長男と買い物に出かけた帰り、駐車場に旦那の車が入るのが見えた。
息苦しくなり、パニックになりそうになる。
「もう、負けないよ。」カウンセラーの言葉を思い出し、自分に語りかけながら、慌てて道を変える。
もしかしたら、反対側の扉から入ってくるかも・・・
マンションのエレベーターホールで、とろとろしてる長男に、
「早くして。」と金切り声を上げる。
家に着くと、長女と次女が、
「お父さんと話をしたよ。」と言う。
「どういうこと?」私は冷たく言い放つ。
もしかして、私が買い物に行く姿を見ていて、その隙に家に入った?と想像を巡らせる。
そんな私の気持ちを察したのか、
「家に入れていないよ。下で偶然次女が逢って、私を呼んだんで下で話した。」と長女が言う。
必死に抑えてる感情が噴出しそうになる。
慌ててソラナックスを服用する。
昼食を済ませると、長男が公園に行こうと言う。
もしかしたら、近くに旦那がいるかもしれない・・・
そう思うと動けない。
「ごめん、後にして・・・」
そう言うと、ソファーに倒れこんだ。
薬のせいもあって朦朧とする。
「もしかしたら、下にお父さんがいるかもしれないよ。」
長女が、長男に言う声が聞こえてくる。
呼び止めた時には、二人は玄関から飛び出した後だった。
私は薬のせいで、眠ってしまった。
ピンポーンの音で、ふらふらとしながら起き上がり、インターホンに出る。
長男の声がして、玄関を開けてやる。
「お父さんと長女と買い物に行ってきた。」長男が嬉しそうに言う。
引き続き、長女が帰ってきて、
「日曜日、お父さんと遊園地に行くから。」と言う。
「お母さんが、どこかに行こうと言った時には、『行かない』と言うくせに、お父さんだったら行くのね。
だったら好きにすればいいよ。
もう、その代わり帰って来ないで。
それか、お母さんが出て行く。」
ヒステリックにそう叫んでしまった。
子ども達を傷付けることは判ってる。
子ども達にとっては、父親もまた大切な存在なんだってことも、逢えなくて我慢してるということもわかってる。
でも、ざわめき始めた心が私を止めることが出来なくする。
恐怖から自分を守ろうと必死になる。
子ども達が、「お父さん」と口にするたびに、嫌な思いが私を苦しめる。
混乱におとしめる。
過剰なまでに、私は私を守ろうとする。
もう、どこかへ行って欲しい。
二度と目の前に現れないで欲しい。
せめて私の気持ちが穏やかに変わるまで・・・
いつまで、こんな感情を引きずって生きていかなければならないのだろう。
どうして、こんなに苦しい想いをいつまでもしなければならないんだろう。
出来ることなら、この感情を心からえぐり出してしまいたい。
ポチッと押していただけると嬉しいです。
メンタルヘルスジャンル 恋愛・結婚(離婚)ジャンル
息苦しくなり、パニックになりそうになる。
「もう、負けないよ。」カウンセラーの言葉を思い出し、自分に語りかけながら、慌てて道を変える。
もしかしたら、反対側の扉から入ってくるかも・・・
マンションのエレベーターホールで、とろとろしてる長男に、
「早くして。」と金切り声を上げる。
家に着くと、長女と次女が、
「お父さんと話をしたよ。」と言う。
「どういうこと?」私は冷たく言い放つ。
もしかして、私が買い物に行く姿を見ていて、その隙に家に入った?と想像を巡らせる。
そんな私の気持ちを察したのか、
「家に入れていないよ。下で偶然次女が逢って、私を呼んだんで下で話した。」と長女が言う。
必死に抑えてる感情が噴出しそうになる。
慌ててソラナックスを服用する。
昼食を済ませると、長男が公園に行こうと言う。
もしかしたら、近くに旦那がいるかもしれない・・・
そう思うと動けない。
「ごめん、後にして・・・」
そう言うと、ソファーに倒れこんだ。
薬のせいもあって朦朧とする。
「もしかしたら、下にお父さんがいるかもしれないよ。」
長女が、長男に言う声が聞こえてくる。
呼び止めた時には、二人は玄関から飛び出した後だった。
私は薬のせいで、眠ってしまった。
ピンポーンの音で、ふらふらとしながら起き上がり、インターホンに出る。
長男の声がして、玄関を開けてやる。
「お父さんと長女と買い物に行ってきた。」長男が嬉しそうに言う。
引き続き、長女が帰ってきて、
「日曜日、お父さんと遊園地に行くから。」と言う。
「お母さんが、どこかに行こうと言った時には、『行かない』と言うくせに、お父さんだったら行くのね。
だったら好きにすればいいよ。
もう、その代わり帰って来ないで。
それか、お母さんが出て行く。」
ヒステリックにそう叫んでしまった。
子ども達を傷付けることは判ってる。
子ども達にとっては、父親もまた大切な存在なんだってことも、逢えなくて我慢してるということもわかってる。
でも、ざわめき始めた心が私を止めることが出来なくする。
恐怖から自分を守ろうと必死になる。
子ども達が、「お父さん」と口にするたびに、嫌な思いが私を苦しめる。
混乱におとしめる。
過剰なまでに、私は私を守ろうとする。
もう、どこかへ行って欲しい。
二度と目の前に現れないで欲しい。
せめて私の気持ちが穏やかに変わるまで・・・
いつまで、こんな感情を引きずって生きていかなければならないのだろう。
どうして、こんなに苦しい想いをいつまでもしなければならないんだろう。
出来ることなら、この感情を心からえぐり出してしまいたい。
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