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【あたりまえ経営のすすめ】第六章 論理思考法603 仕事ができる人は「具象化と抽象化」で発想の瞬発力を活かす

2024-05-20 12:01:00 | 【経営・専門業】 あたりまえ経営のすすめ<思考法編>

  【あたりまえ経営のすすめ】第六章 論理思考法603 仕事ができる人は「具象化と抽象化」で発想の瞬発力を活かす  

「筋の通った人生を送るためのリスキリング」

 この度、日本人の多くが不得意としている論理思考力体得のための書籍「ロジカル・シンキングがよくわかる本」を、新規書籍に匹敵するくらい大幅改訂をして上梓することになりました。

 ロジカル・シンキングを身に付けて、筋の通った思考をし、説得力ある表現力を身に付け、一歩上の人生を歩んでいただくことを祈念します。

 

■【あたりまえ経営のすすめ】第六章 論理思考法603 仕事ができる人は「具象化と抽象化」で発想の瞬発力を活かす 

 「ロジカル・シンキング」というと難しく感じるかもしれませんが、ビジネスパーソンの皆さんは、すでに何らかのかたちでロジカル・シンキングを使っているはずです。それを更に深めて行くには、自己流では限界があります。

 「正調派論理思考術」を身につけるには、どうしたら良いのか、私の体験からお話しています。

6-603 仕事ができる人は「具象化と抽象化」で発想の瞬発力を活かす
 経営コンサルタントという仕事を長年やってきています。この仕事をするのに論理思考は不可欠です。ところが、私は、「理屈で思考する」というよりは「情が先立つ」という環境で育ってきました。
 ビジネスパーソンになる前から、論理思考を鍛えることに努力を傾けてきました。不充分ながら、それなりの成果を上げ、経営コンサルタントという業務を半世紀も続けて来られました。
 その体験を積み上げて構築したのが「ロジカルシンキング」です。自慢話をしたいわけではありませんが、1990年代からロジカルシンキング研修の依頼が来るようになり、ロジカルシンキングをブラッシュアップしながら、クリティカル・シンキング等々、論理思考関連の書籍を出版するようになりました。海外の出版社からも翻訳本出版の依頼が来るまでになりました。

 論理思考で私が心がけたのが「一言集約」です。これは、私が経営コンサルタントを始める契機となりましたコンサルティング・ファームで、その言葉を知ったことが始まりです。
 いろいろと検討した結果を、短文に集約しますと、検討してきた結果のエッセンスが、そこに滲み出てきます。これを繰り返すことが、論理思考養成の一助にもなっていたようです。受験時代に、国語力養成の一環で「要約」ということの重要性を学んでいましたが、一言集約をするようになって、ようやく、その重要性を認識できたといえます。

 「一言集約」ということは、収束思考であり、「抽象化」でもあります。ロジカルシンキング的に言いますとピラミッド・ストラクチャーを利用した発想法です。すなわち、クリティカル・シンキング的な伝統的な思考法でいえば、「帰納法」の応用なのです。
 すなわち「一言集約」という「抽象化」の行為は、種々の事象から、共通性や法則性を見いだすことです。そして、その共通のなかに潜む「本質」をあぶり出すことです。上述のように、思考法としては、帰納法であり、思考用具(ツール)としては、ピラミッド・ストラクチャーがその代表的なものといえます。

 それに対して、抽象的なことから、具体的な内容に展開する時の思考が「発散思考」です。
 発散思考を効率的に進めるのが、ロジカルシンキングでは、「ロジックツリー」がその代表的なものです。マインドマップや思考曼荼羅など、いろいろな思考用具(ツール)がありますが、いずれも命題を起点に思考を展開してゆきます。
 ロジカルシンキングでいいますと、この思考展開の時に、具体的な方法論を追求するには「Howツリー」を用います。原因や理由を追及するには、「Whyツリー」、何をすべきかを見いだしたいときには「Whatツリー」です。
 これらの思考用具(ツール)を用いることにより、トップボックスにある抽象的な命題から、それを階層的に具体策を見いだしていくわけです。「具象化」というのは、抽象化によって得られた共通性や法則性をもとに、具体的に思考して果実を生み出すのに効果的です。果実としては、方法論であったり、解決策であったりしますが、最終的には成果に結び付けていくことです。

