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バーとホテルと農業と…           ほんまはテレビ

東京から徳島の山奥へ移住したテレビディレクターの田舎暮らしドキュメント。毎日なんやかんややっとることの記録です。

URAKARA ロケ弁

2010年12月11日 16時45分41秒 | テレビの仕事
極寒のソウル、連日の撮影に欠かせないロケでの食事。
日本では基本的に弁当なのですが、韓国では近くのお店に食べに行きます。

朝食はスタッフルームの近くにある24時間営業のお店でソルロンタン。



お店の入り口にある巨大な鍋で、牛骨をぐつぐつ煮込んでいます。



お昼と夜はいろいろなチゲ鍋。
どこのお店も5分程度で料理が出てくるので、時間がなくても大丈夫。





冷えきった体が一気に温かくなり、パワーがみなぎってきます。

そして、先日は撮影で借りたお店で韓定食を頂きました。



焼き魚、煮魚、生ガキ、プルコギ、チヂミ・・・。
決して宴会ではありません。
ロケ中の昼食です。

徹夜で朝まで撮影した後の朝食は・・・。




スタッフルームの目の前にある焼き肉屋でサムギョプサル(豚の三枚肉)。





女性スタッフもとにかく良く食べる。

この食事が韓国のパワーの源だと感じました。

URAKARA クランク・イン

2010年12月02日 23時54分17秒 | テレビの仕事
1月からテレビ東京で始まるドラマ24“URAKARA”。
先日、ソウルで無事クランク・インしました。

リーダーのギュリを除いてドラマ初挑戦だというKARAのメンバー。
毎日、多忙なスケジュールの中、日本語の台詞もしっかりおぼえて現場にやってきます。
その上、スタッフに「疲れていませんか?」という気の使いよう。
このドラマの話が決まるまで、名前すら知らなかったのですが、
今ではすっかり彼女たちの魅力に惚れてしまいました。

今日、午前中は金浦空港での撮影。
(ちなみにKARAの写真は出てきません。期待しないでください)





「怨み屋本舗」で野田刑事を演じていたマイク・ハンの出演シーンでした。



実はこのマイク・ハン、URAKARAでも重要な役柄を演じています。



そして、このブログで何度も登場している千葉プロデューサーも東京から到着。
みんなで田植えをするのも楽しいが、やはり現場で会うのが一番です。
韓国スタッフとの息も合ってきて、撮影は順調に進んでいます。
空港での撮影が終わって、ロケバスで次の現場にすぐ移動。



移動のバスの中が、スタッフにとって唯一の休憩時間なのです。
撮影はまだまだ始まったばかり。

2011年1月14日(金)0時12分スタート!
テレビ東京ドラマ24“URAKARA”

ご期待ください!


ソウル

2010年11月26日 12時05分08秒 | テレビの仕事


21日から韓国入りをして、ドラマ24“URAKARA”の準備をしています。
今回、物語はソウルから始まります。
ソウルにスタッフルームを構え、韓国と日本のスタッフが入り交じって奔走中。





日本語と韓国語が飛び交うスタッフルーム。


手前からスタイリスト森さんとチーフ助監督の山田さん。


撮影監督の今泉さんと通訳の菊池さん。


左から助監督セジョンさんとヨンギョンさん。


制作部のボラさん。

韓国スタッフのエネルギッシュな働きぶりには驚かされます。


これまで数々の現場で私を支えてくれているライン・プロデューサーの坂井さん。


やって来たのは韓国側のプロデューサー、イムさん。


ロケハン中、ドラマのワンシーンを演じています。


みんなとにかくポジティブでタフ、

とても刺激的な現場になりそうです。




祭り

2010年09月06日 08時22分33秒 | テレビの仕事
昨日は午前中から「食彩の王国」の取材で「目黒のさんま祭り」へ。
午後からは上海万博でお世話になった、
らき☆すた神輿で知られる埼玉県久喜市(旧鷲宮町)の「土師祭(はじさい)」へ。
猛暑が続く中、どちらも大盛況の賑わいでした。


