変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

ボナロン(骨粗しょう症の薬)

2018-07-17 11:53:24 | 保存療法

 12日のきららの日、家に戻ってから…
 3件の電話がありました。3件すべて合わせると話していた時間は、
 100分間 受話器を持つ手が疲れました。
 夫がいたので スピーカーにしなかったから…

 1件は、自分が電話をして相手から都合が良くなってからの折り返しの
 電話。
 1件は、その日に前回のお試し後のきらら入会初レッスンだったのだが、、、
 体調崩して来られなかった方から、不安材料での私の意見話が聴きたかった、、。
 そのお話は、後日のきらら便りでまた。

 1件は、まったく、見ず知らずの関東圏にお住いの方が、わたしのきらら主宰を
 知らないで?HPに書いてある電話番号(個人情報は消したと思ったけれど
 消えてなかった?)を見て、電話をしたそうです。
 その方、始めお名前を名乗らなかったので、、私のブログに対しての批判?
 の方では、? と思い しつこくお名前はあなたのお名前は?と
 3回お尋ねしてやっと聞きだしました。

 ネット社会は 匿名で相手を批判して攻撃します。
 私は、本名で書いていますので、炎上批判覚悟ですが、悪口になるようなことは
 書かないようにしています。
 ただし、股関節患者さんの不利益になるような情報は、たとえ有名な病院医師
 だろうが、書くようにしています。
 本当のことだから、、患者さんには、知る権利がある、と思うので。

 で、今回のその方のお話に戻ります。
 50分話しても なお、私のところになぜ 電話をしたのか 意味が分からない、
 でも、これもご縁 これも神様からの何かのしるし、と思い
 今日の記事にしました。

 その方は、ある有名な神奈川県の病院の人工関節術をなさった股関節症患者さんで
 病院内にあった今はなくなった
 「骨密度科」で、ボナロン(骨粗しょう症の薬)を12年間に渡り医師に言われるままに
 飲み続けていた。そうです。
 人工術後 骨密度が60%代だったので 整形外科医に勧められるまま
 今80%代になったにもかかわらず 発覚するまで飲み続けていたそうです。

 何が発覚したか?というと…

 虫歯治療のため歯科へ行くと「うちでは抜歯できません」と言われ
 大学病院口腔外科を紹介され…行くも
 「治療はできません。そのままで」

 その方曰く「虫歯の膿が全身に回って 私は長生きできない…」と。

 なぜ治療できないのか? こちらのブログを参考にしました。
   http://www.kato.or.jp/question/5740/
  http://sikaiin-tenbou.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-ffc0.html

BP製剤(ビスホスホネート製剤)と歯科治療の関係について教えてください。

 

Answer

骨粗鬆症やがんの骨転移の治療に使う「ビスホスホネート製剤」という薬の副作用によって、
顎の骨が壊死する患者さんが増えています。

歯科治療のためにビスホスホネート製剤を休薬したほうがよいのでしょうか?

これまでは歯科治療をする場合には休薬をして治療をすべきであるという見解がありましたが、
2016年の夏に学会で次のような報告がありました。

  • ビスホスホネート製剤の服用前に歯科を受診し、口の中の衛生状態を改善し、
    抜歯などの歯科治療を投薬開始2週間前までに終えることが望ましい。
  • すでに薬を服用している人でも歯科治療を受診するべきであり、
    休薬しても症状が改善するとは限らない。

命に関わる疾病に使う薬のため服用をやめるのは難しく、治療を進める上では
医師と歯科医師の連携は欠かせません。

また、2016年9月にポジションペーパーが刊行され、
次のように見解の変更がありました。

発生原因の差異について

発症は注射薬が多いとされてきましたが、経口薬も注射薬と同等の発症とされました。

歯科処置時に休薬が必要な投与期間について

経口投与3年以上から4年以上に変更されました。

休薬期間について

3ヵ月から2カ月に短縮されました。

参考 これまでの見解

ビスホスホネート系薬剤(ビスフォスフォネート)は、破骨細胞の活動を阻害させ、
骨の吸収を防ぐ薬剤です。骨粗鬆症、変形性骨炎、腫瘍の骨転移、多発性骨髄腫、
骨形成不全症などの疾患の予防と治療に用いられています。このお薬を継続的に
服用している患者さんが歯科の外科的処置を受けると、顎の骨の壊死が起こることがわかっています。

しかし、ビスホスホネート製剤を使っている人は歯科治療を受けることができないかというと、
必ずしもそうではありません。問診時に使用状況などを詳しくお聞きし総合的に判断します。

1. 病院で注射をしていますか?

ビスホスホネート製剤は経口剤と注射剤のものがあります。経口剤は病院から処方される薬ですので、
ご自身で服用しているという自覚があります。ところが、
注射剤になるとビスホスホネート製剤を服用していると気づいていない患者さんもおられます。
適切な判断をするためにビスホスホネート製剤の注射剤を投与しているかどうかを確認することは大切です。

2. どのような疾患でこのお薬を服用していますか?

骨粗鬆症または腫瘍の骨転移予防等で内服します。腫瘍の骨転移予防等で内服している場合は、
抗腫瘍薬の影響も考慮する必要があります。

3. いつ頃から服用していますか?

