■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】7-2 潜在的な問題点を発見する能力
経営コンサルタントに依頼してみたいけど、「いくらくらいかかるのか?」「本当に効果があるのだろうか?」など、ご心配な経営者・管理職の皆様は多いかと思います。
何万人という中から、自社に最適な経営コンサルタントを見つけ出すことは至難の業です。経営コンサルタントを選定せざるを得ないときにどのようなポイントに重点をおいたらよいのでしょうか?独断と偏見でまとめてみました。
経営者・管理職向けですが、裏を返しますと、経営コンサルタントや士業の先生にも参考となると信じます。
■7-2 潜在的な問題点を発見する能力
「信頼できる経営コンサルタント」については、経営コンサルタント志望者向けのサイトにも既述してあります。そちらも合わせてご覧ください。
経営コンサルタントへの道
http://www.glomaconj.com/consultant/3keikonhenomichi/keikon.htm
当シリーズで記述の通り、プロの経営コンサルタントは、潜在的な問題点を発見する力を持っています。大半の依頼主である経営者は、経営コンサルタントに問題解決力を求めます。
経営コンサルタントが、リーダーシップを発揮して、いろいろと変革をしてくれることを期待するだけでは、企業は良くなりません。
企業をよくするのは、経営コンサルタントではなく依頼主側、すなわちコンサルティングを受ける企業が行うことなのです。経営コンサルタントが、何かをやってくれるわけではありません。
この点をはき違えている企業は、「今度のコンサルタントはだめだ」と判断したり、「一人のコンサルタントによるマンネリ化を防ぐ」と言ってコンサルタントを次々と変えたりしています。
経営コンサルタントは、経営者が望む方向に、企業が変革できるような支援をしてくれます。支援というのは、問題点を見出したり、方向性を示したり、その方法を示したり、実施するときにアドバイスをしたりしてくれます。
企業は、体質改善をすることなしに、世間が騒ぐ、ま新しい「革新的な経営手法」を取り入れても、未消化で終わってしま舞うことが多いです。結局高額なコンサルティング・フィーを支払った割には自社の血となり肉となっていないのです。
顕在的な問題の陰に潜んでいる潜在的な問題を発見し、正しい重点化を図れる経営コンサルタントこそがプロなのです。
■ バックナンバー
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