患者さんがかわいそう!
先日見えた患者ですが、久しぶりの来院です。
しかし、以前とはなにか?変です!
表情がありません!主訴は「何も咬めない」です。
お口を拝見させていただくと「ドライマウス」です。
処方されている薬を見てすぐわかりました。抗精神薬を服用しておりました。
最初は内科医に「夜眠れないことがありますか?」聞かれたので「ハイ」と答えたそうです。
その時はそういうこともあったので、「ハイ」と答えたのですが、飲み続けると薬を止めると本当に眠れなくなってしまったそうです!
その後、だんだんおかしくなり、薬の量が増えたそうです。
最近は安定剤を多量に服用するようになったとのことです。
恐ろしい話です!
先日、3日間続けて電車の人身事故がありました。しかも3回とも投身自殺のようでした。
今年6月の毎日新聞で医師が向神経剤の副作用の知識があるが、過剰投与に関しての危険性については大学でも教えてなく、注意を喚起しているとありました。それは緊急搬送されてくる自殺者の60パーセントが向神経剤過剰服用だそうです!
また、ごく最近もNHKテレビでも同様の番組をやっておりました。
向精神薬の怖さを知って欲しいものです。
我々歯科医師もこれらによる歯科疾患が増えていることをも訴えるべきと思います。
これらの事情をよく知っているのは歯科医師です!
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