私が離婚を決めた理由

離婚するまでの経緯のつもりでしたが、考えているうちに、AC、共依存などにぶつかっています。

複雑な思い

2006-07-13 10:48:10 | 日々つれづれ
Kさんが、起こした事件の裏側には色んな出来事が隠されていて、本当のことは、本人しかわからないことだけれど、事件前の彼の話や性格から考えると、どうしても出来るようなことではなくて、彼の覚えていないという言葉が真実なのかなぁと思う。
でも、もしこれがまったく知らない人であったら、私はそんな風に思わないだろうし、逆に彼を軽蔑するだろう。

そしてまた、私は子どもの同級生のお母さんが起こした事件によって、人々の反応や、家族の想いをも知ってしまった。
彼自身は、気がついていない家族の想いを、私は彼の言葉を通して知ることになる。
当事者には届きにくい影の部分を、私は直接目の当たりにし、それを聞いていたから。

先日、友達夫婦が同級生のお母さんの親戚や家族に与える影響について、口論となった。
その口論を聞いていると苦しかった。
彼の周りでも、同じような話が浮かび上がっているのではないかと思った。

それだけ新聞や報道の影響力が大きいのだということを思い知らされた。
社会的制裁というが、これほどの制裁はないのではないかと思うくらいだ。
彼の場合は示談で話もついている。
もっと、もっと大きな犯罪を犯して、長い間留置場や拘置所に入っていても、新聞にすら載らず、釈放されるケースもたくさんある。
その釈放の理由を知ると、もっともっと怒りが込み上げてくることもある。
仕事柄、そういう人のほうが多いということを、嫌というほど見てきた。

自分の周りで二つの事件が起こってしまって、当事者の立場、家族の立場、周囲の反応のすべてを知ることになった。
誰の考えが正しいとも、間違っているとも、こう捉えるべきだとも私は言えない。
それぞれが、感じても仕方ないことだから。
でも、それでも腑に落ちない。

結局は、犯罪をしてしまったことは悪で、要因や原因は関係なくなってしまうから。
新聞に載れば、経緯はどうであれ、誰もが信じてしまうから。
知れば知るほど切ないなぁ。
Kさんは、覚えていないまま、勝手に調書を作られ、何度説明しても平行線で、諦めて警察官が作った調書に押印してる。
自分がやったことだから、これ以上迷惑掛けるよりもいいかと思ったらしい。
そうかと思えば被害者側は、彼の言い分を信じて、警察沙汰にして悪かったねと言ってくださったと言う。
子どもの同級生のお母さんも、罪を認めず、冤罪を主張したまま釈放。

でも私は、捕まえる立場、取り調べる立場の人間の感情も知っている。
それを考えると、ますます複雑な想いになる。

本当のことは、本人しか知らない。
でも、それすら周りが作り上げてしまうから、変だよなぁ。
それでも、神様はちゃんと見てくれてるんだよね。
そう信じていたい。



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