大変お世話になっている方からのメッセージ
尖閣諸島をめぐり、日本と中国の間で相変わらず同じことが繰り返されている。7月に中国の深圳から約16時間汽車の旅で、河南省を訪れたときに書き留めておいた拙文(一部)を以下にまとめました。
私のバス席のすぐ後ろに座っている小学生の女の子2人とおやつを交換したことから、話しが始まり、龍門石窟と少林寺を見学している時も含め、話しが盛り上がった(?)。小学5年生と3年生のいとこで、河南省の平頂山という街に住んでいると、教えてくれた。先週から夏休みが始まっていて、休み中に鄭州と平頂山を適当に行き来するそうだ。2人と話していて、言葉の違いを除けば、日本の小学生とまったく同じで、はにかむところも一寸違わない。このような経験を何度も積み重ねていくと
、「日本人はどう」「中国人はどう」と紋切り化してしまうことに強い抵抗を感じてしまう。しかし、それぞれ高校、大学と進んで行くうちに、歴史観、国家感という枠組みが彼らの頭に植え付けられ、そしてそれぞれのマスコミが適当に煽るので、なかには中国をよく思わない日本の人たちとか、反日に傾く中国の人たちとかがつくられていくのだろう。その意味で、反日、反中はある程度教育の成せる業と言えなくもない。国家が存在するのは、前提として受け入れよう。しかし、それを超えたEUのような新しい枠組み―たとえば、EAU東アジア共同体―が誕生しない限り、日中関係、日韓関係、中韓関係はいつまで経っても改善されることはないだろう。そのような思いを、今日(7/4/2012)、鄭州から洛陽への観光バスで知り合った二人の小学生との交流を通じて強く感じた。
私も全く同感である!