私が離婚を決めた理由

離婚するまでの経緯のつもりでしたが、考えているうちに、AC、共依存などにぶつかっています。

猫2

2006-05-19 12:56:51 | 日々つれづれ
昨日の猫が気になって、長男が寝ている間に、妹のところへ行ってみた。
見るからに不調そうな妹。
妹は、パニック障害と鬱で3年くらい病院へ通っていた。

私「猫、大丈夫だった?」

妹「どうしたらいいかわからなくて、あれこれ考えていたら眠れなかった。
 それに、今日も仕事だし・・・・・
 ミルク飲ませるのにも、思ったより時間が掛かるし・・・・
 みんな、子どものこととか、妊娠してるとかで、仕事を押し付けて、今日も本当は休みなのに・・・・・」と泣きじゃくり始めた。

私「しんどいねぇ~。土日は、休めるの?」

妹「うん。その間に、猫のことももう一度良く考える。」

えっ。あれだけ無理しないで飼えないなら飼えないってはっきり言ってやってって言ったはずなのに・・・・・

私「今から、預かって帰るから、ゆっくり支度したら?」

私は、猫を預かった。
ももちゃんは、もう400g近くあるのに、この猫はわずか200g。
ももちゃんを拾ってきたときよりも、痩せている。
3時間置きに、しっかりミルクを飲ませてやらないと・・・・・
おまけに、びゃあびゃあと泣き続ける。

家に帰って、すぐにミルクを飲ませた。
タオルにカイロを入れて、ももちゃんと一緒に段ボール箱に入れてやった。
押し合いながら、二匹は眠りに付いた。

人間の子どもを育てることを思ったら、猫なんて簡単。
ミルクを飲ませなくちゃいけないのは、僅か生まれて2ヶ月だし、その頃には、自分で食べることも、トイレも覚える。
でも、今は、ミルクをやって、排尿・排便も自分で出来ないから世話してやらなくちゃいけない。
いつの間にか、我が家は昼間以外は子どもたちがやっている。

妹は、責任感が強すぎて、それだけで押しつぶされそうになっているみたいだ。
妹には子どもはいない。
でも、出来ないわけでもない。
色んなことがあって、産まないことを選択している。

それでも、やはり子どもがいないことに対しての罪悪感みたいなものを持っている。
友達が子どもの話をする時、職場の人が子どもの都合で休む時、妹は怒りを表す。
自分に子どもがいないのに、見せ付けられている気がするという。

妹の本心を聞いたことがない。
子どもを本当は欲しいのではないかと思う。
欲しくないという旦那に合わせているだけで・・・・・
妊娠はしにくいらしいが、私みたいに治療をすることも、検査をすることもない。
たぶん、それが決定的になるのが恐いのだろう。

喉に異物感がある。
血圧が高い。
コレステロール値が、平均値ではあるけれど高め。
時々、脈が飛ぶ・・・・・
すべてが妹を不安にさせる。
でも、何にも取り除いてやることは出来ない。

妹は、私に引き続いて仕事を辞めた後、放送大学で心理学を学び、4年間地元のカウンセリングスクールにも通っている。
頭では、自分がどういう常態であるか、判っていながらも、どうしても不安が取り除けないことは、自分でももどかしいだろう。

でも妹は、私にも母にも、自分の不安を話し、涙を流し、怒りを表す。
私と言えば、そんな妹にさえ気を使い、自分を見せることは出来ずにいる。
「おねえちゃん、笑えてるから大丈夫よ。
 辛い時は、笑うことさえ出来ないから・・・・」そんな風に私に言う。

辛くても、辛いって言えないこと。
ずっと、笑ってごまかすしか出来なかった私には、辛くてもそれが出来るよ。
妹の前では、私はずっとおねえちゃんで、そんな妹を支えていかなければと思ってしまう。
そんな風に、ずっとおねえちゃんであることを演じてきたから・・・・・
おねえちゃんであることは辛いけど、だから強くなれるのかもしれない・・・・・




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2 コメント

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Unknown (アコ)
2006-05-19 20:14:40
難しいですね。

私も長女なので、少し気持ちがわかります。

辛くても笑うことが出来る人間も

いるんですよね。

私も結構そうだったりします。

今は家族の前では泣くときもあるけれど

人前ではどんなに辛くても、泣けないし、弱音も吐けません。

そういう性格なのかなぁ。
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アコさんへ (ねこ)
2006-05-19 23:16:12
こんばんは。

おねえちゃんを背負わない選択も出来たのに、

背負ってしまったのは、誰のせいでもないし、

もう、おねえちゃんなんてやってられないって、

甘えることをしないのも、私の選択なんですよね。



私は、必要以上に涙もろいんで、

すぐ泣いてしまうんです。

でも、泣きながらでも、大丈夫って笑ってしまって……

辛い時に辛いって、素直に言えたら楽なのに。



結局、母親にもそう言って甘えることが出来ませんでした。

旦那には、素直にぶつかったものの、受け止めてもらえず…



でも、これからはそれが出来る人間関係を築いていきたいなと思っています。

自分の弱さを素直に見せることが出来て、それを受け止めてくれる人との関係を深めていけばいいかなと、

そして、それが出来ない人との関係は、そういうものだと諦められる強さを持ちたいと思います。



過去を振り返ると、そういう風に受け止めようとしてくれた人、たくさんいたんです。

でも、私がそれに気が付くことが出来なかった。

勝手に殻にこもってしまっていたんです。



時には甘え、時には頼り、そしてその逆も有。

本当は、家族の中でそれを身に付けるはずだったのかもしれないけれど、運悪く私は身に付けることが出来なかった。

でも、それを今更、どうこう言うより、今からでも築いていこうと、学んでいこうと思います。
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