合は火曜日)、年末年始 入館料:無料 駐車場は無く、館内は禁煙である。 山手通りには案内看板が出ている。 元は学校だった建物を転用して . . . 本文を読む
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大田区立郷土博物館

2015-04-16 18:56:43 | 大田区
さて、馬込から平塚橋まで中通り、もしくは田無街道を辿ってみたのだが、その途中の馬込の尾根筋の道から少し下った途中に大田区郷土博物館があった。今では、各区で郷土資料館が存在するようになって来ているが、その大田区版である。 大田区郷土博物館は、入場無料。午前九時から午後五時まで開いており、毎週月曜日が休館日である。そして、2フロアにわたって展示がある。 そのエリアを歩き回る前に一度見に行き、あ . . . 本文を読む
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「奥野信太郎随想全集二 随筆東京」を読む

2015-04-15 18:29:17 | 書籍
「奥野信太郎随想全集 二 随筆東京」福武書店 (1984) 近藤信行氏の「東京・遠く近き」に教えられて奥野信太郎氏の著作を読んでみた。奥野氏のことは知らなかった。明治32年生まれ、昭和43年に浅草で亡くなられたという。中国文学者であり、随筆家でもあった。そして、父は陸軍大尉で紀尾井町で生まれ、少年期に浅草の伯母の家に預けられたりで、山の手生まれでありながら、下町にも暮らしたという人である。荷風に . . . 本文を読む
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馬込からの古道、中通り~その十三:平塚橋へ

2015-04-14 18:38:21 | 品川区
旗岡八幡神社を出て、鎌倉道と言われる中通りを先に行こうと思うと、出たところの角に地蔵堂があった。住宅街の敷地の一角を割いて、小さいながらも堂宇が作られている。 地蔵像には、野村肥後守源綱定と刻まれている。左側には御先祖菩薩とも刻まれている。 石灯籠の竿石には、「野村肥後守源綱定 野村六郎兵衛先祖菩薩と刻まれてている。キレイに保たれているので、今も大事にされているようだ。 蔵のある中通り . . . 本文を読む
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馬込からの古道、中通り~その十二:旗岡八幡神社

2015-04-13 19:13:40 | 品川区
荏原町駅の北側には法蓮寺があり、その隣には旗岡八幡神社がある。 「・創建:文永10年(1273)。神社の始まりは源平時代といわれる。 ・祭神 誉田別命(ほんだわけのみこと) ・江戸時代には2代将軍秀忠をはじめ、多くの武家の崇敬を受けた。 ・空襲をのがれた絵馬堂には、数多くの絵馬が残る。特に、品川区の文化財に指定されている猿駒止の大絵馬は、保存状態もよく貴重。 ・境内の桜がとても美しい。」(しながわ . . . 本文を読む
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馬込からの古道、中通り~その十一:荏原町駅と法蓮寺

2015-04-12 19:30:04 | 品川区
荏原町商店街の進んでいくと、暗渠を緑道化した感じのスペースと交叉する。調べて見ると、品川宿や大井町近辺で何度も川筋を歩いた立会川であった。なんだか、知り合いに久し振りにであったような感じ。緑道といっても、一応キレイに舗装されているものの、何もない感じで彼方に続いていく。 木造の店舗。もんじゃ焼、お好み焼きと出ている。暗渠化されたのは昭和40年代のことなので、その前からあった建物だろう。 そ . . . 本文を読む
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馬込からの古道、田無街道~その十:荏原町駅

2015-04-11 18:20:09 | 品川区
さて、田無街道を更に北上していく。町並みは、ごく普通の東京の町。昭和の香りも残されているけど、建て直されている建物も多い。そんな中で、一番てっぺんが半球型に盛り上がっていて、可愛らしいモルタルの看板建築。中華居酒屋ミマツ。良い雰囲気の店構え。 次第に商店の数が増えてくる感じで、馬込本通り協栄会と看板が出ていた。少し道が広がった所に荏原町駅入口交差点があった。その角に道標が立てられている。右側面 . . . 本文を読む
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馬込からの古道、田無街道~その九:新馬込橋(追加)、宗福寺

2015-04-10 18:43:39 | 大田区
前回書き落としてしまったが、新馬込橋は架け替えられた機会に欄干に陶板で川瀬巴水の作品を展示するようになっている。 「川瀬巴水の紹介  川瀬巴水は、明治16年5月18日、現在の新橋に生まれ、27歳の時、鏑木清方に入門し、「巴水」の雅号を与えられました。大正7年、同門の伊藤深水による連作木版画『近江八景』を見て、版画制作に意欲を燃やします。 巴水を「旅情詩人」と読んだのは、この深水であり、巴水は、生涯 . . . 本文を読む
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馬込からの古道、田無街道~その八:馬込橋、新馬込橋

2015-04-09 18:48:09 | 大田区
さて、馬込八幡神社、そして長遠寺を過ぎると、馬込橋に近づいていく。この道は第二京浜国道と斜めに交叉するのだが、交叉した直ぐ先のところでJRの品鶴線、現在の横須賀線の走る線路の堀割を越える。その橋が馬込橋である。第二京浜国道は新しい道で、昭和15年にこの辺りは出来たようだ。色々調べて見ると、丁度ここから先の区間は元の地形を削り埋立て大工事が行われたことで、元の地形の面影がほぼ失われたという。その交差 . . . 本文を読む
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