 この時に、ロジックツリーなどを用いますと、発想が拡散してしまうという欠点があります。ここでも、最後には収束思考を「一言集約」という「抽象化」も必要となります。
 すなわち、どちらか一方が欠けていても充分な成果に結び付けることは困難です。

 このように考えてゆきますと、「論理思考は、大変で、時間がかかる」と考えられがちです。ゴルフの上達などスポーツ全般でいえることは、トレーニングが必要なことです。論理思考もトレーニングが必要で、論理思考は、思考手段であるとともに思考訓練法でもあるのです。
 実務に「具象化・抽象化」やロジカルシンキング等を使うことはトレーニングであり、論理思考力を体得できる手段でもあります。「具象化・抽象化」することで、短時間に、内容の濃い、効果的な結論を出せるようになるのです。「具象化・抽象化」というのは、論理思考の一環ですが、論理思考を体得するための方法論でもあるのですね。
 具象化と抽象化のやりとりが早くできることが思考の瞬発力を高めることに繋がると確信しています。


■自己変革体験をベースにしたロジカル・シンキング書
 ビジネスに役立つ論理的思考法「ロジカル・シンキング」が図解でよくわかる入門書です。2006年に本書初版を出版してから3回の大きな改訂を含む改訂を繰り返してきたロングセラー・ビジネス書の紹介です。

 これまでは、本書出版の経緯と、類似他書外床が異なるかについてお話してきました。
 ここからは「論理思考の必要性が高まっている」についてお話してまいります。

■ 本書執筆の契機
 筆者は、必ずしも論理思考力を駆使して、商社マン10年、経営コンサルタント約半世紀を過ごしてきたわけではありません。むしろ、論理思考の必要性を痛感してきました。
 そのために、業務を通して必死に論理思考力を身に付ける努力をしました。努力をしたといいますよりは、努力をせざるを得なかったのです。
 その過程で、ロジカル・シンキングやクリティカル・シンキングが、論理思考を業務に活かせることを発見しただけではなく、ロジカル・シンキングそのものが論理思考力を身に付けるための強化ツールであることも発見しました。

■ 他書とどこが異なるか
 論理思考に関する書籍はコーナーがひとつできるほど、いろいろな書籍が出ています。ロジカル・シンキングは、その中でも比重が非常に高く、従って既刊書の数も他の分類よりも多くなっています。

  はじめに

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/692dfe619907f019f9a684c1add0698f

 本書は、大きく、次の5つの点で他書と異なっているといえます。

 ①論理思考を不得意としている者が執筆している

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/a2aa5c16f1b08723ddf21c8a752259fe

 ②講演・執筆実績から内容が進化し続けている

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/acb4602f301f23a95cbbe7e6ded381d0

 ③筆者自身の思考力養成体験から執筆している

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/5050541b16a5cae084f732d87fc44b5e

 ④ハウツー本+トレーニングブックという性格を持っている

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/dc36796bde9414e31b8fc27090b6fb57

 ロジカル・シンキングだけではなくコミュニケーション力も重視

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/e6d3d4bb4f9f347885f339deef1111bc

■ 本書の内容
 本書の目次は、下記のようになっています。
  第1章 ロジカル・シンキングの基本と本質
  第2章 ロジカル・シンキングの思考手法
  第3章 ロジカル・シンキングで活用する便利なツール
  第4章 ちょっと高度なツールでロジカル・シンキングに挑戦
  第5章 ロジカル・シンキングによるニーズ把握
  第6章 ロジカル・コミュニケーションで理解を得る

