今回の東京出張で、今年の東京行は終了!
大分でのイベントや、明治記念館での授与式、坂井ムッシュへご挨拶、、、など、いろんなっことがあった今年の秋でしたが、
私たちがどうしてもお会いしたい方、今までの感謝の気持ちを伝えたい方がいて、
今回のスケジュール的にも、お会いできないなとあきらめていたら、
今、品川から横浜までって、なんと19分で着くんですね!!
昔の記憶しかなかったんで、すごい遠いイメージの念願の横浜に行くことができました!!
先日、当店にも来ていただいた横浜の大御所、「ストラスブール」小山シェフのお店で
なんと、私たちが福岡ロシェル時代にお世話になった菅原シェフにお会いすることができました!
うちのシェフが独立前に、最後に一番お世話になった、一番厳しく指導していただいた、感謝の恩人でもある菅原シェフ。
今でもお会いすると、背筋がピンと伸び、シェフも私もシャキッとなるような存在のお方ですが、
本当に尊敬するシェフです。
そして、念願のストラスブールでお食事できるなんて、とっても大切な時間でした。
小山シェフの、ひとつひとつ丁寧で、
冷たいものは冷たく、温かいものは「熱い!」くらい温かく、
小山シェフの料理に対しての心意気があらわれる、心のこもった「料理」をいただきながら、
菅原シェフとお話して、
私たちがやっていきたい料理、その大切さを再認識できました。
そこに「流行り」とか「面白い」とかいらないな、と改めて思いました。
いろんなところで食事して、でもやはり「記憶に残っている料理」というのは
ロシェル時代の菅原シェフの料理をはじめ、数件だけ。
「心を打つ料理」
ってすごいなとあらためて感じました。
誰かが「すべては偶然ではなく必然である」と言ったように、
「食育」の仕事の依頼や、私たちには身が重すぎるようなフランスアカデミー協会の入会など、
意味があるのかもしれないと思いました。
主人も私も、ありがたいことに、いろんな経験を若い時代にさせていただいています。
主人は京都国際ホテルにもいましたし、横浜のパンパシフィックホテルにもいたことがあったり、
約25年前のホテルの仕事も知ってて、
ラ・ロシェルでは、料理の鉄人に坂井ムッシュが出演されている時代の、
昼夜満席80名みたいな時代のレストランも知っています。
しかも従業員のまかないだけで50名分みたいな、すごい時代。
私もありがたいことに、福岡オークラのオープニングスタッフで、建物がまだ何もできていない時の入社だったので
虎ノ門のオークラで1年働かせていただいたこともあり、
東京の大きなホテルを経験できたことは、本当に「財産」です。
この「経験」、そしてそこで教えていただいた「技術」は本当に「財産」です。
なので、それを生かした料理作りを、デザートづくりをしていきたいと、あらためて強く思いました。
わずか数時間しかいれなかった横浜でしたが、
本当に嬉しい時間でした!
昨日のイベント明けで、体はクタクタのはずなのに、
小山シェフとマダム、菅原シェフに「元気」と「やる気」をもらって
「元気いっぱい」で福岡に帰りました!