森かずとしのワイワイ談話室

平和・人権・地球・子育て・教育・くらし・そしてまちを語る

いじめのトラウマ

2006-12-27 06:09:35 | 森かずとしの子育て・教育相談室
 きのう、あるお店で、自分が小学校、中学校でいじめにあっていたという方の体験を聴く機会がありました。その時の心の傷は今も癒えないこと、いじめに回っていた側の人は、その認識もなく、気軽に声をかけてくるが、今も話を返す気持ちになれない、だから同窓会には絶対にいかない。議員としていじめをなくすようがんばって欲しいというものでした。「踏まれた者の痛みは、踏んだ者には分からない」と言います。私も子どもの頃に友だちを傷つけたことがありました。そのことを思い出し、痛みを感じながら話を聞きました。
 教員としての学級での実践では、子どもたちの力関係、言い分、すれ違い、その上で尚かつ、つながりを求めて随分汗をかいた、子どもたちに鍛えられたという体験があります。人権の教育とは言うが易く、行うが難しです。今の学校には一層、「深思熟行」する時間的環境がなくなる中、教師も選りすぐりの人が採用される分、却ってひとり一人に対する「人権マインド」が問われる結果になっているかも知れません。

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3 コメント

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過去の話し。 (絵美)
2006-12-28 00:07:58
私も、小学生の時と、中学生の時に、いじめられました。小学生の頃は、すぐにいじめはなくなりましたが、中学生の時は、最悪でした…。いじめに合ったのは、中学1年の時からで、同級生の男子から、まるでバイ菌扱いでした。靴をかくされたり、足をひっかけられたり…。中学2年になっても、いじめはなくならず、友達関係も上手くいかなくなりました。中学3年になっても、まだいじめはあって、私自身、疲れはててしまい、保健室登校、会議室登校、最終的には、登校拒否でした。でも中学3年の3学期には、なんとかクラスに戻る事が出来、その頃にはい
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続き。 (絵美)
2006-12-28 00:19:29
じめはなくなり、無事に中学校を卒業する事が出来ました。けど、成人式には行けませんでした。どうしても、同級生に逢う事が出来ませんでした…。今、クラス会などがあっても、絶対行きたくないのです。中学時代、辛い思いをしたから…。たまに、同級生とすれ違う事があっても、お互い知らん顔で、すれ違う感じです…。何人かは、学生時代の頃の友達はいますが、当時仲良くしていた頃の友達は、今は友達ではありません…。なんだかそれも、淋しいです。どうか、今の時代からいじめがなくなります様に…。
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人間の弱さと強さ (森 かずとし)
2006-12-28 02:15:59
 貴方を知っている私は、貴方のもつ純粋な心が本当の人間の強さを表していることを理解します。人間が不安になったり、苦しい立場に置かれたときに、その苦しさを誰かに向けて、重荷を降ろそうとするのではないですか。それは人間が弱い生き物であることの一面でしょう。気づいていないような顔をしていても、後ろめたく、本当には目を合わせられないでしょう。人間が成長するということは、テストの点が何点取れると言うことではなく、堂々として、人に痛みを押しつけなくても自分で引き受けることのできる人になるということだと思います。そんな大人がいることが、子どもの世界のいじめを無くしていくことにつながるように思います。誇りを持って生きて下さい。
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