 本書第1章から2章までは、論理思考力を高めるために、ロジカル・シンキングに不可欠な基本的知識を応用力として活かすには、なにが基本で、どの様な思考手法を「体得」したら良いのかという観点を重視しました。
 第3章では、ロジカル・シンキングを行う場合に必要なツールについて、どのようなツールがあり、それをどのように使ったらより効果を上げられるのか、利用面からの分類と特質を詳説しています。
 第4章以降は、ロジカル・シンキングを実務にどの様に活かすか、とりわけコミュニケーションを効果的に進めるには、ロジカル・シンキングを通した論理思考をいかに活かすかという視点で改訂しました。
 本書は、単なる読み物として、あるいは参考書としてのロジカル・シンキングではなく、実務に使いながら、論理思考力を高められるように、「思考しながら体得する」をキーワードにして追補し、改訂しました。

■ 詳細情報・ご注文

 書店でご注文して下さると幸いです。

 アマゾンでも購入できますので、こちらからのご注文でも結構です。

  図解入門ビジネス 最新ロジカル・シンキングがよくわかる本 | 今井信行 |本 | 通販 | Amazon

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 5月19日 経営四字熟語1-7 槐門棘路  人の上に立つ心構え 三公九卿のような高位・高官

2024-05-20 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 5月19日 経営四字熟語1-7 槐門棘路  人の上に立つ心構え 三公九卿のような高位・高官 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

5月19日(日)

 週末と言いますと、朝寝坊をする人が多いようです。

 私は、朝寝坊など、いつもと生活リズムが崩れますと一日がなんとなくすっきりしなかったり、月曜日にかけての睡眠の質が落ちたりしてしまいます。

 専門家によりますと、最大でも1時間程度なら朝寝は睡眠負債解消に役立つそうです。

 午前中は、明日のブログの準備などをして過ごし、午後は、溜まっていた写真の整理作業として、浜松市の方広寺の映像制作をしました。

 ほぼ、映像公開前の準備ができましたので、明日以降、時間のとれるときにユーチューブで発信する予定です。

 経営コンサルタントという仕事をしてきましたが、その立場や経営という視点で四字熟語を”診る”と、今までとは異なった点で示唆を得られることが多のです。

 経営コンサルタントの視点で見た四字熟語を「老いぼれコンサルタントの日記」で認めることにし、時間を取っては執筆してまいり、それをご紹介します。

【経営四字熟語】 第1章 心の経営と経営の心
 1970年代から半世紀もの永きにわたり経営コンサルタントとして、経営者・管理職の皆さんと接してきました。その間、経営コンサルタントの目から見ても素晴らしい経営者・管理職の方がたくさんいらっしゃることを発見しました。一方、そのような素晴らしい経営者・管理職でさえも類似している課題が存在することも感じてきました。
 他方、どちらかというと元気のない企業に、換言しますと「一般的な企業」といえますか、その経営者・管理職の方々に見られる問題点も目の当たりにしてきました。
 本章では、経営者として、あるいは管理者としてのあり方を中心に四字熟語から選択して、私見をまとめてみました。あなたに適した形で感じ取る契機となることを期待しています。

■1-7 槐門棘路    人の上に立つ心構え
         ~ 三公九卿のような高位・高官 ~


「槐門棘路(かいもんきょくろ)」の「槐」は「えんじゅ」という木を指し、古名は「えにす」です。広辞苑には下記のように説明があります。
    【広辞苑】 槐
     (ヱニスの転)マメ科の落葉高木。中国原産。幹の高さ約10~15メートル。樹皮は淡黒褐色で割れ目がある。夏に黄白色の蝶形花をつけ、のち連珠状の莢(さや)を生ずる。街路樹に植え、材は建築・器具用。花の黄色色素はルチンで高血圧の薬。また乾燥して止血薬とし、果実は痔薬。黄藤。槐樹。「槐の花」の季語は夏。

