ぷちリポ.6月の書
ぼくが広告会社時代の友人は、現在さまざまな顔を持つ人物として、活躍しています。
会員制の飲み屋「三洞」の店主。バンドのギタリスト。それから生命保険営業マンのセールス講師。それから書家。とても優秀な学校を卒業し、広告業界等でガンバってきたり、その後のビジネスマンとしての経験や、自身の趣味を活かして幅広く活動しているのです。
そんな彼に、先日6月中に店を訪問した際、写真の書をもらいました。
月毎にしたためている書をどれか1つあげると言いながら、見せられたこれに、ぼくはあっという間に惹かれた。理由は、以前にぼくは書ではないけれど、似たような散文を書いたことがあり、その記憶が蘇ったからです。
ぼくが書いた散文は、大学に入学したての折に書いた「降雪」という作品でした。紹介すると確か内容は、雨の夜に雨を眺めていて、幼いころ北国で雪が降るのを眺めたいたことを思い起こす。そんな内容でした。
夜降る雪は、街灯の照明で映し出される。夜に降る雪が見えるのは、照明の範囲だけだ。しかし、見える範囲が狭いため、逆に降る雪の範囲の広さと、雪足の強さを感じさせる。ぼくはその雪を飽きずに眺めながら、何を想っていたのだろうか?…。確かそんな内容で、この書と雨と雪との違いはあれど、とても良くよく似ている内容だったはず。
彼は降る雨を、ぼくは降る雪を、飽きずに眺めながら、一体何を想っていたのだろうか? お互いに。
<今回の似たような>
似たような記憶や想いって、あるものですよね。