小峰一雄プライベートブログ

日常の出来事や情報などを紹介。
ヘルシーで美味しいお店を紹介。

不幸な患者さん!

2011年04月05日 22時42分00秒 | ドライマウス

不幸な患者さん!

先日、歯周病の患者さんが見えました。

口腔内を拝見しましたら、ドライマウスです!

唾液が出ておりません。本人は気付いておりません。

当医院では予め服用薬や血液検査表を持参していただくようお話してありますので、薬をたくさん持ってきました。

それこそお腹いっぱいになるほどたくさん服用しております。

初診カウンセリングでお聞きすると最初は高血圧で降圧剤の服用から飲み始めたそうです。

しかし、便秘や蕁麻疹などいろいろ症状が出てきて、その都度薬が増えたそうです。

実はほとんど副作用のようです!

当医院で副作用を調査すると該当するものばかりです。

しかもほとんど「口渇」と明記されておりました。

これでは「ドライマウス」は仕方ないです。

遡って最初の降圧剤を副作用の少ないものに変えれば全て解決するのに!なぜ変えないのでしょうか?

そうすれば、薬剤は降圧剤だけですんだと思うのです!

これでは医療費はかさむし、やがて人工透析に至ってしまうのではと心配です。

本当になんとかしてあげたいです!

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患者さんがかわいそう!

2010年12月17日 00時03分32秒 | ドライマウス

患者さんがかわいそう!

先日見えた患者ですが、久しぶりの来院です。

しかし、以前とはなにか?変です!

表情がありません!主訴は「何も咬めない」です。

お口を拝見させていただくと「ドライマウス」です。

処方されている薬を見てすぐわかりました。抗精神薬を服用しておりました。

最初は内科医に「夜眠れないことがありますか?」聞かれたので「ハイ」と答えたそうです。

その時はそういうこともあったので、「ハイ」と答えたのですが、飲み続けると薬を止めると本当に眠れなくなってしまったそうです!

その後、だんだんおかしくなり、薬の量が増えたそうです。

最近は安定剤を多量に服用するようになったとのことです。

恐ろしい話です!

先日、3日間続けて電車の人身事故がありました。しかも3回とも投身自殺のようでした。

今年6月の毎日新聞で医師が向神経剤の副作用の知識があるが、過剰投与に関しての危険性については大学でも教えてなく、注意を喚起しているとありました。それは緊急搬送されてくる自殺者の60パーセントが向神経剤過剰服用だそうです!

また、ごく最近もNHKテレビでも同様の番組をやっておりました。

向精神薬の怖さを知って欲しいものです。

我々歯科医師もこれらによる歯科疾患が増えていることをも訴えるべきと思います。

これらの事情をよく知っているのは歯科医師です!

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アトピー薬でガン!

2010年03月24日 11時10分42秒 | ドライマウス

アトピー薬でガン!

 昨日の共同通信社のニュースによりますと「アトピー薬使用後にガン 米で子供46人」という見出しが出ておりました。

 これらのアトピー性皮膚炎治療薬は日本でも使用されております。多くは白血病や皮膚ガンだそうです!

 また、免疫力抑制作用がうたわれているそうですが、無視されているようです。

 私のところでもアトピーの患者さんがたくさん見えておりますが、中には私の言うことを全く聞き入れてくれない患者さんも多いです。確かに私は歯科医ですので、皮膚科医を信じるのも仕方ないことでもあります。しかし、私も薬剤の使用注意事項は確認しております!実際に守られていないケースも多々あるのです。以前に皮膚科医と議論したことがありますが、彼ら独自の理論があり理解してくれませんでした。脱ステロイド療法を指示してくれる皮膚科医が現れることを期待したいです。そうしたら我々も協力したいと思います。

 こららのアトピー治療薬を使用していると実は「むし歯」の多発者や重症歯周病者が多いのです。今までも脱ステロイドを指導し、食事指導でアトピーを克服した方が何人か、おります!もちろん、並大抵の努力ではないことは十分理解しております。

 しかし、赤い顔で白い粉がふいていた顔から普通の色白の顔になった時の喜びの顔は忘れられません!

 最後にニュースには書かれておりませんが、アトピー患者の多くが甘党もしくは砂糖摂取量が多いのも特徴です!

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ある患者さんの例

2010年03月19日 13時07分40秒 | ドライマウス

ある患者さんの例

 先日、紹介での患者さんが見えました。

 他医院でインプラントを入れたが調子が悪いとのことでした。

 まず、私が口腔内を拝見して最初に気づいたのがドライマウスでした。(何となく乾いて水水しくないのです。

 そこで、聞いてみると睡眠薬を常用してとのこと!しかもかなり長いこと常用しているようでした。

 今回、生活と食生活調査をしましたら、眠れなくなるような間違ったことをやっていることが判明しました。

 それは風呂上がりに冷たい水をコップ一杯飲んでおり、お通じを良くする為と言っておりました。また、昼休みにお昼寝が身体に良いと1時間も寝ているとのこと!

 これでは眠れる筈がありません!

 冷たいお水は交感神経を緊張させ、目が冴えてしまいます。そして昼間の昼寝は身体に良いからと言っておりました。(眠れないのでしたら、昼寝はしない方が良いと思います)

 これらによってドライマウスが進行し、インプラント周囲炎や歯周病が発生してきたようです!

 この患者さんには睡眠薬の代わりに「サプリメント」を投与し、お風呂での呼吸法を指導して副交感神経を優位してからお休みになるように指導しました。また、お昼寝もしないように指示しました。

 現在、睡眠薬を飲まなくても眠れるようになったようです!

 歯周病も少しづつ改善しているようです。

 

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ドライマウスの原因

2010年03月19日 12時56分25秒 | ドライマウス

ドライマウスの原因

 最近、唾液の分泌量の測定を大勢の患者さんにお願いしています。

 その結果、殆どの歯科疾患の方はドライマススであることがわかりました。

原因

 ①薬剤の副作用
   ステロイド剤・向神経剤(睡眠薬をも含む)・降圧剤等

 ②ストレス等による交感神経の過緊張

 ③脱水状態

 ④唾液腺の異常

 ⑤その他

 そして歯周病患者のほとんどがこれらに該当しております。しかもひじょうに軽度で本人も自覚していない状態の方々がほとんどです。

 そんな状態で歯周病や「むし歯」が進行していくようです!

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ドライマウスの研究

2010年03月17日 12時38分42秒 | ドライマウス

ドライマススの研究

 現在、大手製薬会社からの依頼でドライマススの研究をしております。

 以前から、ムーカス(唾液分泌量測定器)を用いデータを取り学会等で発表してきましたが、今回は健常者から重症者まで幅広く測定しました。

 今回はムーカス以外にも別な手段での測定も平行して実施しました。

 その結果、予想以上の結果が出てきたのです。

 逆に現代人はほとんどドライマススと言っても過言ではない程多いのに驚きました。

 従いまして、同時にカテゴリーを追加した「口臭治療」でも述べたいと思いますが、口臭の患者さんが増える理由はここにもあったのではと思います!

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