 「槐門」は大臣の別称のことです。「棘」は、「刺(とげ)」と同じ意味で「いばら」を指します。これを「おどろ」とも読みます。広辞苑では、「草木の乱れ茂ること。また、その場所。髪などの乱れたさま」とあります。「棘々(おどろおどろ)しい様」などと、怖いほど乱れた様子を表現するときに用います。
「棘路」は音読みでは「きょくろ」で・・・

 <本文が長いですので、下記より全文をご覧いただけます>

  

【経営四字熟語】 バックナンバー

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

 

  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
  ■【今日は何の日】 5月20日 ■ ローマ字の日 ■ 世界計量記念日 ■ 小満  一年365日、毎日が何かの日

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

  江戸三大祭りをご存知ですか? 519

 東京を訪れる人は、近年は東京スカイツリーが目的かもしれませんが、そのスカイツリーを隅田川越しに見ることができるのが浅草です。

 浅草といいますと「三社祭」を連想する人が多いですね。

 大提灯の浅草寺が有名ですので、三社祭は浅草寺のお祭りと勘違いしている人が結構いるようです。

 お祭りは神社、浅草寺はお寺です。

 浅草神社は、浅草寺に隣接しています。おそらく昔は、一体だったのではないでしょうか。


 三社祭は、当然のことながら、江戸三大祭りのひとつ・・・

 そう思っていましたが、そうではないのですね。<浅学>

 では、江戸三大祭りとは?

「神輿深川、山車神田、だだっ広いが山王様」と江戸時代から伝わる年中行事と【Wikipedia】で紹介されています。

  神田祭 神田神社で行われる祭りで山車が有名

  山王祭 日枝神社で行われる祭り

  深川祭 富岡八幡宮で行われる祭り


【一口情報】 紫外線が教える経営 2/3 

 太陽が発する紫外線には、UVA、UVB、UVCという波長によって3分類でき、の紫外線が含まれているが、そのうちUVAとUVBはオゾン層を通って地表にまで届いてしまいます。

 これがくせ者で、特に眼にとってはUVBが悪いそうです。白内障になることがよく言われますが、そのほかにも雪山ではサングラスがつきものと言われるように「雪眼」と山男仲間でいわれる雪眼炎は急性作用があるだけに怖いです。

 ガラスは、紫外線をあまり通さないことがよく知られています。サングラスは、さらに特殊材料をコーティングするなどしてUVカットを行っています。石英ガラスは、それそのものがUVカットになりますが、プラスチックのサングラスや窓ガラスは、フッ素化合物を使ったコーティングやフィルムを使ったりします。

 昔は、偏光サングラスでUVカットをしていましたが、不便がありました。昔のデジタルカメラというのは、ファインダー部分にいまのように液晶を使っておらず、小型のブラウン管が使われていました。そのために、縦フレームで撮影しようとしますと、走査線方向と直角になると画像が全然見えなくなってしまいます。縦フレームで写真を撮るときには、一々サングラスをはずさないととれないという煩わしさがありました。

 また紫外線は、反射光にも含まれるので正面からの光だけではなく下や斜めからの反射光にも気をつけなければなりません。紫外線を使った利用機器を使うときや雪山などでは、ゴーグル状の眼鏡をかけるのはこのためです。

 以前、当ブログでも書きましたが、サングラスの色の濃さも誤解をしている人が結構います。色が濃いサングラスをかけると瞳孔が開いてしまい、かえって紫外線を取り込む量が増えてしまうからです。ちなみに色はグリーン系よりは黄色系の方が目には良いそうです。

 何ごとにも欠点があるということを経営上でも知っておくべきです。濃すぎるサングラスは、過保護の欠陥があります。厳しく鍛えることにより人は育つとも言われます。

 とはいえ、「過ぎたるは及ばざるがごとし」という格言を忘れてはいけませんね。

(ドアノブ)

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 

 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

>> もっと見る

■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db
 

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