興味深いのは、この二つのお祭りが、地元を愛する有志によって企画・運営されていること。
「さんま祭りは」バブルによる土地高騰で昔の商店が次々に姿を消し、
ビルだらけの冷たい町になっていくことを心配した目黒駅前商店街振興組合青年部が15年前に始めました。
今ではすっかり有名になり多くの人で賑わいますが、その予算はわずか200万円。
目黒を愛する人々が手弁当で汗を流し、続けているお祭りです。


一方の土師祭は、関東最古の神社と言われる鷲宮神社の千貫神輿が町内を練り歩く伝統的なお祭りでした。
しかし、この千貫神輿があまりにも重すぎて(3.5トン)、人手不足のため大正2年で途絶えてしまします。
それから70年後の昭和58年・・・、
「かつての鷲宮の賑わいを一日だけでも取り戻すため、千貫神輿を復活させたい」
と町の有志たちが集まって復活させたのが、今日の土師祭の始まりです。


鷲宮神社



千貫神輿 すごい迫力です

今では関東一円の150団体、1500人の担ぎ手が集結するようになった千貫神輿。
そこに新しい風が吹いたのは3年前のことでした。
アニメ「らき☆すた」の舞台となった鷲宮神社。
アニメのファンたちが聖地巡礼と称して集まるようになったのです。
町の人たちは最初、普段見かけないタイプの人たちに警戒心を抱いていたそうです。
しかし話をしてみると、きっかけは違えど鷲宮を愛する気持ちは同じ。
ならばその「らき☆すた」なるアニメの御神輿を作ろう!と、
町の有志とアニメファンが共同で「らき☆すた神輿」を作り上げたのです。



これが脅威の大ブレーク!
祭りの当日には多くのアニメファンが集まり、新聞やテレビのドキュメンタリー番組などで取り上げられました。
聖地を目指すファンは年々増え、「アニメで町おこし」に成功した例として全国的に有名になったのです。


らき☆すた神輿に集まったファン 大熱狂です

この祭りの中心人物、土師祭輿會會長の成田靖さん。
28年前に土師祭を復活させた時から、
「今年で最後、来年のことは分からない。この一日にすべてを注ぐだけ」
という気持ちでやってきたと言います。
祭りを終えて挨拶に立った成田さんが「来年に向けて計画をします」と言った瞬間、
周囲からは大歓声が起こりました。
胴上げをされて人々の輪からようやく抜け出してきた成田さんは、
照れくさそうに「挨拶なんかしなければよかった」とぽつりと言いました。
熱狂さめやらぬ人々を優しい笑顔で見つめるその姿が、とても素敵に見えました。


祭りを終えた成田靖さん

祭りを終えた夜、土師祭輿會のメンバーは誰もいなくなった町のゴミを拾って歩きます。
その時が「祭りをやってよかった」と思える最高の時なんだと語ってくれました。

町を愛する気持ち、人々に喜んでもらいたいという気持ち、
そんな気持ちのいっぱい詰まったお祭りを堪能させてもらった一日でした。

次回放送予告

2010年09月04日 21時08分10秒 | テレビの仕事
久しぶりのテレビ番組のお知らせです。




9月25日(土)あさ9時30分~10時
テレビ朝日「食彩の王国」
http://www.tv-asahi.co.jp/syokusai/

テーマは・・・「すだち」です。



いよいよ撮影スタート。
明日は、私の地元「目黒のさんま祭り」に行ってきます。
http://www.owarai.to/meguro/
6000匹のさんまが無料で振る舞われる「さんま祭り」。
さんまに添えるすだちも徳島県神山町からやってきます。
脂の乗ったさんまに、爽やかなすだちの香り・・・。
最高です!

来週からは取材で徳島へ。
ここしばらくは、我が友こーちゃんから貰ったすだちを眺め、
どんな番組にしようかと夜な夜な構想を練っていました。



徳島のすだちの香りが東京へ届くように・・・。
そんな想いで撮影を始めます。




しかし、
朝日放送でも番組はやっているのですが・・・
どうやら一年遅れで放送しているようです。
関西方面の皆さんには見て頂けません。。。
ごめんなさい。
ほんと残念です。