骨吸収抑制薬のBP製剤は、骨密度増加効果と骨折抑制効果に関する長期間のエビデンスが多く、
骨粗鬆症治療薬の主流となっています。閉経前の患者さんから高齢の重症な患者さんまで、
幅広い骨粗鬆症患者さんに処方されています。
しかし、BP製剤は、長期間服用したことに関連するとみられる顎骨壊死が歯科治療では
問題となってきます。国内における経口のBP製剤投与による顎骨壊死などの発生頻度は、
日本口腔外科学会が実施した調査によると、0.01%~0.02%程度と推定されています。

A) 『投与期間が3年未満』でかつ『他にリスクファクターがない』

侵襲的歯科治療を行なっても差し支えはありません。
※ BP製剤の休薬は、原則として不要。

B) 『投与期間が3年以上』または『3年未満でもリスクファクターがある』

判断が難しく、処方医と歯科医で、主疾患の状況と侵襲的歯科治療の必要性を
踏まえた対応を検討する必要があります。

4. 併用しているお薬はありますか?

併用薬(ステロイド、シクロフォスファミド、エリスロポエチン、サリドマイド等)
がある場合は、免疫機能の低下などにより顎骨壊死(BRONJ)が発生するリスクが高まります。

※BP製剤投薬中の患者さんの休薬についてまた、抜歯など侵襲的歯科治療後のBP製剤の
投与再開までの期間は、術創再生粘膜上皮で完全に覆われる2~3週間後、
または十分な骨性治癒が期待できる2~3ヶ月後が望ましいでしょう。
BP製剤を休薬するかどうかを決めるときは、医師と患者さんを交えた十分な話し合いにより、
インフォームドコンセントを得ておくことが大切です。
つまり、外科処置の前後3ヶ月が休薬の目安となります。
BP製剤の休薬が可能な場合は、休薬期間が長いほど顎骨壊死(BRONJ)の発生頻度は低くなります。
そのため、骨の再構築を考えると休薬期間は3ヶ月程度が望ましいでしょう。

BP製剤投薬中の患者さんの休薬について

※参考書籍
 「歯科医院のための全身疾患医療面接ガイド」
 監修 柴崎 浩一  メディア株式会社

 「外来・訪問診療のためのデンタル・メディカルの接点」
 クインテッセンス出版株式会社

 



 知らないと大変なことに!!
 言われるままに飲み続けているお薬ありませんか?
 顎の骨が壊死する、、かも?
 医師に言われるまま お薬を休まず12年のみ続けた、、ボナロンのせいで、、
 と、その方は、嘆いても嘆いても 、なお 
 お気持ちが整理できないご様子でした。
 股関節患者さんのお役に立つように警告するように 私にお電話を
 くださったのでしょうね。
 書いているうちに そう確信しました。
 〇〇さん ありがとうございました!

 お会いすることは まったくないし お電話も二度とないと思います。
 〇〇さん お元気で💛 お顔もしらない方ですが
 お祈りしております!!

 骨粗しょう症、されど骨粗しょう症、ご自分にできること
 食事 運動 日光浴 頑張りたいですね💛



              『変形性股関節症に負けないでね!』

 

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4 コメント

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薬の副作用 (マリア)
2018-07-18 06:27:03
薬の副作用って本当に恐いですね!
私は整形外科で痛み止めを処方されているのですが、
以前のお医者様は朝・昼・晩胃薬と共に飲むように処方して下さいましたが、
今現在かかっている整形外科のお医者様は、副作用を考慮して、
一日一回の服用にしようとおっしゃって下さっています。
ところ変われば処方の仕方も違うのですね?
以前のお医者様には全幅の信頼を置いていたので、少しショックでした。
痛み止めを少なくし、サポーターで膝を支えて痛みを軽減しようということになりました。
お薬の飲みすぎは、百害あって一利無しですね!
気を付けたいと思います。
薬の副作用 (うさぎ)
2018-07-18 06:54:14
○○さん、貴重な体験談をお知らせくださり、ありがとうございました。医療現場の進歩は目覚しいものがあります。○○さんの虫歯の治療も、何かしらの方法が見つかり、早くに治療できるようになること願っています。

彦坂さん、記事にしてくださってありがとうございます。
実は私も、「ボナロン」処方されしばらく飲んだことがあります。うさぎの性格が適当なので、しばらく服用しましたが、だんだんと朝の忙しい時間の服用が面倒になり、いつしか大量の残薬となっていました。
患者は医師を信頼して、出される薬は飲み続けます。副作用を事前に説明され、それでも治療に必要であるなら、その副作用も受け入れて服用します。
知らされないままの長期服用で、分かった時点での驚きや嘆きはどうすることもできない。その気持ちはどこにぶつけたら良いのだろうか。
情報社会の今、患者側も出来るだけ薬の知識を持つことで自分の身を守るようにしなければいけないのだろうか?
マリアさん、気をつけて (ケイコ)
2018-07-19 18:49:15
 マリアさん、猛暑ですね。大丈夫でしょうか?
お薬 、必要なお薬なら飲み続けなければいけない、と思いますが、、叔母が大量の薬を処方され 食事もできないのに お薬を飲む、というので ご飯の方が薬より必要でしょうに、、。死ぬまでのみ続ける必要がある❔?の。
 ととても考えました。私自身は なるべく 薬は飲まないようにしています。全く飲まないということではなくて 本当に必要? と医師に念を押します。嫌味な患者です。
薬は、化学物質なので なるべく飲みたくないのが本音です。マリアさん お互いに知ることを大切に 気をつけましょうね💛
うさぎさんありがとう (ケイコ)
2018-07-19 18:52:45
 うさぎさん、お元気になられて、安心しました。
ボナロン処方されて 服用されていたのですね。それで、現在の骨密度は大丈夫なのでしょうか??
 いずれにしても副作用の書いてある HPも今や簡単に調べられる時代ですから ちょっとした注意で 自身の身を守れるようになりましたね。
 熱中症にお互い気をつけて、きららの暑気払いでお会いしましょう💛 お待ちしております。

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