バーとホテルと農業と…           ほんまはテレビ

東京から徳島の山奥へ移住したテレビディレクターの田舎暮らしドキュメント。毎日なんやかんややっとることの記録です。

初めてのゴミ捨て

2012年05月15日 22時39分42秒 | いちいち
徳島県上勝町は日本で初めて「ゼロ・ウェイスト宣言」を行い、
2020年までに町から出る焼却及び埋め立てゴミをゼロにする事を目指しています。
町民が行うゴミ分別はなんと34種類。
ゴミの収集は行われておらず、町のゴミ・ステーションに町民が自ら持ち込みます。


今年の4月1日、この町に引っ越してきて早一月半。
僕も初めてゴミを捨てにいく事にしました。
考えてみればこの一ヶ月半、ゴミを捨てる必要が無かったことに驚きます。

こちらが我が家のゴミ置き場。


焼却ゴミ、プラスチック容器包装、紙ゴミ、新聞、ペットボトル、缶、瓶と7種類くらいに分別しています。
焼却ゴミはレジ袋中サイズがたった二つ。
生ゴミは大家さんに言われた通り山や畑の脇に捨てるので、
焼却ゴミはちり紙や使い終わったガムテープくらいしかありませんでした。

プラの容器は洗ってから乾かします。


こうすれば臭いもしないし、虫も寄ってきません。
しかし、生ゴミを山に捨てれるのも、
プラを奇麗に洗えるのも(ここは湧き水を利用しているので水道代はタダ!)
都市では難しいと思いました。
そもそも都会ではこれだけのゴミを置いておく場所がありません。


軽の箱バンにちょうどぴったり。
車で20分、ゴミ・ステーションに向かいます。


このゴミ・ステーションで34分別を行います。


プラスチック類は、容器包装、白トレイ、ペットボトル、キャップに分別。


缶はアルミとスチールに分けます。




アルミホイルは洗っておけば金属製キャップの仲間。


紙は新聞紙、段ボール、その他の雑紙類に分別。


瓶は透明、茶色、その他の色に分別します。
茶色の一升瓶はリターナブル瓶と言われ、洗浄後そのまま再利用されます。




ゴミ・ステーションのスタッフも手伝ってくれるので。
作業はわずか15分ほど。
東京で暮らしていた時は、家でしょっちゅう分別に悩んでいましたが、
ここではスタッフに聞けば即答してくれます。
ゴミに関するストレスは東京にいた時より減ったというのが実感です。

そして、このゴミ・ステーションには「くるくるショップ」という施設が併設されています。
まだ使えるけど、それぞれの家庭ではもう使わない食器や衣類、本やおもちゃなどが並べられていて、
無料で持ち帰る事が出来ます。


僕はこれまでに食器や椅子、本棚、ソファなどを貰ってきました。
今日貰ったのはこちら、


前から読もうと思っていて、まだ読んでいなかった一冊です。
ちょっと得した気分になれるゴミ捨てでした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